米インフォア、 Coleman Digital Assistantを提供開始
~ Coleman AI Platformも今後展開 ~
~ Coleman AI Platformも今後展開 ~
業界特化型のクラウドアプリケーションを展開する米インフォアは、インフォアが提供する業界特化型クラウドアプリケーションである「Infor CloudSuite」への利便性を向上させ、自然言語処理の拡張により作業効率を最大限に高められる専門性の高いデジタルアシスタント「Infor Coleman Digital Assistant」の一般提供を開始したことを発表します。
ユーザー視点で設計されたInfor Coleman Digital Assistantは、より楽しく、効率的に作業が進められるよう支援します。
同時にインフォアは、年次カンファレンスInforumで、機械学習能力を組み込んだ「Infor Coleman AI Platform」を2019年春に提供開始予定であることも発表しました。
※Infor Coleman Digital Assistant/ Infor Coleman AI Platformの日本市場での提供は、現時点で未定です
●Infor Coleman Digital Assistantとは
Infor Coleman Digital Assistantは、「Infor Coleman AI Platform」の一連の製品の中で最初に提供されるもので、Infor CloudSuiteの基盤となるオペレーティングサービス「Infor OS」への対話型インターフェイスを提供します。
カスタムスキルの構築や音声ユーザーエクスペリエンス(以下、UX)とナビゲーション、自然言語処理(NLP)の機能を拡張します。
専門性の高い業界知識を備えたデジタルアシスタントとしてInfor Coleman Digital Assistantは、対話型UXと自然言語処理を使ってユーザーとのチャットや聞き取り、会話を行います。将来的には、画像分析を行えるようになる見込みで、作業効率をさらに高めます。Infor Coleman Digital Assistant は、以下の4つの方法で作業の最適化を支援します:
・アドバイス - 意思決定に役立つインテリジェントな洞察を提供します
・増強 - 業務上のパートナーとして、意思決定に重を左右する重要な情報を提供し、作業効率を向上させます
・自動化 - 繰り返し行う重要度の低いルーチンワークを実行し、価値の高い作業に集中できます
・対話 - 効率的な意思疎通により、ユーザーエクスペリエンスを向上させます
北米全土50か所以上に拠点を持ち、広告用看板や標識用品を製造・販売する大手卸売企業Grimcoのカナダ法人の社長、Michael Bollinger氏は、次のように述べています。「弊社のビジネスは、スピードと俊敏性が命です。データとAIを活用できることは、他社との大きな差別化となります。」
同社は、Infor Coleman Digital Assistantのベータ版を利用しているユーザー企業のひとつで、Bollinger氏は次のように続けています。「Colemanにより、在庫から製品を見つけて、顧客のための最適な意思決定ができます。トロントに在庫があるか、あるいはモントリオールに製品“Z”の在庫があるかといったことを迅速に判断できます。こうした情報をすばやく引き出して、顧客へスピーディに回答できます。」
Infor Colemanの製品ディレクターであるリック・ライダー(Rick Rider)は、次のように述べています。「マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によると、特定の作業に必要な情報の検索や社内関係者への情報収集に、平均約20%もの時間が使われているのがわかっています(*1)。Colemanは、データをすばやく手に入れ、ルーチンワークを自動化し、ワークフローを最適化することで、業務エクスペリエンスと生産性を高められます。これは、組織の大幅なコスト削減に繋がります。」
Infor Coleman Digital Assistantは、2018年末までにAmazon Alexa for Businessと統合される予定です。Amazon Alexa for Business は、Alexaデバイスの管理、ユーザーの登録、スキルの割り当てを行うためのツールを用意し、Alexaデバイスのセキュリティもさらに強化されます。
Infor Coleman Digital Assistant は、一般公開を経てInfor OSを利用する企業に提供開始します。サンプルスキルはInforumで公開し、Infor CloudSuite Distribution (流通業向けクラウドERP)やInfor CloudSuite Industrial(中小規模製造業向けクラウドERP)、Infor CRM(顧客管理システム)、Infor LN、Infor M3、Infor CloudSuite Financials & Supply Management (会計・供給管理向けクラウドERP)、Infor Global Human Resources (グローバル人材管理)などのソリューションに順次対応する予定です。
●Infor Coleman AI Platformとは
Infor Coleman AI Platformは、アプリケーションの裏側で稼働する広汎な機械学習プラットフォームです。データマイニングを行い、パワフルな機械学習能力により、在庫管理や輸送ルートの計算、予防保全などのプロセスを改善します。
Infor Coleman AI Platform は、AIの利用拡大における大きな前進を象徴しています。深部に蓄積されたネットワークデータをあらかじめ組み込み、作業ニーズに応え、接続されたデバイスをよりスマートに活用できるように支援します。
Infor Coleman AI Platformは、技術的な知識を持たない従業員向けに設計されており、業界に特化したデータ基盤の上で構築されています。Infor Coleman AIのモデリング環境は「飲み込みやすく」、つまり、わかりやすいことから、
他のAIツールのように複雑なスキルや、時間のかかるサービスへの準備は必要ありません。ユーザーエクスペリエンスを重視し、あらかじめエンタープライズソリューションとの接続することで、アウトプットに対して理解を深め、関連付け、信頼できるようになります。
ライダーは、次のように付け加えます。「Infor Coleman AI Platformは、自社のデータをより深く分析し、これまで聞くべきかどうかさえわからなかったことを、問いかけられるよう支援します。ミスの起こりやすい業務を自動化することで問題の発生を回避し、ビジネスチャンスをよりすばやく捉えることで、組織全体の経費を削減し、利益を上げることが可能です。」
このように、組織が所有するデータやエクスペリエンスをもとにモデルを作成することで、競争力を高めることができます。そしてInfor Coleman AI Platform は、こうしたモデルが提供するAIのインサイトを使って、有益な情報を組織の上流から下流に至るまで伝達させます。
こうした利点は、地下水の提供を行う企業連合であり、高品質を提供する業界の先進的なブランドとして、契約サプライヤにさまざまな課題を解決するサービスを提供するHeadwater Companiesのような組織にとって魅力的でした。
Headwater CompaniesのITディレクターであるMatt Hedrickson氏は、Infor Coleman AI Platformの行政関連開発業者向けのツールセットがあらかじめ用意されている点を魅力的かつユニークに感じています。
Hedrickson氏は、次のように述べています。「AIソリューションの利点を最大限に活用するためには、導入や利用が
容易でなければなりません。Colemanにあらかじめ組み込まれているシステムと短期導入プログラムは、容易な導入と利用に役立ちます。ソリューションを活用できれば、開発に何か月・何年も費やすこともなく、残りの部分をColeman自身が対応してくれるでしょう。」
Hendrickson氏によると、Headwaterは、顧客が必要な時に確実に水を提供できるよう、Infor Coleman AI Platformを活用したいと考えています。「Infor Coleman AI Platformがあれば、いつ在庫がなくなるかを予測するためのインサイトを手に入れられると期待しています。在庫切れになる前に手を打つことができる、そんなプラットフォームが欲しいのです。例えば、干ばつやハリケーンなどの気象変化があった場合に、購買行動を変えるため、買い手に通知を行えます。あるいは生産予測を調整するために、サプライヤのシステムへの統合または通知も行えるでしょう。すべてが弊社のコアの戦略に紐づいています。私たちはサービスの可用性を確保し、顧客需要に応えたいのです。」
●Infor Coleman の今後のロードマップ
Infor Colemanのテクノロジースタックで提供を予定している機能としては、バーコードやQRコードのスキャン、カスタムイメージのトレーニング、画像認識技術などがある「Infor Coleman Vision」があります。例えば、スキャンしたバーコードや製品画像をColemanに見せると、Infor Coleman Digital Assistantのスキルビルダーを通して、欲しい製品情報やオーダー指示、他の適用可能なスキルセットアップを返します。
「Coleman」という名前の由来は、NASAで人類の月面着陸に貢献した物理学者であり数学者でもあったキャサリン・コールマン・ジョンソン氏(Katherine Coleman Johnson)を称えたものです。
●Infor Coleman に関するその他の資料
Infor Coleman AI についてさらに詳しくはこちら(リンク先英語)
< http://www.infor.jp/product_summary/technology/coleman/ >をご覧ください。
(*1): 出典McKinsey & Company, McKinsey Global Institute Report、2012年7月発行
「The social economy: Unlocking value and productivity through social technologies」
※当リリースは2018年9月25日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
< https://www.infor.com/news/infor-coleman-digital-assistant-inforum-2018 >
■インフォア、インフォアジャパンについて:
インフォアは、業界特化型のビジネスアプリケーションをクラウドで提供しています。17,000人を超える社員が、170か所以上の地域で68,000以上のお客様を支援しています。インフォアのソフトウェアは、お客様の業務の進化に向けたデザインとなっています。さらに詳しくは< www.infor.com >(英語)をご覧ください。インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは < www.infor.jp >をご覧ください。
本プレスリリースには、本文に記載されている特定の製品に関するインフォアの方針が反映されており、使用者への通知の有無に関わらず、それらすべてはインフォア単独の裁量で変更される場合があります。本発表はいかなる形であっても使用者に何ら約束するものではなく、使用者はいかなる判断も本書またはその内容に基づいて行うべきではありません。インフォアは、特定の拡張機能、アップグレード、製品、機能の開発または提供については、たとえ本書に記載されていたとしても、あるいは「予想する」、「信じる」、 「期待する」、「意図する」、「はずである」、「計画する」「予定する」、「予測する」、「すべき」、「します」や、これらに類似する表現を伴う記載があったとしても、それを約束するものではありません。多くの要因がインフォアの製品開発計画やその性質、コンテンツ、製品リリースの時期に影響する可能性があり、全てはインフォア単独の裁量で変更される場合があります。本発表の全文または一部は、インフォアやその子会社、関連会社とのいかなる契約文書にも組み込まれるものではありません。インフォアは、本発表に関するいかなる責任も明確に放棄します。
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インフォアジャパン株式会社 広報担当:中瀬、鳥羽
E-mail:Infor.JapanInfo@infor.com
インフォアジャパン株式会社 PRデスク(株式会社アクティオ内)
TEL:03-5771-6426 E-mail:inforjapan-pr@actioinc.jp