ボルカノ株式会社はLNG燃料船向けガス燃焼ユニット(GCU = Gas Combustion Unit) 新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」を2019年5月21日より発売開始しました。
LNG(液化天然ガス)燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)※1」は、2015年8月竣工のLNG燃料タグボート 「魁」(さきがけ 日本初のLNG燃料船)への搭載を経て、 ボルカノが2016年3月に発売し、2019年2月竣工のLNG燃料タグボート「いしん」(日本初のIGFコード※2準拠建造船)にも搭載されており、発売以来、国内外のLNG燃料船建造計画に関わる各層各種のお客様より問合せ、ご相談をいただいてきました。
新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、実際のLNG燃料船建造計画からのご要望に基づき製品サイズ構成を追加するとともに、製品呼称、型式表記を一新しています。
製品サイズ(処理燃焼量)構成追加により、建造計画が増加しているLNGバンカリング船(船舶燃料供給船)をはじめ幅広い船種への対応が可能となりました。
世界規模で厳格化されていく排出ガス規制への対応として導入が進む船舶へのLNG燃料利用においては、LNG燃料タンク内で発生する蒸発ガス ( BOG = Boil Off Gas)を環境負荷が低い方法で安全に処理することが必要です。LNG燃料船の燃料タンク内の蒸発ガスの主成分「メタン(CH4)」の地球温暖化係数は二酸化炭素(CO2)の25倍であり、ガス燃料船に対する国際基準であるIGFコード※2はLNG燃料船からの可燃ガスの大気放出を禁止しています。蒸発ガスを処理する手段の一つとしてLNG燃料船向けガス燃焼ユニットの導入検討が増加してきていることが新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」発売の背景であり、新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」はLNG燃料船で発生する蒸発ガスを燃焼させることにより、「メタン(CH4)」ゼロ対応、環境負荷軽減に貢献します。
LNG(液化天然ガス)燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)※1」は、2015年8月竣工のLNG燃料タグボート 「魁」(さきがけ 日本初のLNG燃料船)への搭載を経て、 ボルカノが2016年3月に発売し、2019年2月竣工のLNG燃料タグボート「いしん」(日本初のIGFコード※2準拠建造船)にも搭載されており、発売以来、国内外のLNG燃料船建造計画に関わる各層各種のお客様より問合せ、ご相談をいただいてきました。
新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、実際のLNG燃料船建造計画からのご要望に基づき製品サイズ構成を追加するとともに、製品呼称、型式表記を一新しています。
製品サイズ(処理燃焼量)構成追加により、建造計画が増加しているLNGバンカリング船(船舶燃料供給船)をはじめ幅広い船種への対応が可能となりました。
世界規模で厳格化されていく排出ガス規制への対応として導入が進む船舶へのLNG燃料利用においては、LNG燃料タンク内で発生する蒸発ガス ( BOG = Boil Off Gas)を環境負荷が低い方法で安全に処理することが必要です。LNG燃料船の燃料タンク内の蒸発ガスの主成分「メタン(CH4)」の地球温暖化係数は二酸化炭素(CO2)の25倍であり、ガス燃料船に対する国際基準であるIGFコード※2はLNG燃料船からの可燃ガスの大気放出を禁止しています。蒸発ガスを処理する手段の一つとしてLNG燃料船向けガス燃焼ユニットの導入検討が増加してきていることが新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」発売の背景であり、新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」はLNG燃料船で発生する蒸発ガスを燃焼させることにより、「メタン(CH4)」ゼロ対応、環境負荷軽減に貢献します。
新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」での変更点
・製品サイズ構成の追加
対応できる処理燃焼量を最大1000kg/hまで拡大しました。
(従来は最大173kg/hまで)
処理燃焼量300kg/h以上は新形状「縦型(Vertical Type)」を
採用(形状非公開)。
処理量200kg/h以下は従来と同じく「横型(Horizontal Type)」
を採用(写真参照)、
処理燃焼量の区分けを見直し、200kg/h(旧型では173kg/hと表記)以下
の型式を7つから5つに整理し、処理燃焼量にあわせた型式選択を容易にしました。
・製品呼称の変更
IGFコード※2発効(2017年1月)後、国内で使用されるようになっている用語、
表現に従い、日本語での製品呼称を「ガス燃焼ユニット」としました。
・型式表記の変更
型式表記を処理燃焼量に合わせました(旧型では処理能力 kWで型式を表記)。
例: 処理燃焼量25kg/h の場合 型式 MECS-G25
・国際基準IGFコード※2、IGCコード※3 に完全準拠
38年にわたる、船舶でのガス燃焼経験に基づき、
ボルカノ「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、日本初のIGFコード準拠
LNG燃料船に搭載されています。
ボルカノ ガス燃焼ユニットの特徴
・小型船舶にも設置可:LNG燃料タグボート船内への設置実績があります。
・LNG燃料船において どんな比率のガスも燃焼:
オイルとの混焼技術により、不活性ガス100%になるまで燃焼
できます。
・ガス温度が低くても燃焼:
摂氏0度はもちろん摂氏マイナス150度(オプション)まで対応できます。
・広がる対象船舶: タグボート搭載、LNGバンカリング船への採用、
他の処理装置のバックアップなど、
実績及び導入検討が続々と広がってきています。
・運用費用抑制: 再液化や再圧縮に比べて電力消費が少なくて済みます。
※1 「MECS」(登録商標)は、
Marine Evolutional Combustion System(革新的な舶用燃焼システム)の略です。
「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、ガス燃焼ユニット(Gas Combustion Unit)
を意味する「GCU」を組合せた製品名称です。
※2 IGFコード: International Code Of Safety for Ships Using Gases Or
Other Low-Flash Point Fuels
(国際ガス燃料船コード、日本語に直訳するとガス燃料及び
低引火点燃料を使用する船舶の安全に関する国際規則)。
LNG燃料船に適用される国際基準。
※3 IGCコード: International Code for the Construction and Equipment of Ships
Carrying Liquefied Gases in Bulk
(液化ガスの撒積運送のための船舶構造および設備に関する国際規制)。
LNG運搬船に適用される国際基準。
以上