ユーブロックス、LTE-M VoLTEによる通話を欧州のネットワーク・インフラで実現
追加のセルラー技術不要、LPWANを介した音声サービスを提供
2019年9月26日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表仲哲周）は、通信事業大手のSwisscom社と連携し、LTE-MセルラーLPWAN（省電力広域）ライブ・ネットワークを使用したVoLTE（Voice over LTE）による音声通話に成功したことを発表しました。これにより欧州初のVoLTE通話が実現しました。
VoLTE通話は、u-blox LTE-M評価キットを使用し、Swisscom社のLTE-Mネットワーク上で行われました。これに先立ち、Swisscom社の研究所とライブ・ネットワークで行われた予備テストでは、さまざまな音声関連のアラームと緊急通報機能のすべてが検証されました。テスト構成には、携帯電話から固定電話への通話、固定電話から携帯電話への通話、携帯電話間の通話、複数のLTE-M基地局間のハンドオーバー（切り替え）が含まれていました。
VoLTEは、パケット交換方式の4Gネットワークで音声通話を可能にする技術です。LTE-Mを介して直接、音声通話が行えるため、産業界にとっては大きな技術的進歩となっています。このLPWANネットワークは、IoTデバイスのバッテリを長寿命化し、建物内のカバレッジを改善するように設計されています。また、回線交換方式の2Gまたは3G音声接続に依存しないため、必要なインフラを大幅に削減できます。この結果、インフラを構成するハードウェアや実装作業など、OEMに降りかかるコストを大幅に削減することができます。さらに、レガシー2Gサービス事業者の多くが計画しているサービス終了に際しても、OEMが将来への備えを万全にできることを保証します。
ビルディング・オートメーション、コネクテッド・ヘルスケア、自動車なども、LTE-Mを活用したVoLTEのメリットを引き出すことができる分野です。主なユースケースには、携帯型パーソナル緊急対応モニター（高齢者向け）、コネクテッド・エレベーター、自動車事故通報システム、防火設備、住宅セキュリティ、その他多数のIoT関連アプリケーションがあります。これらのユースケースでは消費電力とリソースの制約を考慮しなければなりませんが、ある程度の音声通話ができることには価値があります。
「これは、ユーブロックスの技術がLPWANの分野での牽引力をさらに強化するものであり、弊社が頼れるテクノロジー・サプライヤーとして世界有数のネットワーク事業者によって認められていることの証しでもあります」と、ユーブロックスのプロダクト・センター（セルラー）プロダクト・ストラテジー部門シニア・プリンシパルのDiego Grassiは述べています。「VoLTEにより、音声処理のための2Gまたは3G接続が不要になり、すべてをLTE-Mネットワークだけで処理できるため、システム全体のコストと複雑さを抑えることができます。」
「これは重要な前進です。当社のお客様は、LPWANネットワークの重要な機能として、LTE-Mの音声通話を待ち望んでいました。遠隔地の緊急通話など、低帯域幅、低消費電力、音声サポートを必要とするアプリケーションは多数あります」と、Swisscom社IoT責任者のJulian Dömer氏は語っています。「音声を必要とする多くのIoTユースケースの複雑さを軽減し、さまざまな新しい可能性を開くことにもなります。」
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社（SIX:UBXN）は、民生、産業および自動車市場向けにワイヤレスと測位用半導体を提供するグローバルリーダーです。ユーブロックスのソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらにセルラーおよび近距離ネットワークでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様がIoTの革新的なソリューションを迅速かつ廉価に開発するためのお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地、特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.com/ja/をご覧ください。
最新情報は、Facebook、LinkedIn、Twitter @ublox、YouTubeでもご覧いただけます。
＜お問い合わせ先＞
ユーブロックスジャパン株式会社
〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
カントリー・マネージャー
仲 哲周
電話：03-5775-3850
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com
追加のセルラー技術不要、LPWANを介した音声サービスを提供
2019年9月26日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表仲哲周）は、通信事業大手のSwisscom社と連携し、LTE-MセルラーLPWAN（省電力広域）ライブ・ネットワークを使用したVoLTE（Voice over LTE）による音声通話に成功したことを発表しました。これにより欧州初のVoLTE通話が実現しました。
VoLTE通話は、u-blox LTE-M評価キットを使用し、Swisscom社のLTE-Mネットワーク上で行われました。これに先立ち、Swisscom社の研究所とライブ・ネットワークで行われた予備テストでは、さまざまな音声関連のアラームと緊急通報機能のすべてが検証されました。テスト構成には、携帯電話から固定電話への通話、固定電話から携帯電話への通話、携帯電話間の通話、複数のLTE-M基地局間のハンドオーバー（切り替え）が含まれていました。
VoLTEは、パケット交換方式の4Gネットワークで音声通話を可能にする技術です。LTE-Mを介して直接、音声通話が行えるため、産業界にとっては大きな技術的進歩となっています。このLPWANネットワークは、IoTデバイスのバッテリを長寿命化し、建物内のカバレッジを改善するように設計されています。また、回線交換方式の2Gまたは3G音声接続に依存しないため、必要なインフラを大幅に削減できます。この結果、インフラを構成するハードウェアや実装作業など、OEMに降りかかるコストを大幅に削減することができます。さらに、レガシー2Gサービス事業者の多くが計画しているサービス終了に際しても、OEMが将来への備えを万全にできることを保証します。
ビルディング・オートメーション、コネクテッド・ヘルスケア、自動車なども、LTE-Mを活用したVoLTEのメリットを引き出すことができる分野です。主なユースケースには、携帯型パーソナル緊急対応モニター（高齢者向け）、コネクテッド・エレベーター、自動車事故通報システム、防火設備、住宅セキュリティ、その他多数のIoT関連アプリケーションがあります。これらのユースケースでは消費電力とリソースの制約を考慮しなければなりませんが、ある程度の音声通話ができることには価値があります。
「これは、ユーブロックスの技術がLPWANの分野での牽引力をさらに強化するものであり、弊社が頼れるテクノロジー・サプライヤーとして世界有数のネットワーク事業者によって認められていることの証しでもあります」と、ユーブロックスのプロダクト・センター（セルラー）プロダクト・ストラテジー部門シニア・プリンシパルのDiego Grassiは述べています。「VoLTEにより、音声処理のための2Gまたは3G接続が不要になり、すべてをLTE-Mネットワークだけで処理できるため、システム全体のコストと複雑さを抑えることができます。」
「これは重要な前進です。当社のお客様は、LPWANネットワークの重要な機能として、LTE-Mの音声通話を待ち望んでいました。遠隔地の緊急通話など、低帯域幅、低消費電力、音声サポートを必要とするアプリケーションは多数あります」と、Swisscom社IoT責任者のJulian Dömer氏は語っています。「音声を必要とする多くのIoTユースケースの複雑さを軽減し、さまざまな新しい可能性を開くことにもなります。」
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社（SIX:UBXN）は、民生、産業および自動車市場向けにワイヤレスと測位用半導体を提供するグローバルリーダーです。ユーブロックスのソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらにセルラーおよび近距離ネットワークでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様がIoTの革新的なソリューションを迅速かつ廉価に開発するためのお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地、特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.com/ja/をご覧ください。
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＜お問い合わせ先＞
ユーブロックスジャパン株式会社
〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
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仲 哲周
電話：03-5775-3850
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com
