このたび、青春出版社(東京都新宿区)は、『老年精神科医が教える 「脳が老化」する前に知っておきたいこと』(著・和田秀樹)を6月4日に刊行いたしました。
◆相次ぐ高齢者ドライバーの事故原因は「認知症」ではない!
連日ニュースで取り上げられる、高齢者ドライバーによる交通事故。その多くは「ブレーキとアクセルの踏み間違え」が原因といわれていますが、それは認知機能というより運転技術の問題ではないでしょうか。実際、2018年に交通事故を起こした75歳以上のドライバーの50.7%が「認知機能低下の恐れなし」、さらに44.4%が「専門医の診断までは必要ない」という結果でした。つまり、事故を起こした約95%は、「認知症ではない人」だったのです。(2019年3月警察庁発表)
このような交通事故の誤ったイメージから、恐れられがちな「認知症」ですが、実は85歳以上で4割、95歳以上では8割の人がかかるといわれています。その「認知症」の予防となるのが、まず「心の老化」を防ぐこと。感情や意欲のコントロールが衰えると、頭や体を使わなくなり、“ボケ”につながってしまうからです。
本書では、高齢者専門の精神科医として30年以上多くの患者と向き合ってきた著者が、本人や家族が「認知症」の発症を遅らせるためにはどうすればよいのか、予防に重要な生活習慣やモノの見方を解説します。
◆相次ぐ高齢者ドライバーの事故原因は「認知症」ではない!
連日ニュースで取り上げられる、高齢者ドライバーによる交通事故。その多くは「ブレーキとアクセルの踏み間違え」が原因といわれていますが、それは認知機能というより運転技術の問題ではないでしょうか。実際、2018年に交通事故を起こした75歳以上のドライバーの50.7%が「認知機能低下の恐れなし」、さらに44.4%が「専門医の診断までは必要ない」という結果でした。つまり、事故を起こした約95%は、「認知症ではない人」だったのです。(2019年3月警察庁発表)
このような交通事故の誤ったイメージから、恐れられがちな「認知症」ですが、実は85歳以上で4割、95歳以上では8割の人がかかるといわれています。その「認知症」の予防となるのが、まず「心の老化」を防ぐこと。感情や意欲のコントロールが衰えると、頭や体を使わなくなり、“ボケ”につながってしまうからです。
本書では、高齢者専門の精神科医として30年以上多くの患者と向き合ってきた著者が、本人や家族が「認知症」の発症を遅らせるためにはどうすればよいのか、予防に重要な生活習慣やモノの見方を解説します。
【著者プロフィール】
和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業後、東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェロー等を経て、現在、国際医療福祉大学心理学科教授、川崎幸病院精神科顧問、和田秀樹こころと体のクリニック院長。老年精神科医として、30年以上にわたり、高齢者医療の現場に携わっている。
仕様:新書判/定価:940円+税
和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業後、東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェロー等を経て、現在、国際医療福祉大学心理学科教授、川崎幸病院精神科顧問、和田秀樹こころと体のクリニック院長。老年精神科医として、30年以上にわたり、高齢者医療の現場に携わっている。
仕様:新書判/定価:940円+税