ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、ものづくり企業に必要不可欠なMES(生産実行システム)のノウハウを凝縮し短期導入を可能にした、クイックスタートMESアプリケーション「MESOD(メソッド)」を提供することを本日発表します。
ものづくり企業の収益向上に大きく貢献するMESシステムは、多くの企業から注目を集めていますが、高額な導入コストや長い開発期間がネックとなり、なかなか導入に踏み出せない企業が大半です。また導入の検討を始めても、「どこから手を付ければいいのか分からない」という声も多く聞かれます。
「MESOD」は、最もニーズの高いMESの機能を手軽に導入できるMESアプリケーションです。ものづくり企業が要望する可視化コンテンツをあらかじめ用意しているため、開発期間とコストを抑えながらMESを始めることができます。柔軟な拡張性も備えているため、お客様の要望に合わせたカスタマイズにより、将来的にはフル機能の本格的なMESにまでシステムを拡張していくことが可能です。
「MESOD」は、生産実行システムを機能別に4パターンでモニタリングし、品質向上、コスト削減、納期短縮を実現します。可視化コンテンツの利用により、今まで見えていなかった不良状況や設備稼働状況を効率的に把握でき、製造現場の迅速な意思決定をサポートします。
●設備稼働モニタリング
・各設備の稼働状況をリアルタイムで表示
・設備状態は各種ステータス(稼働中・非稼働・点検中・修理中・停止中・故障中)で表現
・各々の設備の停止故障部位や保守作業の進捗率も表示可能
・設備稼働実績では選択した対象の設備の稼働実績をグラフと表で表示
●製造モニタリング
・生産状況の今をリアルタイムに把握
・計画に対する実績差から差異と達成率で表現
・ロット別の所要時間やネック工程を可視化
・今ある品質状況を三段階信号で表示
●設備メンテナンス
・設備毎のプロフィールとメンテナンス履歴を一目で確認
・設備毎の過去トラも履歴管理
・過去のメンテナンス・修理間隔と生産計画から次の保全タイミングを予測
・他の同一設備のメンテナンス履歴を共有し、最適なメンテナンス管理を実現
●品質管理・品質分析
・工程やロットごとに品質基準を満たしていないものを把握
・品質のばらつき、不良発生傾向から要因分析が可能
・部品情報と品質情報を一元管理し、トレーサビリティを確保
・不良部品のシリアルやロットの情報から影響範囲を特定
さらに、「MESOD」をベースに、お客様固有の要件をカスタマイズ開発で実装し、フル機能のMESシステムを構築できる「MESソリューション」を用意します。
なお、本ソリューションを、2018年5月9日(水)~11日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「IoT/M2M展【春】」のウイングアークブースにて、デモンストレーションを交えて紹介します。
■MESOD紹介サイト
http://www.wingarc.com/solution/manufacturing/
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
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