ファクトチェックとは、首相、閣僚、与野党議員、官僚らが国会などで行った発言について、各種資料から事実関係を確認し、正しいかどうかを評価するもの。本書は、官房長官会見などで政権を厳しく追及してきた2人の記者が、本格的な「ファクトチェック」を実施。第二次安倍政権発足後のさまざまな発言を100の項目別に整理し、何が「嘘」で、何がフェイクなのかを明らかにした。
集英社新書『安倍政治 100のファクトチェック』(南 彰、望月衣塑子・著、2018年12月14日発売)は、平成末期の日本政治を記録する、貴重な資料である。
集英社新書『安倍政治 100のファクトチェック』(南 彰、望月衣塑子・著、2018年12月14日発売)は、平成末期の日本政治を記録する、貴重な資料である。
【本文より】
安倍政権に特徴的なのは、首相や閣僚によるメディアへの敵対的な発言が多いことです。彼らは一部報道について「フェイク」と主張しますが、それこそがフェイクです。たとえば、安倍首相が2017年10月の党首討論会で「朝日新聞は……八田(達夫・国家戦略特区ワーキンググループ座長)さんの報道もしておられない」(中略)などと述べたうえで、「国民の皆さん、新聞をよくファクトチェックしていただきたい」と呼びかけました。これはニュース映像でも何度も流れました。批判したいという思惑と熱意は伝わってきましたが……残念。詳しくは本書の82~83ページをお読みください。(「はじめに」より)
【目次】
はじめに 望月衣塑子
第1章 森友・加計学園問題
第2章 アベノミクス
第3章 安全保障法制
第4章 憲法・人権・民主主義
第5章 官房長官会見
コラム 夫婦で食い違う説明/辻元氏をめぐるデマの広がり/誤った答弁によって「空費」された国会審議/立憲主義や法的安定性をめぐる失言/パネルをめぐる攻防/広がるファクトチェックの取り組み
おわりに 南 彰
【書籍情報】
書名:安倍政治 100のファクトチェック
発売日:2018年12月14日(金)
著者:南 彰、望月衣塑子
定価:本体840円+税
体裁:新書版
URL:http://shinsho.shueisha.co.jp/
【著者プロフィール】
南 彰(みなみ・あきら)
1979年生まれ。2008年から朝日新聞東京政治部、大阪社会部で政治取材を担当。政治家らの発言のファクトチェックに取り組む。2018年秋より新聞労連に出向し、中央執行委員長をつとめる。
望月衣塑子(もちづき・いそこ)
1975年生まれ。東京新聞社会部記者。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。著書に『新聞記者』等。共著に『権力と新聞の大問題』等。
安倍政権に特徴的なのは、首相や閣僚によるメディアへの敵対的な発言が多いことです。彼らは一部報道について「フェイク」と主張しますが、それこそがフェイクです。たとえば、安倍首相が2017年10月の党首討論会で「朝日新聞は……八田(達夫・国家戦略特区ワーキンググループ座長)さんの報道もしておられない」(中略)などと述べたうえで、「国民の皆さん、新聞をよくファクトチェックしていただきたい」と呼びかけました。これはニュース映像でも何度も流れました。批判したいという思惑と熱意は伝わってきましたが……残念。詳しくは本書の82~83ページをお読みください。(「はじめに」より)
【目次】
はじめに 望月衣塑子
第1章 森友・加計学園問題
第2章 アベノミクス
第3章 安全保障法制
第4章 憲法・人権・民主主義
第5章 官房長官会見
コラム 夫婦で食い違う説明/辻元氏をめぐるデマの広がり/誤った答弁によって「空費」された国会審議/立憲主義や法的安定性をめぐる失言/パネルをめぐる攻防/広がるファクトチェックの取り組み
おわりに 南 彰
【書籍情報】
書名:安倍政治 100のファクトチェック
発売日:2018年12月14日(金)
著者:南 彰、望月衣塑子
定価:本体840円+税
体裁:新書版
URL:http://shinsho.shueisha.co.jp/
【著者プロフィール】
南 彰(みなみ・あきら)
1979年生まれ。2008年から朝日新聞東京政治部、大阪社会部で政治取材を担当。政治家らの発言のファクトチェックに取り組む。2018年秋より新聞労連に出向し、中央執行委員長をつとめる。
望月衣塑子(もちづき・いそこ)
1975年生まれ。東京新聞社会部記者。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。著書に『新聞記者』等。共著に『権力と新聞の大問題』等。