2018年10月26日 11:00

CA Technologiesの調査で、モダン・アプリケーション・アーキテクチャが事業に大きなメリットをもたらしていることが明らかに

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~モダン・アプリケーション・アーキテクチャを他社に先駆けて採用した日本の企業は収益成長率が向上~

(2018年10月26日、東京発)
CA Technologies(東京都千代田区、社長:反町 浩一郎)は、モダン・アプリケーション・アーキテクチャの採用とデジタル・エコノミーにおける事業の成功と成長についての世界的調査の結果を発表しました。

調査会社、Frost & Sullivanによって実施された、「What Business Executives are Learning about Software Development and How it is Helping Achieve KPIs(企業のエグゼクティブがソフトウェア開発について何を学び、その結果がどのようにKPIに活かされているのか)」と題するこの調査レポートは、API、マイクロサービス、コンテナなどのモダン・アプリケーション・アーキテクチャを採用している企業が、それらをDevOps、DevSecOps およびAgileなどの先進的な開発手法と連携させることで、絶えず変化を続ける市場の動向と顧客のニーズにソフトウェア・アプリケーションを継続的かつ迅速に適応させ、調整することができることを示しています。このことはさらに、これらの企業の最終損益にもポジティブな影響をもたらすことが考えられます。

デジタル・トランスフォーメーションの影響を受ける事業部門が増加していることもあり、すべての地域、産業、職務を超えて企業の経営幹部がソフトウェアに関する意思決定、開発、および買収事案に積極的な役割を果たすようになっていることが、この調査で明らかになりました。実際に企業の経営幹部は、組織が直面している4つの課題のうち3つがデジタル化への取り組みに直接関係しているとし、また日本の回答者の68%がソフトウェアやアプリケーションの開発とデリバリーの近代化が、組織の将来の成功にとってきわめて重要であり、欠かせないものとしていました。

モダン・アプリケーション・アーキテクチャの利点と課題
この調査の回答を集計した結果、日本の経営幹部10人のうち5人は、ソフトウェアがKPIを達成するために重要な役割を果たしていると感じています。

本レポートの日本での主な結果は以下の通りです。
● 機能性、データ共有、認証、およびセキュリティに関しては、アプリケーションが完全に統合化されていると回答する割合は50%でした。
● 日本の回答者の49%が、競合他社に比べて、自社のアプリケーションがビジネス・インサイトを導き出す能力が大きく優れていると回答しています。
● さらに、収益成長率が高くなったと回答した日本の回答者は80%を越えました。

ただし、これらの企業は事業に不可欠なアプリケーションに強く依存しているため、日本の回答者の80%が、ソフトウェアの問題がKPIの達成に悪影響をおよぼすことがあると回答していました。実際に、日本の回答者の57%が新しいアプリケーションやアップデートをリリースすることへのプレッシャーが、品質とセキュリティに悪影響を及ぼしているとしています。さらに、約41%の日本の回答者が、会社はスピードを確保するためにセキュリティを犠牲にしている、と感じていました。

API、マイクロサービス、コンテナの導入によりアプリケーションの市場投入期間は短縮される一方で、モダン・アプリケーション・アーキテクチャを幅広く利用しているとした世界の回答者10人のうち9人は、API、マイクロサービス、コンテナの管理とモニタリングには課題も多く、APIやマイクロサービスは組織に新たな課題もたらしているとしています。これらの課題を軽減するため、企業はDevOps、Security、Agileな開発手法を戦略的に実装することで長期的な成功を目指しています。

日本の回答者5人のうち3人は、Agileの実践は、顧客が真に求めているものを構築する上で役立っており、顧客満足度の向上に寄与していると回答しています。さらに、日本の回答者の約56%が、継続的アプリケーション・セキュリティテスト、つまりDevSecOpsを、モダン・アプリケーション・アーキテクチャの実装の中核的コンポーネントとみなしています。

モダン・アプリケーション・アーキテクチャへの移行の道を切り開こうとしている企業をサポートするため、CAは強力なインサイトをもたらし、アプリケーションの市場投入期間を短縮するために役立つ新たな革新的技術と強化製品を投入しています。以下はその一例です。

o Full Lifecycle API Managementソリューションの新たな機能強化
API管理機能の統合ソリューションが提供されるようになり、企業はAPIの作成から、テスト、展開、そして継続的なAPIのセキュリティと利用までを、その規模に関係なくリアルタイムのモニタリング機能で管理することができます。この包括的なAPI管理ソリューションには現在、API仮想化のようなビルトインのテスト/モニタリングの機能改善が施されており、迅速かつ効率的なAPIの消費とともに、APIのパフォーマンスに関する包括的な見える化を提供してくれる「インサイド・アウト型、アウトサイド・イン型のAPIモニタリング」を可能にする仮想APIサンドボックスを作成できるようになっています。

o CAの包括的な継続的テスト・ソリューションに対する複数の機能改善
企業は、自動化されたテストケースの生成、動的テスト環境の即時プロビジョニング、テスト・データの自動化などの利点を活用することで、アプリケーションのライフサイクル開発時間を短縮し、アジャイル開発チームの生産性を向上させることができるようになります。これらの製品アップデートには、ユーザがJenkins UIから直接仮想サービスを管理し、テストのプロビジョニングを可能にする、CA Service Virtualizationの新Jenkins(R)プラグイン。テスト担当者やコンプライアンス担当者が機密性の高いPII情報をより容易に発見し、タグ付けやマスキングを行い、法令遵守を支援し、リスクを軽減する、CA Test Data ManagerのIntegrated Data Masking Workflows。ビジネス・アナリストやプロダクト・オーナーがさまざまなテスト要件にわたる依存関係や、テスト要件の変更時にどのような影響を受けるかをより容易に視覚化し、理解することを可能にする、CA Agile Requirement DesignerのRequirements Insights(ベータ版)が含まれています。

o 新しい CA Project & Portfolio Management (CA PPM)
投資とリソースをドラッグ・アンド・ドロップで簡単に戦略的イニシアチブに関連付けることができます。企業のエグゼクティブはこのロードマッピング・ツールを使用して、急激な市場変動に適応するために、ポートフォリオの変更をすばやく行うことができます。CA PPMにはさらに、組織がその全ポートフォリオにわたってチームを定義、割当、追跡する方法を簡素化する能力があります。また、IT以外にも、CA Agile CentralやMicrosoft(R) Power BI(R)などのその他のアプリケーションとCA PPMを統合することにより、迅速かつ正確な意思決定のためのビジネス情報を集中管理できます。

CA Technologies セキュリティ・ソリューション事業部 事業部長 四宮 康典
急速に進化する今日の市場で競争するためには、各業務部門とIT部門がどのようにデジタル化の目標を達成するかを考える必要があります。モダン・アプリケーション・アーキテクチャは、それが一旦導入された後は、より柔軟でアジャイルなソフトウェア開発のためのプラットフォームを提供する基盤となり、絶えず変化する顧客のビジネス・ニーズに備え、これに対応できる能力を提供してくれます。
また、民間か公的かを問わずあらゆる組織にとって、モダン・アプリケーション・アーキテクチャを採用することは、デジタル・エコミノーにおいて戦略的にも、技術的にも、そして財務的にも機敏さを維持するために欠かせません。CA Technologiesは、企業の経営幹部が、レスポンスに優れ、適応能力のあるソフトウェア基盤を構築し、競争優位の源泉となり、成功の原動力にできるよう支援することができます

Frost & Sullivanコンサルティング部門デイレクタAlexander Michael
この調査を実施してみて最も興味深かったことは、ソフトウェア開発に対する事業部門のリーダーからの熱心な貢献、つまり結果を出すために予算と細かな労力を惜しまない姿勢でした。ソフトウェアは多くのデジタル・トランスフォーメーション・プロジェクトの中核を担っており、企業は変化の余地のないレガシー・アプリケーションを採用し続けながら、市場で競争力を維持することはもはや不可能であることを認識しつつあります。

調査方法について
本調査は、CA Technologiesの後援により、2018年6月7月、調査会社Frost&Sullivan社が世界11カ国(米、ブラジル、英、仏、独、伊、豪、印、日、シンガポール、韓国)で実施しました。1,087人のIT部門と業務部門の管理職以上(エグゼクティブ)を対象に実施され、この調査の回答者は、大企業(米国企業の場合、10億ドル超の年間売上高のある企業)に所属する自社のアプリケーションに詳しいエグゼクティブを前提にしています。調査に参加していただいたエグゼクティブの約62%はCレベルの役員、副社長、または取締役でした。調査方法の詳細は、レポート「What Business Executives are Learning about Software Development and How it is Helping Achieve KPIs」(https://www.ca.com/us/collateral/white-papers/how-software-is-helping-business-executives-achieve-their-kpis.html)を参照ください。

レポートの完全版およびその他のサポート資料は以下からダウンロードしてください。
● レポート:: What Business Executives are Learning about Software Development and How it is Helping Achieve KPIs(英語)
https://www.ca.com/us/collateral/white-papers/how-software-is-helping-business-executives-achieve-their-kpis.html
● インフォグラフィック:Business Executives Are Increasingly at the Helm of Software Development(英語)
https://www.ca.com/us/modern-software-factory/content/business-executives-are-increasingly-at-the-helm-of-software-development.html
● ブログ:The Drive to Modern Application Architectures(モダン・アプリケーション・アーキテクチャのへの移行) by Ayman Sayed(英語)
https://www.ca.com/en/blog-highlight/the-drive-to-modern-application-architectures.html

CA Technologiesについて
CA Technologies (NASDAQ: CA) は、ビジネスの変革を推進するソフトウェアを提供し、アプリケーション・エコノミーにおいて企業がビジネス・チャンスをつかめるよう支援します。ソフトウェアはあらゆる業界であらゆるビジネスの中核を担っています。プランニングから開発、管理、セキュリティまで、CAは世界中の企業と協力し、モバイル、プライベート・クラウドやパブリック・クラウド、分散環境、メインフレーム環境にわたって、人々の生活やビジネス、コミュニケーションの方法に変化をもたらしています。CA Technologiesの詳しい情報については、<http://www.ca.com/us.html>(米CA Technologies)、<http://www.ca.com/jp> (日本)をご覧ください。また、ツイッターについては、https://twitter.com/ca_japanをご覧ください。

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  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
CA Technologies(シーエーテクノロジーズ)
代表者
反町 浩一郎(ソリマチ コウイチロウ)
所在地
〒102-0093
東京都千代田区平河町 2-7-9 JA共済ビル 9F
TEL
03-6272-8000
業種
ソフトウエア
上場先
その他

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