わずか4ヶ月で電子カルテシステムの導入を実現
データ提出義務化に対応し、将来を見据え拡張性の高いインフラ基盤を構築
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、医療法人や社会福祉法人を数多く傘下に持つ明日佳グループ (住所: 北海道札幌市、代表: 小野寺眞悟) のインフラ基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。
明日佳グループは2000年に札幌江仁会病院の運営からスタートし、医療療養病棟や介護老人保健施設などを手掛ける医療介護事業をはじめ、脳神経外科を中心とする急性期の医療事業や人間ドック、職場健診などを中心とする健康診断事業、専門外来・一般病棟などの地域の医療事業など、さまざまな事業を展開しています。「人に優しく」をグループの基本理念に据え、施設利用者やその家族に「優しい」医療・介護・サービスを提供しています。
医療業界では、2年に一度、大規模な法改正が行われます。2018年度の診療報酬改定では、200床を超える慢性期病院においてDPC (診断群分類包括評価) データ提出が義務化されました。療養型の慢性期病院を複数運用している明日佳グループは、データ提出が可能な環境を整えるため、電子カルテシステムの導入を検討することになったと札幌明日佳病院 事務次長 新田 晃久氏は当時を振り返ります。しかし、同グループには専任のシステム管理者が不在だったこともあり、電子カルテの運用管理を外部に委託することを前提に検討し、「特別養護老人ホームの新設を含め、事業拡張を積極的に行っていくグループの方針に対応できるよう、閉域網にてデータセンター内にプライベートクラウド環境を整備してセキュリティを確保しつつ、高い拡張性を持った基盤構築を目指しました」と岩見沢明日佳病院 事務部長 朝倉氏は述べています。
そこで同グループは、株式会社レゾナの「i-MEDIC電子カルテシステム」を選択し、その基盤としてNutanix Enterprise Cloud OSの採用を決めました。「我々の事業拡張に追随できる柔軟な拡張性を持っているのは大きなポイントです。ノードを追加するだけでシステムを止めることなく、サービス可用性を保ったまま拡張できます。管理ツールの使い勝手もよく、運用負荷も軽減できます」と札幌明日佳病院 事務次長 新田氏が語ります。将来的には、勤怠管理や財務会計システムなどの業務アプリケーションを新たな基盤に乗せることも視野に入れており、拡張性を高く評価しました。また、Nutanixを採用する企業が増えており、高い市場シェアも信頼性を評価する上で重要な点だったと力説します。
導入効果
現在は、コアネットインタナショナル株式会社のデータセンター内にNutanix NXシリーズが4ノード構成で展開されており、ハイパーバイザーにAHVを採用、Windows Serverが持つリモートデスクトップ機能を利用して電子カルテを利用するだけでなく、Active Directoryによる認証機能も実装しています。また、医事会計システムや総合介護支援システムなども同一基盤の上に展開しており、バックエンドで動くDBも複数同時に動かしています。現状3つの病院に展開済みで、アクセスする端末は200台ほど、利用している職員数は700を超える規模となっています。
導入に際し、わずか4か月という短期間のうちに基盤の整備から電子カルテの実装、そしてオペレーション教育までを実施しました。「サーバやストレージごとの設定作業や接続テストまで行う必要のある従来の3層構成では、こんなに短期間での導入は難しい。短期間で稼働できたのは、Nutanixが貢献している部分が少なからずあります」と新田氏は評価します。
電子カルテを利用する医師や看護師からもパフォーマンスの良さが評価されています。「革新的設計のおかげで、操作説明を行ったオンプレミスの環境よりもプライベートクラウドの環境のほうが早いと評判です。現場は全くクラウドを意識することなく利用できています」と新田氏は評価します。
今後の展望
今後、グループ内にある病院や介護サービス施設への展開も計画されており、必要に応じてノード追加も含めて柔軟に拡張していく予定です。「医療法人の統合が大きな潮流となっている今、新たな法人をグループに迎え入れる際にも、柔軟に拡張できるNutanixが役立つはず」と朝倉氏。また、機微な情報である電子カルテ内のデータを暗号化することも検討しており、Ultimateエディションに含まれるデータ暗号化機能を使っていきたいと語っていただきました。
(以上)
株式会社レゾナについて
1988年の創業より医療・介護に特化し現場での運用を踏まえたパッケージづくりによる電子カルテシステム・介護支援システムの開発、販売、構築からサポートまで行い、医療・介護分野のICT化に貢献しております。https://www.resona.co.jp/
コアネットインタナショナル株式会社について
コアネットインタナショナル株式会社は1984年10月に設立いたしました。設立時より30年間、24時間365日の運用・監視業務の経験とノウハウを蓄積しております。2013年9月に新データセンター「コアクラウドセンター」を竣工しました。私たちはデータセンターを中心とし、幅広いクラウドサービスをはじめ、お客様の課題を解決するソリューションサービスや業務ノウハウ・特化技術を活かしたシステムインテグレーションを展開し、ワンストップサービスを提供しています。http://www.corenet.ne.jp/index.php
株式会社コアについて
1969年創業の東証一部上場企業。マイコンを搭載した組込み機器が社会に登場した草創期から組込みソフトウェア開発事業を開始し、またOA化や銀行のオンライン化が始まった当初からエンタープライズソフトウェア開発事業を手がけ、長年の経験と実績、豊富なエキスパート人材を数多く有しています。近年は、マーケットアウト指向のSIサービス、セキュリティ・ソリューションをはじめとするソリューションサービスとともに、組込みソフトウェアの技術や応用ノウハウを結実させた関連製品や2005年から事業を開始しているGNSS関連製品、次世代に向けたソリューション提供に注力しております。
http://www.core.co.jp/coresway/medical/index.html
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
データ提出義務化に対応し、将来を見据え拡張性の高いインフラ基盤を構築
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社: 東京都千代田区、社長: 町田 栄作、以下Nutanix) は本日、医療法人や社会福祉法人を数多く傘下に持つ明日佳グループ (住所: 北海道札幌市、代表: 小野寺眞悟) のインフラ基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。
明日佳グループは2000年に札幌江仁会病院の運営からスタートし、医療療養病棟や介護老人保健施設などを手掛ける医療介護事業をはじめ、脳神経外科を中心とする急性期の医療事業や人間ドック、職場健診などを中心とする健康診断事業、専門外来・一般病棟などの地域の医療事業など、さまざまな事業を展開しています。「人に優しく」をグループの基本理念に据え、施設利用者やその家族に「優しい」医療・介護・サービスを提供しています。
医療業界では、2年に一度、大規模な法改正が行われます。2018年度の診療報酬改定では、200床を超える慢性期病院においてDPC (診断群分類包括評価) データ提出が義務化されました。療養型の慢性期病院を複数運用している明日佳グループは、データ提出が可能な環境を整えるため、電子カルテシステムの導入を検討することになったと札幌明日佳病院 事務次長 新田 晃久氏は当時を振り返ります。しかし、同グループには専任のシステム管理者が不在だったこともあり、電子カルテの運用管理を外部に委託することを前提に検討し、「特別養護老人ホームの新設を含め、事業拡張を積極的に行っていくグループの方針に対応できるよう、閉域網にてデータセンター内にプライベートクラウド環境を整備してセキュリティを確保しつつ、高い拡張性を持った基盤構築を目指しました」と岩見沢明日佳病院 事務部長 朝倉氏は述べています。
そこで同グループは、株式会社レゾナの「i-MEDIC電子カルテシステム」を選択し、その基盤としてNutanix Enterprise Cloud OSの採用を決めました。「我々の事業拡張に追随できる柔軟な拡張性を持っているのは大きなポイントです。ノードを追加するだけでシステムを止めることなく、サービス可用性を保ったまま拡張できます。管理ツールの使い勝手もよく、運用負荷も軽減できます」と札幌明日佳病院 事務次長 新田氏が語ります。将来的には、勤怠管理や財務会計システムなどの業務アプリケーションを新たな基盤に乗せることも視野に入れており、拡張性を高く評価しました。また、Nutanixを採用する企業が増えており、高い市場シェアも信頼性を評価する上で重要な点だったと力説します。
導入効果
現在は、コアネットインタナショナル株式会社のデータセンター内にNutanix NXシリーズが4ノード構成で展開されており、ハイパーバイザーにAHVを採用、Windows Serverが持つリモートデスクトップ機能を利用して電子カルテを利用するだけでなく、Active Directoryによる認証機能も実装しています。また、医事会計システムや総合介護支援システムなども同一基盤の上に展開しており、バックエンドで動くDBも複数同時に動かしています。現状3つの病院に展開済みで、アクセスする端末は200台ほど、利用している職員数は700を超える規模となっています。
導入に際し、わずか4か月という短期間のうちに基盤の整備から電子カルテの実装、そしてオペレーション教育までを実施しました。「サーバやストレージごとの設定作業や接続テストまで行う必要のある従来の3層構成では、こんなに短期間での導入は難しい。短期間で稼働できたのは、Nutanixが貢献している部分が少なからずあります」と新田氏は評価します。
電子カルテを利用する医師や看護師からもパフォーマンスの良さが評価されています。「革新的設計のおかげで、操作説明を行ったオンプレミスの環境よりもプライベートクラウドの環境のほうが早いと評判です。現場は全くクラウドを意識することなく利用できています」と新田氏は評価します。
今後の展望
今後、グループ内にある病院や介護サービス施設への展開も計画されており、必要に応じてノード追加も含めて柔軟に拡張していく予定です。「医療法人の統合が大きな潮流となっている今、新たな法人をグループに迎え入れる際にも、柔軟に拡張できるNutanixが役立つはず」と朝倉氏。また、機微な情報である電子カルテ内のデータを暗号化することも検討しており、Ultimateエディションに含まれるデータ暗号化機能を使っていきたいと語っていただきました。
(以上)
株式会社レゾナについて
1988年の創業より医療・介護に特化し現場での運用を踏まえたパッケージづくりによる電子カルテシステム・介護支援システムの開発、販売、構築からサポートまで行い、医療・介護分野のICT化に貢献しております。https://www.resona.co.jp/
コアネットインタナショナル株式会社について
コアネットインタナショナル株式会社は1984年10月に設立いたしました。設立時より30年間、24時間365日の運用・監視業務の経験とノウハウを蓄積しております。2013年9月に新データセンター「コアクラウドセンター」を竣工しました。私たちはデータセンターを中心とし、幅広いクラウドサービスをはじめ、お客様の課題を解決するソリューションサービスや業務ノウハウ・特化技術を活かしたシステムインテグレーションを展開し、ワンストップサービスを提供しています。http://www.corenet.ne.jp/index.php
株式会社コアについて
1969年創業の東証一部上場企業。マイコンを搭載した組込み機器が社会に登場した草創期から組込みソフトウェア開発事業を開始し、またOA化や銀行のオンライン化が始まった当初からエンタープライズソフトウェア開発事業を手がけ、長年の経験と実績、豊富なエキスパート人材を数多く有しています。近年は、マーケットアウト指向のSIサービス、セキュリティ・ソリューションをはじめとするソリューションサービスとともに、組込みソフトウェアの技術や応用ノウハウを結実させた関連製品や2005年から事業を開始しているGNSS関連製品、次世代に向けたソリューション提供に注力しております。
http://www.core.co.jp/coresway/medical/index.html
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアとハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのグローバルリーダーであり、ITインフラストラクチャーをその存在さえ意識させない「インビジブル」なものに変革することで、企業のIT部門が、ビジネスに直結したアプリケーションやサービスの提供に注力できるようにします。NutanixのEnterprise Cloud OSソフトウェアは世界中の企業に採用されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、分散型エッジクラウドを対象に、ワンクリックのアプリケーション管理とモビリティを実現することで、総所有コストを大幅に削減しつつ、あらゆる規模でアプリケーションの実行を可能にします。その結果、高性能のIT環境をオンデマンドで迅速に実現でき、アプリケーション所有者には真のクラウドライクな体験が得られます。詳細については、www.nutanix.jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。