2020年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年7月にOpenText日本法人グループの代表取締役社長に就任して以来、お客様との対話を通じて国内のデジタルトランスフォーメーション(DX)の急速な高まりを日々実感してきました。平成が終わり新時代を迎え、働き方改革や生産性向上と呼応するように、国内では企業によるDX促進の流れがより一層強まったと感じています。一方、2018年9月に経済産業省が発表した報告書では、DXへの課題も指摘されました。国内では約8割の企業において、老朽化およびブラックボックス化したレガシーシステムが足かせとなり、DXの推進が阻まれています。この「2025年の崖」を回避するためにも、既存システムを刷新し、データを利活用することが不可欠となっています。
オープンテキストでは、「お客様のデータ・情報の最大活用」、「デジタルサプライチェーンの加速」、「クラウドシフト」を三本柱として、ビジネスを展開しています。データ・情報の最大活用については、企業の80%を占めている非構造化データをいかに活用するかが非常に重要になっており、ERPなどの業務データと非構造化データを合わせて活用することで意思決定および業務スピードを大幅に加速することができます。デジタルサプライチェーンの領域では、国内外を問わずデジタルサプライチェーンの見える化を促進するとともに、国内の規格や次世代標準への対応の強化に取り組んでいます。また、クラウドシフトの一環として、昨年11月には東京と大阪にある国内データセンターを拡充して、エンタープライズソリューションの国内におけるクラウド対応を開始し、厳しい管理が求められる企業の情報管理・活用ニーズに応える幅広い選択肢をお客様に提供できるようになりました。
2020年はお客様のDX推進のため、固有の課題や目標に向き合いながら、カスタマーエクスペリエンスの向上に努めると同時に、個々のニーズに合わせて最適なソリューションをご提供できるようパートナーエコシステムの推進にも力を入れ、体制強化に取り組みたいと考えています。
来る1月24日に開催予定の「OpenText Cloud Summit」においても、クラウド環境への対応や働き方・ビジネスの変革を巻き起こすDX実現に向けて、いかに適切にエンタープライズ情報管理を実践していくべきかについて、最新のソリューションや業界動向、活用事例を通してご紹介いたします。
本年も、オープンテキストをどうぞよろしくお願い申し上げます。
オープンテキスト株式会社
代表取締役社長 反町浩一郎
■オープンテキストについて
オープンテキストは、ビジネスの洞察力を高めるエンタープライズ情報管理(EIM)ソリューションのリーディングカンパニーです(グローバル本社:加オンタリオ州ウォータールー)。コンテンツ管理をはじめ、プロセス自動化/ケース管理、クラウドEDI/FAXサービス、ビッグデータ分析/可視化、Webコンテンツ最適化/デジタル資産管理、エンドポイントセキュリティ/内部フォレンジックなど、お客様へ最適なソリューションを提供しています。
オープンテキスト株式会社ウェブサイトhttps://www.opentext.jp