ペットとして飼われている犬の死因は、1位ががん、2位が心臓病となっており、心臓病の中で最も発症率が高い病気が「僧帽弁閉鎖不全症」です。「僧帽弁閉鎖不全症」とは、心臓の中にある弁がもろくなり、血液循環が悪くなることで心臓が弱ってしまう、小型犬の発症率の高い病気です。
治療方法には投薬と手術がありますが、投薬はあくまでも病気の進行を抑え、症状を緩和するだけのものであり、すでに症状が出てしまっている場合、9カ月後の生存率はわずか50%というデータも出ています。根本的な治療は外科的手術以外にはないのです。
しかし残念なことに、実はほとんどの獣医師がこの病気に対する手術を行っておらず、大半の獣医師は飼い主に対して「投薬以外治療法はない」と説明します。その結果、肺水腫により呼吸困難を何度も経験したり、場合によっては入院や酸素室のレンタルなどの必要もでてきます。投薬治療は愛犬の病気と向き合う心の痛みだけでなく、金銭面の大きな負担も伴うのです。
本書では、「僧帽弁閉鎖不全症」をはじめとする犬の心臓病とその治療ノウハウ、術後の生活までをわかりやすく解説します。
治療方法には投薬と手術がありますが、投薬はあくまでも病気の進行を抑え、症状を緩和するだけのものであり、すでに症状が出てしまっている場合、9カ月後の生存率はわずか50%というデータも出ています。根本的な治療は外科的手術以外にはないのです。
しかし残念なことに、実はほとんどの獣医師がこの病気に対する手術を行っておらず、大半の獣医師は飼い主に対して「投薬以外治療法はない」と説明します。その結果、肺水腫により呼吸困難を何度も経験したり、場合によっては入院や酸素室のレンタルなどの必要もでてきます。投薬治療は愛犬の病気と向き合う心の痛みだけでなく、金銭面の大きな負担も伴うのです。
本書では、「僧帽弁閉鎖不全症」をはじめとする犬の心臓病とその治療ノウハウ、術後の生活までをわかりやすく解説します。
【書籍情報】
書 名:『改訂版 愛犬が「僧帽弁閉鎖不全症」と 診断されたら読む本』
著 者:上地正実(ウエチ マサミ)
発売日:2018年7月12日
定 価:864円(税込)
体 裁:新書判並製/202ページ
ISBN :978-4-344-91779-8
【目次】
第1章 愛犬の命を奪う「僧帽弁閉鎖不全症」とは何か
第2章 僧帽弁閉鎖不全症と診断されたら?
飼い主がすぐにとるべき5つの行動
第3章 投薬だけでは完治できない
「僧帽弁閉鎖不全症」は手術で治す
第4章 食事、運動、生活――
飼い主が知っておきたい術前術後の準備とフォロー
第5章 病院選びと手術のタイミング
早期の手術で愛犬の健康を取り戻す
【著者プロフィール】
上地正実(ウエチ マサミ)
日本どうぶつ先進医療研究所、JASMINEどうぶつ循環器病センター所長。
獣医師、博士(獣医学)、日本獣医循環器病学会認定医。アジア獣医内科学専門医(循環器科)。1994年、麻布大学大学院獣医学研究科獣医外科学卒業。
北里大学獣医畜産学部附属動物病院助教授、日本大学生物資源科学部獣医学科教授を経て、2014年より現職。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の手術症例数は世界最多の1000を超える。主な研究分野は、動物における心臓外科手術法、生態組織形成技術を用いた人口弁の開発、腎臓の機能障害の診断法と治療法の確立。
動物循環器病学会、日本獣医学会、日本獣医循環器学会、動物臨床医学会、日本循環器学会他所属。
書 名:『改訂版 愛犬が「僧帽弁閉鎖不全症」と 診断されたら読む本』
著 者:上地正実(ウエチ マサミ)
発売日:2018年7月12日
定 価:864円(税込)
体 裁:新書判並製/202ページ
ISBN :978-4-344-91779-8
【目次】
第1章 愛犬の命を奪う「僧帽弁閉鎖不全症」とは何か
第2章 僧帽弁閉鎖不全症と診断されたら?
飼い主がすぐにとるべき5つの行動
第3章 投薬だけでは完治できない
「僧帽弁閉鎖不全症」は手術で治す
第4章 食事、運動、生活――
飼い主が知っておきたい術前術後の準備とフォロー
第5章 病院選びと手術のタイミング
早期の手術で愛犬の健康を取り戻す
【著者プロフィール】
上地正実(ウエチ マサミ)
日本どうぶつ先進医療研究所、JASMINEどうぶつ循環器病センター所長。
獣医師、博士(獣医学)、日本獣医循環器病学会認定医。アジア獣医内科学専門医(循環器科)。1994年、麻布大学大学院獣医学研究科獣医外科学卒業。
北里大学獣医畜産学部附属動物病院助教授、日本大学生物資源科学部獣医学科教授を経て、2014年より現職。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の手術症例数は世界最多の1000を超える。主な研究分野は、動物における心臓外科手術法、生態組織形成技術を用いた人口弁の開発、腎臓の機能障害の診断法と治療法の確立。
動物循環器病学会、日本獣医学会、日本獣医循環器学会、動物臨床医学会、日本循環器学会他所属。