「若手アーティストが住みながら制作活動を行う」というコンセプトをもとに、京都に新しいアートホテル「河岸ホテル(KAGANHOTEL)」が11月にオープンする。運営は株式会社めい。11月1日から、宿泊受付をスタートしている。
京都中央卸売市場付近にある元社員寮兼倉庫をリノベーションした「河岸ホテル」(運営:株式会社めい)は、アーティストのスタジオとギャラリー、飲食店、簡易型ドミトリー、ホテルが併設する滞在型複合施設。1階・地下1階はギャラリーや24時間使用可能なスタジオ、2階は簡易型ドミトリー兼宿泊型のギャラリー、3・4階は若手アーティストが居住する個室、最上階の5階は体験型のアートホテルとなっている。
4階と5階のホテルでは、一般の人々がアーティストのアトリエ付き住居を体験できる。最上階に位置する5つの客室は、入居アーティストの作品を宿泊期間中レンタルし、泊まりながら部屋で鑑賞できるアートホテル。コレクターやパトロンと、若手アーティストを繋げる場所として機能する。2階の簡易型ドミトリーは、メンバーに限りワンフロアの貸切も可能。「泊まれるギャラリー」として、ギャラリーに訪れる鑑賞客が、そのまま宿泊もしていけるフロアとなっている。
第1期の入居者は、三保谷将史、新宅加奈子、國廣沙織、キース・スペンサー、佐藤元紀、木村華子。現在、第2期のアーティストの募集もはじまっている。宿泊予約は、http://kaganhotel.com より可能。