武蔵野市(市長:松下玲子、以降:本市)、武蔵野市教育委員会、東京2020大会等武蔵野市実行委員会は、平成31年1月20日(日)に、 「ホストタウン交流フェス~Sports for All ルーマニア・パラ~」を開催しました。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、本市のホストタウンとして登録されているルーマニアと市民との交流機会を創出することを目的にしています。
本市とルーマニアは、平成4年、本市出身の指揮者である曽我大介さんが、ルーマニアのブラショフ市の交響楽団を支援したいと要請したことから交流がスタートしました。その実績が評価され、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会において、ルーマニアのホストタウンに登録されています。
本イベントでは、強化合宿のため来日しているルーマニア出身のパラアスリート、アレクサンドル・ボロガ選手(視覚障がい者柔道)、ガブリエラ・コンスタンティン選手(パラ卓球)、タビタ・ブルトゥラル選手(パラ卓球)、また、パラ卓球のアンバサダーを務める、大橋未歩アナウンサーをゲストにお招きし、トークセッションや、パラリンピック競技体験等を行いました。
■ゲストトーク&デモンストレーション
これまで、アテネ、北京、ロンドンオリンピックの中継を担当してきた大橋さん。取材を通して感じたオリンピックの魅力について聞かれると、「地球の運動会だと思います。選手が喜んだり悔しがったりする姿を間近で見ると、選手も同じ人なんだなと思い、世界を身近に感じました。アテネを取材した際、北島康介さんが金メダルを獲得すると、色々な国の人から『congratulations!』と声をかけられて嬉しかったです。是非皆さんも、東京オリンピックの際には、他の国の方々に『congratulations!』と声をかけて、みんなでオリンピック・パラリンピックを楽しんでいきましょう。」とコメントしました。
また、ルーマニアパラアスリートによる、柔道と卓球のデモンストレーションが行われると、障がいをハンデに感じさせない迫力のある動きに、会場からは驚きの歓声が上がり、大きな拍手が送られました。
■各種ブース体験
会場内では、ルーマニアの民族衣装やマルティショール作りが体験できるワークショップブースや、車椅子バスケットボール・ブラインドサッカー・ボッチャ等のパラリンピック競技の体験ブース等が展開されました。
来場者は普段なかなか触れる機会のない文化・スポーツに触れ、新鮮な表情を浮かべながら楽しんでいました。
イベントの最後には、体験ブースをまわるスタンプラリーの参加者を対象に、プレゼントが当たる抽選会が行われました。当選者は、ルーマニア選手団・大橋さんからプレゼントを受け取り、会話を交わす等交流を深めました。
また、来場者がルーマニア選手団への応援メッセージを綴った応援旗が、笹井肇副市長より選手団代表のサリー会長へ贈られました。