発表日5月13日
企業は非効率的なデータ管理によって年間 200 万ドルを浪費
ツール、プロセス、トレーニング、経営陣からのサポート不足が、データ管理に必要な投資のROI向上を阻害
エンタープライズデータ保護およびソフトウェアデファインドストレージ市場の世界的リーダーであるベリタステクノロジーズ合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 大江 克哉、以下 ベリタス) は、日本を含む世界15カ国、合計1,500人の IT 部門意思決定者およびデータ管理者を対象として、データ管理と収益に関する調査(※)を実施し、その結果を「Value of Data (データの価値) 」として発表しました。
調査では、データからその価値を引き出すために、ボトルネックとなっているデータ管理プロセスやデータ活用の実態と課題、および成功要因を明らかにしています。
●データ管理の非効率は、従業員の生産性、ビジネスの収益性に重大な影響を及ぼす
従業員はデータを探すのに平均して 1 日あたり 2 時間浪費しており、その結果、従業員の効率は世界、日本ともに平均で約16%低下しています。逆に、日常的なデータ管理の効率化に投資を行っている企業は、結果としてコストを削減し、従業員の生産性を向上させています。
具体的にはデータ管理のために効率的な投資をしている企業の
・約70% (世界平均) / 約65% (日本) がコストを削減
・約69% (世界平均)/ 約54% (日本) が従業員の生産性を向上
Veritas Technologiesの製品・ソリューション担当バイスプレジデントである Jyothi Swaroop は次のように述べています。
「データが飛躍的な増加する昨今、データを効率的に利用する企業には大きなチャンスが生まれます。しかし、残念ながらほとんどの企業は、価値のあるデータやビジネス上重要なものとなる可能性があるデータを、統一性のない IT エコシステムから探し出すために貴重なリソースを浪費しています。最も重要なデジタル資産であるデータ管理に投資する企業が、従業員の効率性と生産性の向上を実現し、その結果として価値ある競争上の優位性を獲得できるでしょう」
●データ管理プロセスの問題は、ビジネス機会と収益の逸失につながる
調査対象企業のほとんど (97%) が、データ管理プロセスが効率的でなかったために貴重な機会を逃してきたと考えています。実際に、約3割以上(世界平均 34% / 日本30%) の企業が新たな収益機会を逸失したことを認め、さらに 約4割の企業 (世界平均 39% / 日本40%) が非効率なデータ管理プロセスのため、運用コストが増加したと回答しています。 そして、驚くべきことに、回答者はデータ管理プロセスに関する問題のために、自社が年間 200 万ドル以上 (世界平均209万ドル / 日本 239万ドル)を失っていると推定しています。
ベリタスの代表執行役員社長の大江克哉は、「データの保存場所や保護状態が不明確な状態が日常化すると、俊敏性の低下、セキュリティ脅威に対する脆弱性、生産性の急速な低下、最高幹部レベルを含む意思決定の鈍化という結果に至ります」とデータ管理が至らない場合のリスクを指摘し、「企業が今日のデジタルエコノミーにおいて発展するには、データ資産全体を完全に可視化し、管理できるソリューションの導入が必要です。リスクの特定と機会発掘が可能になれば、データはその真の価値を発揮してくれるはずです」とデータ管理の徹底を訴えています。
●経営陣の理解不足、ツール/プロセス/教育不足がデータ管理のROI向上を阻む
調査対象企業では、データ管理プロセスを改善するための投資 1 米ドルごとの収益は世界平均で 2.18 米ドル(日本1.92米ドル)と試算しており、ROI(投資収益率)は118%ですが、圧倒的多数 (世界平均 82% / 日本80%) の企業がROIのさらなる向上を期待しています。期待通りのROI を達成したと回答した企業は 15%(日本14%)にとどまり、達成した ROI が期待を上回ったと回答した企業はわずか 1% (日本0%) でした。
ROI の改善を阻む主な要因としては、以下のような点が挙げられています。
・効率的なデータ管理プロセスをサポートする適切なテクノロジーの不足 (40%)
・社内プロセスの不足 (36%)
・従業員の参画またはトレーニングの不足 (57%)
・経営陣からのサポートがない (33%)
Jyothi Swaroop は次のように述べています。
「データの管理に賢く投資している企業は、データ資産のとてつもない可能性に気付いていますが、残念なことに、あまりにも多くの企業が、技術的、人的な課題に阻まれています。データの管理方法にかかわる企業文化、たとえば経営陣の賛同や、ツール、プロセス、トレーニングなどの変革を促進すれば、データを完全に可視化して制御できるようになります」
●データ管理への投資は、企業の保護と成長につながる
データの管理に投資している企業のうち、約8割(世界平均 81% / 日本80%)が、すでにデータコンプライアンスが向上し、セキュリティリスクが軽減していると回答しており、70%(日本66%)がコスト削減を実現したと回答しています。また、69%(日本68%)の企業で、データ管理を効率的にするための投資が新しい収益源や市場機会を開拓しています。
大江克哉は、「データ漏えい事件や規制コンプライアンス違反による高額罰金のリスクが大きなニュースとなっており、データ管理への投資を促す大きな要因となっています」と述べ、リスク回避がデータ管理を推進している現状を分析しています。また、「データをよりインテリジェントに活用できるようになったことで多くのメリットを得た企業も多くあります。効率的なデータ管理を実現するために投資する企業は、現在のデジタルエコノミーにおいて大きな成果を得るでしょう」と収益面への効果へ目を向けるよう促しています。
「Value of Data」のレポート全文(英語版)を以下からダウンロードしていただけます。
https://www.veritas.com/form/whitepaper/realizing-the-power-of-enterprise-data
日本語版サマリーは添付にてご覧いただけます。
※調査方法
ベリタスの委託により Vanson Bourne 社が、2018年10 月から 11 月にかけて実施し、米国、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、UAE、カナダ、メキシコ、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、中国、日本、韓国の15カ国、合計 1,500 名の IT 部門の意思決定者およびデータ管理者に対してインタビューを行いました。
Vanson Bourne 社について
https://www.vansonbourne.com/
Vanson Bourne 社は、テクノロジー分野の市場調査を専門とする独立系企業です。妥協のない信頼のおける調査に基づく分析で評価されていますが、これは厳格な調査原則、そしてあらゆる事業分野と主要市場において企業の技術およびビジネス部門の上位意思決定者の見解を明らかにする能力が基盤となっています。
■ ベリタステクノロジーズ について
https://www.veritas.com/ja/jp/
Veritas Technologies はエンタープライズ向けデータ管理市場のグローバルリーダーであり、企業のミッションクリティカルなデータを保護するためのソフトウェア / ソリューションを提供しています。Fortune 100企業の 97パーセントを含む世界有数の企業が、データのバックアップ / リカバリ、データの保護と可用性の維持、障害対応、法令順守の実現のためにベリタスのソリューションを導入しています。企業にデジタルエコノミーへの対応が広まる中、ベリタスは、そこに潜むリスクを軽減し、企業にとって最も重要なデジタル資産である“データ”を活用できるよう最新のテクノロジーを提供します。ベリタステクノロジーズ合同会社は、Veritas Technologiesの日本法人です。
企業は非効率的なデータ管理によって年間 200 万ドルを浪費
ツール、プロセス、トレーニング、経営陣からのサポート不足が、データ管理に必要な投資のROI向上を阻害
エンタープライズデータ保護およびソフトウェアデファインドストレージ市場の世界的リーダーであるベリタステクノロジーズ合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 大江 克哉、以下 ベリタス) は、日本を含む世界15カ国、合計1,500人の IT 部門意思決定者およびデータ管理者を対象として、データ管理と収益に関する調査(※)を実施し、その結果を「Value of Data (データの価値) 」として発表しました。
調査では、データからその価値を引き出すために、ボトルネックとなっているデータ管理プロセスやデータ活用の実態と課題、および成功要因を明らかにしています。
●データ管理の非効率は、従業員の生産性、ビジネスの収益性に重大な影響を及ぼす
従業員はデータを探すのに平均して 1 日あたり 2 時間浪費しており、その結果、従業員の効率は世界、日本ともに平均で約16%低下しています。逆に、日常的なデータ管理の効率化に投資を行っている企業は、結果としてコストを削減し、従業員の生産性を向上させています。
具体的にはデータ管理のために効率的な投資をしている企業の
・約70% (世界平均) / 約65% (日本) がコストを削減
・約69% (世界平均)/ 約54% (日本) が従業員の生産性を向上
Veritas Technologiesの製品・ソリューション担当バイスプレジデントである Jyothi Swaroop は次のように述べています。
「データが飛躍的な増加する昨今、データを効率的に利用する企業には大きなチャンスが生まれます。しかし、残念ながらほとんどの企業は、価値のあるデータやビジネス上重要なものとなる可能性があるデータを、統一性のない IT エコシステムから探し出すために貴重なリソースを浪費しています。最も重要なデジタル資産であるデータ管理に投資する企業が、従業員の効率性と生産性の向上を実現し、その結果として価値ある競争上の優位性を獲得できるでしょう」
●データ管理プロセスの問題は、ビジネス機会と収益の逸失につながる
調査対象企業のほとんど (97%) が、データ管理プロセスが効率的でなかったために貴重な機会を逃してきたと考えています。実際に、約3割以上(世界平均 34% / 日本30%) の企業が新たな収益機会を逸失したことを認め、さらに 約4割の企業 (世界平均 39% / 日本40%) が非効率なデータ管理プロセスのため、運用コストが増加したと回答しています。 そして、驚くべきことに、回答者はデータ管理プロセスに関する問題のために、自社が年間 200 万ドル以上 (世界平均209万ドル / 日本 239万ドル)を失っていると推定しています。
ベリタスの代表執行役員社長の大江克哉は、「データの保存場所や保護状態が不明確な状態が日常化すると、俊敏性の低下、セキュリティ脅威に対する脆弱性、生産性の急速な低下、最高幹部レベルを含む意思決定の鈍化という結果に至ります」とデータ管理が至らない場合のリスクを指摘し、「企業が今日のデジタルエコノミーにおいて発展するには、データ資産全体を完全に可視化し、管理できるソリューションの導入が必要です。リスクの特定と機会発掘が可能になれば、データはその真の価値を発揮してくれるはずです」とデータ管理の徹底を訴えています。
●経営陣の理解不足、ツール/プロセス/教育不足がデータ管理のROI向上を阻む
調査対象企業では、データ管理プロセスを改善するための投資 1 米ドルごとの収益は世界平均で 2.18 米ドル(日本1.92米ドル)と試算しており、ROI(投資収益率)は118%ですが、圧倒的多数 (世界平均 82% / 日本80%) の企業がROIのさらなる向上を期待しています。期待通りのROI を達成したと回答した企業は 15%(日本14%)にとどまり、達成した ROI が期待を上回ったと回答した企業はわずか 1% (日本0%) でした。
ROI の改善を阻む主な要因としては、以下のような点が挙げられています。
・効率的なデータ管理プロセスをサポートする適切なテクノロジーの不足 (40%)
・社内プロセスの不足 (36%)
・従業員の参画またはトレーニングの不足 (57%)
・経営陣からのサポートがない (33%)
Jyothi Swaroop は次のように述べています。
「データの管理に賢く投資している企業は、データ資産のとてつもない可能性に気付いていますが、残念なことに、あまりにも多くの企業が、技術的、人的な課題に阻まれています。データの管理方法にかかわる企業文化、たとえば経営陣の賛同や、ツール、プロセス、トレーニングなどの変革を促進すれば、データを完全に可視化して制御できるようになります」
●データ管理への投資は、企業の保護と成長につながる
データの管理に投資している企業のうち、約8割(世界平均 81% / 日本80%)が、すでにデータコンプライアンスが向上し、セキュリティリスクが軽減していると回答しており、70%(日本66%)がコスト削減を実現したと回答しています。また、69%(日本68%)の企業で、データ管理を効率的にするための投資が新しい収益源や市場機会を開拓しています。
大江克哉は、「データ漏えい事件や規制コンプライアンス違反による高額罰金のリスクが大きなニュースとなっており、データ管理への投資を促す大きな要因となっています」と述べ、リスク回避がデータ管理を推進している現状を分析しています。また、「データをよりインテリジェントに活用できるようになったことで多くのメリットを得た企業も多くあります。効率的なデータ管理を実現するために投資する企業は、現在のデジタルエコノミーにおいて大きな成果を得るでしょう」と収益面への効果へ目を向けるよう促しています。
「Value of Data」のレポート全文(英語版)を以下からダウンロードしていただけます。
https://www.veritas.com/form/whitepaper/realizing-the-power-of-enterprise-data
日本語版サマリーは添付にてご覧いただけます。
※調査方法
ベリタスの委託により Vanson Bourne 社が、2018年10 月から 11 月にかけて実施し、米国、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、UAE、カナダ、メキシコ、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、中国、日本、韓国の15カ国、合計 1,500 名の IT 部門の意思決定者およびデータ管理者に対してインタビューを行いました。
Vanson Bourne 社について
https://www.vansonbourne.com/
Vanson Bourne 社は、テクノロジー分野の市場調査を専門とする独立系企業です。妥協のない信頼のおける調査に基づく分析で評価されていますが、これは厳格な調査原則、そしてあらゆる事業分野と主要市場において企業の技術およびビジネス部門の上位意思決定者の見解を明らかにする能力が基盤となっています。
■ ベリタステクノロジーズ について
https://www.veritas.com/ja/jp/
Veritas Technologies はエンタープライズ向けデータ管理市場のグローバルリーダーであり、企業のミッションクリティカルなデータを保護するためのソフトウェア / ソリューションを提供しています。Fortune 100企業の 97パーセントを含む世界有数の企業が、データのバックアップ / リカバリ、データの保護と可用性の維持、障害対応、法令順守の実現のためにベリタスのソリューションを導入しています。企業にデジタルエコノミーへの対応が広まる中、ベリタスは、そこに潜むリスクを軽減し、企業にとって最も重要なデジタル資産である“データ”を活用できるよう最新のテクノロジーを提供します。ベリタステクノロジーズ合同会社は、Veritas Technologiesの日本法人です。