飲食店・サービス業の現場に特化したコンサルティングを展開する株式会社アップ・トレンド・クリエイツ(東京都港区、代表:白岩 大樹)は、この度、アルバイト従業員による不適切動画(バイトテロ)の危険度について、自店で診断するためのチェックシートを無料で公開します(2019年6月14日~)
【チェックシートの使い方】
「バイトテロ」については、騒動が発生した店舗・企業に限った話ではありません。また近い未来に「Twitter」や「Instagram」といったアプリが流行すれば、このような騒動が起きる可能性は高いです。
かかわった全ての当事者が損をし、不幸になってしまう事態が起きれば、全員が辛い未来を迎えることになってしまいます。そこで今回、当社ではバイトテロを生むような可能性があるか?ないか?あるいは、その可能性はどのくらいなのか?について、自己診断用の「チェックシート」を制作しました。
大きく3つ「(1)現状の危険レベル」「(2)教育施策の実施レベル」「(3)コミュニケーションレベル」で合計で25のチェック項目を設けています。また「1はYESの数」を「2と3はNOの数」を合計し、4倍にすると自店でバイトテロが起こる危険度(最大100P)が分かります。
■診断によるバイトテロ危険度一覧
-------------------------------------
80P ~100P…いつ起きてもおかしくないレベル
65P ~ 79P…非常に警戒すべきレベル
50P ~ 64P…要注意レベル
30P ~ 49P…まずは安心レベル
0P ~ 29P…十分に安心レベル
-------------------------------------
【診断結果から行うべき「バイトテロへの対策法」】
■「(1)現状の危険レベル(テロ発生の予兆)」項目について
昨今は、アルバイト同士の「横のコミュニケーション」が活発になっています。たとえば店長・社員を抜いたスタッフだけのSNSグループがあれば、そのグループでは、店長や会社(オーナー)に懐疑的・批判的なやり取りが行き交っている可能性も否めません。
また、そういったやり取りが、次第にサークル的なノリを加速させていっている危険性も充分にあります。もしアルバイト同士で遊びに行く機会があったり、その際にシフトへの配慮がないまま、全員で遊びに行てしまう…といったことがあれば、この危険性を疑うべきです。またそのような店舗は、店長・社員の不在時のアルバイトの態度に対するお客様クレームが多い傾向がみられます。
■「(2)教育施策の実施レベル」項目について
「ミーティング」は、全アルバイトを対象に集まってもらい、彼ら彼女らに経営状況や、経営サイドとしての考え方について「面で伝える」ための施策です。ミーティングの定期開催によって期待できる効果は、個々の情報量(知っていること)のバラつきが最小限に抑えられる点です。勤務時間の少ないアルバイトほど、知らない情報が増えてしまい、その無知がミスを生む「穴」を生んでしまいます。その「穴」を防ぐためにはミーティングが効果的です。
「面談」は、こちらはアルバイトと1対1で対面する「点で聞く」ための施策です。面談では、現在の勤務内容について聞くことはもちろん、スタッフの将来(進路)について聞くと良いです。アルバイトの進路が分かれば、今の仕事から将来に役立つスキルを伝えることができるからです。ミーティングによって「面で伝え」、面談によって「点で聞く」。
この使い分けをもって両方の施策を実施・継続していけばテロが起こるような雰囲気は限りなくゼロに近づくはずです。
■「(3)コミュニケーションレベル」項目について
普段から店長(オーナー)が心がけるべきアルバイトへのコミュニケーションの項目です。
チェックシートでは「売上」としていますが、コンビニ業界では「(売りたい)対象商品」と置き換えます。このコミュニケーションによってアルバイトに「3つの感情」を抱かせます。
1つ目は「達成感」です。この達成感をスタッフに根づかせるためには「数字」を伝えることです。飲食店であれば売上ですが、コンビニであれば「(売りたい)対象商品の販売個数」となります。月を終えて達成したら全員で達成感を味わえて、未達成だったら全員で悔しさを分かち合う…そんな「チーム」にするためです。
2つ目は「責任感」です。この責任感をスタッフに根づかせるためには「感謝」を伝えることです。日々の「ありがとう」はもちろん、スタッフの誕生日や就活で内定を取った時には、お祝いを用意するなどをしてあげれば、次第にスタッフに責任感が芽生えます。
3つ目は「使命感」です。この使命感をスタッフに根づかせるためには、日々のスタッフの勤務に対しての「フィードバック(振り返り)」をしてあげることです。当然、そのためには、スタッフの仕事ぶりを見てあげていなくてはいけません。スタッフの仕事ぶりについて、良いところは評価し、改善点があれば、それを課題として伝える。これを続ければ確実に彼ら彼女らに使命感が芽生えていきます。
こちらのチェックシートをもとに、ぜひ自店の現状の危険度を診断してください。
【プロフィール】
株式会社アップ・トレンド・クリエイツ
代表 白岩 大樹
<略歴>
1976年、熊本市で生まれ、横浜市で育つ。6歳で父が他界した影響もあり、幼い頃から料理に興味を持つ。中央大学 経済学部 国際経済学科を卒業後、調理師免許を取得して板前として「なだ万」に勤務。その後「包丁」を「パソコン」へと持ちかえて「牛角」のスーパーバイザーに転身。アルバイト従業員の意識を飛躍的に高める「パートナーズフォーラム」の第1回の企画に携わる。
2004年に株式会社OGMコンサルティングにヘッドハントされ入社。最年少コンサルタントとして約300社の集客と教育を担当する。2007年に担当したFCチェーン店は、わずか6ヶ月で月商486万円を1005万円へと倍増させる。
2009年4月に「机上の空論で終わらないコンサルティング」を目指してアップ・トレンド・クリエイツを設立(2019年8月に法人化)。「汗を流すコンサルタント」として現場に入るスタイルで、累計で750店を繁盛店へと導く。(2019年3月末現在)
2014年と2019年に発生したアルバイト従業員による不適切行為の炎上問題(バイトテロ)が発生した際には「現場を知る専門家」としてテレビ・新聞などのメディアに多数出演する。
今後も「現場に軸足」を置きながら働く一人一人と向き合い、彼ら彼女らの人生を「アップトレンド(右肩上がり)」へと導くことを目指している。著書に「お客様に選ばれる! これからの飲食店 集客の教科書」(同文舘出版)があり、2013年から実施している新入社員・アルバイトに向けた「あたりまえ研修」は大好評を博している。
【チェックシートの使い方】
「バイトテロ」については、騒動が発生した店舗・企業に限った話ではありません。また近い未来に「Twitter」や「Instagram」といったアプリが流行すれば、このような騒動が起きる可能性は高いです。
かかわった全ての当事者が損をし、不幸になってしまう事態が起きれば、全員が辛い未来を迎えることになってしまいます。そこで今回、当社ではバイトテロを生むような可能性があるか?ないか?あるいは、その可能性はどのくらいなのか?について、自己診断用の「チェックシート」を制作しました。
大きく3つ「(1)現状の危険レベル」「(2)教育施策の実施レベル」「(3)コミュニケーションレベル」で合計で25のチェック項目を設けています。また「1はYESの数」を「2と3はNOの数」を合計し、4倍にすると自店でバイトテロが起こる危険度(最大100P)が分かります。
■診断によるバイトテロ危険度一覧
-------------------------------------
80P ~100P…いつ起きてもおかしくないレベル
65P ~ 79P…非常に警戒すべきレベル
50P ~ 64P…要注意レベル
30P ~ 49P…まずは安心レベル
0P ~ 29P…十分に安心レベル
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【診断結果から行うべき「バイトテロへの対策法」】
■「(1)現状の危険レベル(テロ発生の予兆)」項目について
昨今は、アルバイト同士の「横のコミュニケーション」が活発になっています。たとえば店長・社員を抜いたスタッフだけのSNSグループがあれば、そのグループでは、店長や会社(オーナー)に懐疑的・批判的なやり取りが行き交っている可能性も否めません。
また、そういったやり取りが、次第にサークル的なノリを加速させていっている危険性も充分にあります。もしアルバイト同士で遊びに行く機会があったり、その際にシフトへの配慮がないまま、全員で遊びに行てしまう…といったことがあれば、この危険性を疑うべきです。またそのような店舗は、店長・社員の不在時のアルバイトの態度に対するお客様クレームが多い傾向がみられます。
■「(2)教育施策の実施レベル」項目について
「ミーティング」は、全アルバイトを対象に集まってもらい、彼ら彼女らに経営状況や、経営サイドとしての考え方について「面で伝える」ための施策です。ミーティングの定期開催によって期待できる効果は、個々の情報量(知っていること)のバラつきが最小限に抑えられる点です。勤務時間の少ないアルバイトほど、知らない情報が増えてしまい、その無知がミスを生む「穴」を生んでしまいます。その「穴」を防ぐためにはミーティングが効果的です。
「面談」は、こちらはアルバイトと1対1で対面する「点で聞く」ための施策です。面談では、現在の勤務内容について聞くことはもちろん、スタッフの将来(進路)について聞くと良いです。アルバイトの進路が分かれば、今の仕事から将来に役立つスキルを伝えることができるからです。ミーティングによって「面で伝え」、面談によって「点で聞く」。
この使い分けをもって両方の施策を実施・継続していけばテロが起こるような雰囲気は限りなくゼロに近づくはずです。
■「(3)コミュニケーションレベル」項目について
普段から店長(オーナー)が心がけるべきアルバイトへのコミュニケーションの項目です。
チェックシートでは「売上」としていますが、コンビニ業界では「(売りたい)対象商品」と置き換えます。このコミュニケーションによってアルバイトに「3つの感情」を抱かせます。
1つ目は「達成感」です。この達成感をスタッフに根づかせるためには「数字」を伝えることです。飲食店であれば売上ですが、コンビニであれば「(売りたい)対象商品の販売個数」となります。月を終えて達成したら全員で達成感を味わえて、未達成だったら全員で悔しさを分かち合う…そんな「チーム」にするためです。
2つ目は「責任感」です。この責任感をスタッフに根づかせるためには「感謝」を伝えることです。日々の「ありがとう」はもちろん、スタッフの誕生日や就活で内定を取った時には、お祝いを用意するなどをしてあげれば、次第にスタッフに責任感が芽生えます。
3つ目は「使命感」です。この使命感をスタッフに根づかせるためには、日々のスタッフの勤務に対しての「フィードバック(振り返り)」をしてあげることです。当然、そのためには、スタッフの仕事ぶりを見てあげていなくてはいけません。スタッフの仕事ぶりについて、良いところは評価し、改善点があれば、それを課題として伝える。これを続ければ確実に彼ら彼女らに使命感が芽生えていきます。
こちらのチェックシートをもとに、ぜひ自店の現状の危険度を診断してください。
【プロフィール】
株式会社アップ・トレンド・クリエイツ
代表 白岩 大樹
<略歴>
1976年、熊本市で生まれ、横浜市で育つ。6歳で父が他界した影響もあり、幼い頃から料理に興味を持つ。中央大学 経済学部 国際経済学科を卒業後、調理師免許を取得して板前として「なだ万」に勤務。その後「包丁」を「パソコン」へと持ちかえて「牛角」のスーパーバイザーに転身。アルバイト従業員の意識を飛躍的に高める「パートナーズフォーラム」の第1回の企画に携わる。
2004年に株式会社OGMコンサルティングにヘッドハントされ入社。最年少コンサルタントとして約300社の集客と教育を担当する。2007年に担当したFCチェーン店は、わずか6ヶ月で月商486万円を1005万円へと倍増させる。
2009年4月に「机上の空論で終わらないコンサルティング」を目指してアップ・トレンド・クリエイツを設立(2019年8月に法人化)。「汗を流すコンサルタント」として現場に入るスタイルで、累計で750店を繁盛店へと導く。(2019年3月末現在)
2014年と2019年に発生したアルバイト従業員による不適切行為の炎上問題(バイトテロ)が発生した際には「現場を知る専門家」としてテレビ・新聞などのメディアに多数出演する。
今後も「現場に軸足」を置きながら働く一人一人と向き合い、彼ら彼女らの人生を「アップトレンド(右肩上がり)」へと導くことを目指している。著書に「お客様に選ばれる! これからの飲食店 集客の教科書」(同文舘出版)があり、2013年から実施している新入社員・アルバイトに向けた「あたりまえ研修」は大好評を博している。