株式会社ビジネス社(東京都新宿区 代表取締役:唐津隆)は、新刊書籍『「はやぶさ2」「イカロス」に強くなる!こども実験教室 宇宙を飛ぶスゴイ技術!』を2018年7月23日に発売いたしました。ぜひ、貴メディアにてご紹介いただけますと幸いです。
◆未来を担う子ども達のために…日本の技術力低下を何とかしたい
近年、海外の有名雑誌に掲載される日本人研究者の論文の数が、年々減るなど、日本の理系の地盤沈下が問題視されています。昨年、NASAは小惑星「サイキ」を目指す計画を発表しました。アメリカとしては、日本にリードをとられた小惑星探査での巻き返しを図っているのです。一方、日本は、初代「はやぶさ」で地球の重力圏外の天体に着陸してサンプルリターンを行うという、人類初の快挙を成し遂げたのに、「はやぶさ2」以降の計画は白紙という状態です。
「このままでは日本の宇宙開発が先細りになるばかりか、科学技術力が衰退してしまうのではないか、そして未来を担う子ども達に向けて何かできることはないのか……」その問題意識が、初代「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャで現在JAXAシニアフェローを務める著者がこの本を執筆する動機となりました。
◆ 子どもたちにワクワクを伝える実験の数々。道具は100均で買えるものとスマホアプリでOK
本書は、身近にある道具を使った実験を通じて、子どもたちに科学の面白さ、不思議さを知ってほしいという意図で編集しています。使用するのは、100均で買えるものがほとんどで、誰でも簡単に取り組むことができるほか、"現代の優れたおもちゃ"といえる、スマホアプリも使用します。
「お米でクレーターをつくってみよう」「エンジンの性能は、どこで決まるか?」「イオンエンジンの仕組みを体感しよう」「『再突入カプセル』は、なぜお椀型でも安定して飛べるのか?」など、川口教授が考案したユニークな実験の数々。実際に手を動かして楽しみながら、"理系アタマ"を育てることができます。
【著者】川口 淳一郎 (かわぐち じゅんいちろう)
1955年青森県生まれ。1978年京都大学工学部機械工学科卒業。1983年東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。同年旧文部省宇宙科学研究所システム研究系助手に着任、2000年教授に就任。「さきがけ」「すいせい」などの科学衛星ミッションに携わり、初代「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャを務めた。2010年に帰還した「はやぶさ」は、世界で初めて小惑星からサンプル(試料)を持ち帰ることに成功。大きな感動をもたらした。現在、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェロー、宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系教授。「はやぶさ2」ではアドバイザーを務める。
【著者からのメッセージ】
この本は、「実際の宇宙探査では、こういう技術が使われている」というところから出発して、それを、みなさんの身のまわりにある現象でどう説明しようか、そのように考えながらつくっていきました。
準備をして、学習をしてから、応用をしよう、学校では、そういう順番だと思います。
でも、ここでは、いきなり実際の宇宙探査の技術を見てみようじゃないか、そんなアプローチで紹介しています。
空想で理解するのではなく、実験で手を動かして、事実にふれてもらうことを目指しています。
小学校から中学、高校まで、工学や技術といった授業は、ほとんどありません。
どうして自動車が走るのか、テレビはどうして映るのか、液晶ってなにか、ロケットはどうして進むのか、などなど。
宇宙にかぎらず、この世の中の産業を支え、人類の発展を牽引している技術について教えてくれる授業はなく、みなさんに伝わる機会もないのです。大学の工学部を終えた学生さんが、ハンダゴテさえ持ったことがない、といったこともあります。今の日本では、成績ばかりが尺度になっているような気がしてなりません。
私が子ども頃は、さまざまなものを手づくりして、実験して遊んでいました。天体望遠鏡を手づくりし、月のクレーターをはじめて自分の目で見たときの感動は、忘れられません。
ですから、みなさんにも、もっとワクワクしながら、とりくんでほしいのです。そんな思いで、この本を書きました。
【本書の構成】
◎ お米でクレーターをつくってみよう
◎ イオンエンジンのしくみを体感しよう
◎ ペットボトルで、ブラジルナッツ効果を実感してみよう
◎ イオンエンジンのしくみを体感しよう
◎ Google Earthで、位置を当てよう
◎ 太陽のエネルギーの影響をAMラジオで観測 ほか
21の実験をカラー写真とイラストで紹介します!
(価格)1,600円+税
〈発売日〉2018年7月23日
〈出版元〉ビジネス社
◆未来を担う子ども達のために…日本の技術力低下を何とかしたい
近年、海外の有名雑誌に掲載される日本人研究者の論文の数が、年々減るなど、日本の理系の地盤沈下が問題視されています。昨年、NASAは小惑星「サイキ」を目指す計画を発表しました。アメリカとしては、日本にリードをとられた小惑星探査での巻き返しを図っているのです。一方、日本は、初代「はやぶさ」で地球の重力圏外の天体に着陸してサンプルリターンを行うという、人類初の快挙を成し遂げたのに、「はやぶさ2」以降の計画は白紙という状態です。
「このままでは日本の宇宙開発が先細りになるばかりか、科学技術力が衰退してしまうのではないか、そして未来を担う子ども達に向けて何かできることはないのか……」その問題意識が、初代「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャで現在JAXAシニアフェローを務める著者がこの本を執筆する動機となりました。
◆ 子どもたちにワクワクを伝える実験の数々。道具は100均で買えるものとスマホアプリでOK
本書は、身近にある道具を使った実験を通じて、子どもたちに科学の面白さ、不思議さを知ってほしいという意図で編集しています。使用するのは、100均で買えるものがほとんどで、誰でも簡単に取り組むことができるほか、"現代の優れたおもちゃ"といえる、スマホアプリも使用します。
「お米でクレーターをつくってみよう」「エンジンの性能は、どこで決まるか?」「イオンエンジンの仕組みを体感しよう」「『再突入カプセル』は、なぜお椀型でも安定して飛べるのか?」など、川口教授が考案したユニークな実験の数々。実際に手を動かして楽しみながら、"理系アタマ"を育てることができます。
【著者】川口 淳一郎 (かわぐち じゅんいちろう)
1955年青森県生まれ。1978年京都大学工学部機械工学科卒業。1983年東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。同年旧文部省宇宙科学研究所システム研究系助手に着任、2000年教授に就任。「さきがけ」「すいせい」などの科学衛星ミッションに携わり、初代「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャを務めた。2010年に帰還した「はやぶさ」は、世界で初めて小惑星からサンプル(試料)を持ち帰ることに成功。大きな感動をもたらした。現在、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェロー、宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系教授。「はやぶさ2」ではアドバイザーを務める。
【著者からのメッセージ】
この本は、「実際の宇宙探査では、こういう技術が使われている」というところから出発して、それを、みなさんの身のまわりにある現象でどう説明しようか、そのように考えながらつくっていきました。
準備をして、学習をしてから、応用をしよう、学校では、そういう順番だと思います。
でも、ここでは、いきなり実際の宇宙探査の技術を見てみようじゃないか、そんなアプローチで紹介しています。
空想で理解するのではなく、実験で手を動かして、事実にふれてもらうことを目指しています。
小学校から中学、高校まで、工学や技術といった授業は、ほとんどありません。
どうして自動車が走るのか、テレビはどうして映るのか、液晶ってなにか、ロケットはどうして進むのか、などなど。
宇宙にかぎらず、この世の中の産業を支え、人類の発展を牽引している技術について教えてくれる授業はなく、みなさんに伝わる機会もないのです。大学の工学部を終えた学生さんが、ハンダゴテさえ持ったことがない、といったこともあります。今の日本では、成績ばかりが尺度になっているような気がしてなりません。
私が子ども頃は、さまざまなものを手づくりして、実験して遊んでいました。天体望遠鏡を手づくりし、月のクレーターをはじめて自分の目で見たときの感動は、忘れられません。
ですから、みなさんにも、もっとワクワクしながら、とりくんでほしいのです。そんな思いで、この本を書きました。
【本書の構成】
◎ お米でクレーターをつくってみよう
◎ イオンエンジンのしくみを体感しよう
◎ ペットボトルで、ブラジルナッツ効果を実感してみよう
◎ イオンエンジンのしくみを体感しよう
◎ Google Earthで、位置を当てよう
◎ 太陽のエネルギーの影響をAMラジオで観測 ほか
21の実験をカラー写真とイラストで紹介します!
(価格)1,600円+税
〈発売日〉2018年7月23日
〈出版元〉ビジネス社