映像音楽コンサートをてがけるスリーシェルズは2014年から続くコンサートシリーズ「伊福部昭百年紀」を4月28日に行う。同コンサートの副実行委員長である樋口真嗣監督によるコンサート推薦コメントを4月5日に発表する。
樋口真嗣監督は、2017年10月31日に伊福部昭百年紀の副実行委員長に就任。2018年4月28日に開催される同コンサートへ「わんぱく王子の大蛇退治」のオリジナルスコアによる演奏を是非!とのリクエストから演奏が決定しました。
改めて、このコンサートが「聴くべき!」ものであることを公式コメントとして公開致します。
コンサート紹介動画と樋口真嗣監督のコメントはこちらから
https://youtu.be/iR8t0kGVUkQ
伊福部昭百年紀を聞きたい! 樋口真嗣
オーケストラ・トリプティークの素晴らしい点の一つとして、耳コピーを尊重することにあるのではないか、と思います。我々が結果として耳に残っている楽曲、とりわけ限られた条件で録音された時代の音、それは決して残された譜面と一致するとは限りません。
極論すると作曲家の意思よりも好きになってすり減るまで聴き込んだ曲の、オーケストレーションの、演奏のちょっとしたニュアンスをどう抽出するか?
その一点を再現するために集まっている集団、とお見受けする次第であります。
その変態的愛情によって、本来映画を構成する部品の一つであったその楽曲は映画から切り離され、もしかしたら映画以上に映画的な作品として独り歩きを始めました。
その公演を重ねた上で、何か聞きたい曲はありますか?
え? そんなことを決める事をしていいのでしょうか?
遡ってもかなりの楽曲は網羅しています、私以上にお聞きになっている方はいっぱいいらっしゃるはず。何だよ、あとから来たくせに偉そうに、俺は私はもうその曲聞いてるしお前が聞きに来るはるか前にな! と思われるのがオチでございましょう。
そんな中で、あ! これはまだやっていないし、オオバコで聞きたい!
と思わせる楽曲。
それが「わんぱく王子の大蛇退治」です。
まだ本オケで演奏されていないこと、本オケにふさわしいダイナミズムとスケール感、同時に繊細さが要求されること
現存する録音データが時代背景のせいもあって非常に恵まれていないこと
後に再録音された演奏が(言いづらいのですが)オリジナルと乖離していること。
だからこそ、トリプティークの皆さんに当時の演奏を目の前で再現していただきたいのです。
オリジナルと交響組曲版での重大な変更点は、低音の厚みです。
特に冒頭の四連符によるアタックの中にサントラでは前に出ている低音楽器やエレクトーンなどの跳ね上げるようなアタックが交響組曲では埋没しているのです。
官能的な響きが耳に残って大好きなんですけど、なかなか難しいのでしょうか?
このニュアンスを一つよろしくお願いします。
あとは監督の芹澤有吾さんが後に演出したマジンガーZでも流用した楽曲が聴けたら幸せですね。
樋口真嗣(ひぐちしんじ)
特撮、アニメ、実写と幅広く活躍する映画監督。高校卒業後、「ゴジラ」(84)に造形助手として参加。84年からガイナックスでアニメ制作を経験し、アニメ映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(87)では助監督を務める。92年、ガイナックスを退社した前田真宏らとともにゴンゾの設立にも携わった。特撮監督を務めた「ガメラ 大怪獣空中決戦」(95)で、日本アカデミー賞特別賞特殊技術賞を受賞する。庵野秀明監督の大ヒットTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(95~96)には、脚本や絵コンテとして参加。庵野監督とは親交が深く、同作の主人公・碇シンジの名前は樋口真嗣からとられたとされている。05年、実写映画「ローレライ」で監督デビューし、その後「日本沈没」(06)、「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」(08)でメガホンをとる。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ第1弾「序」(07)と第2弾「破」(09)では、絵コンテやイメージボードなどを担当している。犬童一心監督と共同でメガホンをとった「のぼうの城」(12)で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した。 監督をつとめるTVアニメ『ひそねとまそたん』が 2018年4月から放送開始。
コメントはこちらでも読めます。
https://www.3s-cd.net/2016-08-18-no-7/
樋口真嗣監督は、2017年10月31日に伊福部昭百年紀の副実行委員長に就任。2018年4月28日に開催される同コンサートへ「わんぱく王子の大蛇退治」のオリジナルスコアによる演奏を是非!とのリクエストから演奏が決定しました。
改めて、このコンサートが「聴くべき!」ものであることを公式コメントとして公開致します。
コンサート紹介動画と樋口真嗣監督のコメントはこちらから
https://youtu.be/iR8t0kGVUkQ
伊福部昭百年紀を聞きたい! 樋口真嗣
オーケストラ・トリプティークの素晴らしい点の一つとして、耳コピーを尊重することにあるのではないか、と思います。我々が結果として耳に残っている楽曲、とりわけ限られた条件で録音された時代の音、それは決して残された譜面と一致するとは限りません。
極論すると作曲家の意思よりも好きになってすり減るまで聴き込んだ曲の、オーケストレーションの、演奏のちょっとしたニュアンスをどう抽出するか?
その一点を再現するために集まっている集団、とお見受けする次第であります。
その変態的愛情によって、本来映画を構成する部品の一つであったその楽曲は映画から切り離され、もしかしたら映画以上に映画的な作品として独り歩きを始めました。
その公演を重ねた上で、何か聞きたい曲はありますか?
え? そんなことを決める事をしていいのでしょうか?
遡ってもかなりの楽曲は網羅しています、私以上にお聞きになっている方はいっぱいいらっしゃるはず。何だよ、あとから来たくせに偉そうに、俺は私はもうその曲聞いてるしお前が聞きに来るはるか前にな! と思われるのがオチでございましょう。
そんな中で、あ! これはまだやっていないし、オオバコで聞きたい!
と思わせる楽曲。
それが「わんぱく王子の大蛇退治」です。
まだ本オケで演奏されていないこと、本オケにふさわしいダイナミズムとスケール感、同時に繊細さが要求されること
現存する録音データが時代背景のせいもあって非常に恵まれていないこと
後に再録音された演奏が(言いづらいのですが)オリジナルと乖離していること。
だからこそ、トリプティークの皆さんに当時の演奏を目の前で再現していただきたいのです。
オリジナルと交響組曲版での重大な変更点は、低音の厚みです。
特に冒頭の四連符によるアタックの中にサントラでは前に出ている低音楽器やエレクトーンなどの跳ね上げるようなアタックが交響組曲では埋没しているのです。
官能的な響きが耳に残って大好きなんですけど、なかなか難しいのでしょうか?
このニュアンスを一つよろしくお願いします。
あとは監督の芹澤有吾さんが後に演出したマジンガーZでも流用した楽曲が聴けたら幸せですね。
樋口真嗣(ひぐちしんじ)
特撮、アニメ、実写と幅広く活躍する映画監督。高校卒業後、「ゴジラ」(84)に造形助手として参加。84年からガイナックスでアニメ制作を経験し、アニメ映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(87)では助監督を務める。92年、ガイナックスを退社した前田真宏らとともにゴンゾの設立にも携わった。特撮監督を務めた「ガメラ 大怪獣空中決戦」(95)で、日本アカデミー賞特別賞特殊技術賞を受賞する。庵野秀明監督の大ヒットTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(95~96)には、脚本や絵コンテとして参加。庵野監督とは親交が深く、同作の主人公・碇シンジの名前は樋口真嗣からとられたとされている。05年、実写映画「ローレライ」で監督デビューし、その後「日本沈没」(06)、「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」(08)でメガホンをとる。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ第1弾「序」(07)と第2弾「破」(09)では、絵コンテやイメージボードなどを担当している。犬童一心監督と共同でメガホンをとった「のぼうの城」(12)で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した。 監督をつとめるTVアニメ『ひそねとまそたん』が 2018年4月から放送開始。
コメントはこちらでも読めます。
https://www.3s-cd.net/2016-08-18-no-7/
参考動画 伊福部昭百年紀Vol.3より
https://www.youtube.com/watch?v=mZKgGhV2JMU
【イベント詳細情報】
『伊福部昭百年紀VOL.6』
開催日:2018年4月28日(土曜)北とぴあ大ホール(東京都北区王子1丁目11-1)
(JR・地下鉄南北線の王子駅すぐ)
13時30分開場
13時40分~ 中野昭慶によるスペシャルトーク
14時コンサート開始 16時終演予定
演奏予定曲
映画「怪獣大戦争」(1965)より
映画「ゴジラVSモスラ」(1992)より
オマージュ宝田明出演映画より
「ゴジラ」「緯度0大作戦」「忠臣蔵」「暗黒街の顔役」「二人の息子」「コタンの口笛」より
映画「わんぱく王子の大蛇退治」(1963)より
※すべて組曲形式での演奏となります。
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=41584
出演
水戸博之指揮
オーケストラ・トリプティーク
コンサートマスター:三宅政弘
司会:小林淳、河内春香
実行委員長:中野昭慶
副委員長:樋口真嗣
永久実行委員:今井重幸、真鍋理一郎、永冨正之
選曲構成協力:井上誠、小林淳
楽譜作成:青島佳祐
企画:スリーシェルズ
協力:伊福部家
主催:伊福部昭百年紀実行委員会
井上誠、小林淳、西川伸司、鈴木正幸、須賀正樹、内原康雄、山口翔悟、鹿野草平、吉原一憲、矢内露紀、櫻内功幹、大橋鉄雄
チケット:カンフェティ
SS席(前売):7,500円
S席(前売):6,500円
A席(前売):5,000円
B席(前売):4,000円
カンフェティチケットセンター(質問窓口:03-6228-1630、チケット購入:0120-240-540)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=41584&
続報・詳細はスリーシェルズ
https://www.3s-cd.net/concert/ifukube100/vol-6/
https://www.youtube.com/watch?v=mZKgGhV2JMU
【イベント詳細情報】
『伊福部昭百年紀VOL.6』
開催日:2018年4月28日(土曜)北とぴあ大ホール(東京都北区王子1丁目11-1)
(JR・地下鉄南北線の王子駅すぐ)
13時30分開場
13時40分~ 中野昭慶によるスペシャルトーク
14時コンサート開始 16時終演予定
演奏予定曲
映画「怪獣大戦争」(1965)より
映画「ゴジラVSモスラ」(1992)より
オマージュ宝田明出演映画より
「ゴジラ」「緯度0大作戦」「忠臣蔵」「暗黒街の顔役」「二人の息子」「コタンの口笛」より
映画「わんぱく王子の大蛇退治」(1963)より
※すべて組曲形式での演奏となります。
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=41584
出演
水戸博之指揮
オーケストラ・トリプティーク
コンサートマスター:三宅政弘
司会:小林淳、河内春香
実行委員長:中野昭慶
副委員長:樋口真嗣
永久実行委員:今井重幸、真鍋理一郎、永冨正之
選曲構成協力:井上誠、小林淳
楽譜作成:青島佳祐
企画:スリーシェルズ
協力:伊福部家
主催:伊福部昭百年紀実行委員会
井上誠、小林淳、西川伸司、鈴木正幸、須賀正樹、内原康雄、山口翔悟、鹿野草平、吉原一憲、矢内露紀、櫻内功幹、大橋鉄雄
チケット:カンフェティ
SS席(前売):7,500円
S席(前売):6,500円
A席(前売):5,000円
B席(前売):4,000円
カンフェティチケットセンター(質問窓口:03-6228-1630、チケット購入:0120-240-540)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=41584&
続報・詳細はスリーシェルズ
https://www.3s-cd.net/concert/ifukube100/vol-6/
プロフィール
伊福部 昭(作曲)
1914年5月31日、釧路町幣舞にて誕生、音更にて育つ。アイヌとともに育った幼少時が音楽的原体験となる。伊福部家の家学は『老子』、幼い頃から父に教え込まれる。北海道帝国大学農学部林学科に進みつつ音楽を独学、ヴァイオリンを弾く。二人の兄や、早坂文雄、三浦淳史らと、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティなどに触れ、熱き音楽的青春を過ごす。21歳の時「日本狂詩曲」がチェレブニン賞を受賞するが、大学卒業後は林務官として北海道に留まる。戦後、1946年に作曲家として生きる決意を胸に32歳で上京。東京音楽学校(現・東京藝大)講師として芥川也寸志、黛敏郎、矢代秋雄、池野成、小杉太一郎、三木稔、学外で松村禎三、石井眞木、真鍋理一郎、今井重幸等を育てる傍ら、多くの映画音楽を生み出した。1954年40歳、映画『ゴジラ』の音楽を担当、日本の映画音楽において奇跡的出会いであった。同年、初の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」を発表。多くの作品、弟子、映画音楽を残して、2006年2月8日に91歳でこの世を去った。
宝田明 / Akira Takarada
旧満州ハルピン出身
1954年第6期東宝ニューフェイスとして、『かくて自由の鐘は鳴る』でデビュー。『ゴジラ』、『美貌の都』、『大学生』シリーズ、『香港の夜』シリーズ、『放浪記』などの文学作品、『あげまん』『ミンボーの女』などの伊丹十三作品に出演。映画出演本数は200本を超える。
1964年『アニーよ銃をとれ』で、ブロードウェイミュージカルに挑戦し、芸術祭奨励賞を受賞。以後、『サウンド・オブ・ミュージック』『風と共に去りぬ』『マイフェアレディ』など数多くの作品の主演をこなし、第6回紀伊国屋演劇賞、第10回ゴールデンアロー賞を受賞。
2006年より毎年夏には、聖路加国際病院理事長 日野原重明先生企画・原案のミュージカル『葉っぱのフレディ』を東京始め、全国各地で公演。2012年には、宝田明プロデュース・演出・出演のミュージカル『ファンタスティックス』を全国公演し、平成24年度文化庁芸術祭賞大賞を受賞。日本を代表するミュージカル俳優として不動の地位を築く。
2014年には、芸能生活60周年を迎え、舞台・映画・テレビ等、多方面にて活躍中。
オーケストラ・トリプティーク
2012年、旧奏楽堂にて日本の弦楽オーケストラ曲を集めて第1回コンサートを開催して評価を受ける。第2回、第3回演奏会は、朝日新聞文化財団の助成を受け浜離宮朝日ホー ル(朝日新聞社内)で開催し、いずれもCD化され新聞、音楽誌他で好評を得た。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材 も受け、3回の公演を成功に導く。2015年は、生誕90年の作曲家特集として、芥川也寸志と渡辺宙明の個展を開催して好評を得る。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。リリースされたCDは10枚。タワー・レコード やamazonのチャートで1位も記録している。
トリプティーク(三連画)とは、前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思の表明でもある。http://3s-ca.jimdo.com/
水戸博之 MITO Hiroyuki 指揮
1988年、江別市出身。北海道立大麻高等学校を経て東京音楽大学、 及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。在学中の6年間、給費特待奨学生に選ばれる。これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆、音楽理論を伊左治直の各氏に師事。2010年、サントリーホール主催レインボウ21デビューコンサート出演。 2012年、東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。井上道義、及び下野竜也両氏によるマスタークラスを受講し、いずれも優秀者に選出され、オーケストラアンサンブル金沢、金沢大学フィルハーモニー管弦楽団、上野学園大学管弦楽団を指揮する。
また、東京混声合唱団の合唱指揮者としてNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会に出演する他、同合唱団の文化庁主催による巡回公演を指揮。その他、日生劇場、及び藤原歌劇団のオペラ公演に副指揮者として携わる。現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者。京都市ジュニアオーケストラ、及び八王子ユース弦楽アンサンブルにてアシスタントコンダクターを務める。2015年4月、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。
三宅政弘 MIYAKE Masahiro コンサートマスター
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。
楽譜作成・ライブラリアン:青島佳祐(あおしま けいすけ)
静岡県出身、東京藝術大学作曲科卒業。これまでに渡会美帆、有馬禮子、野平一郎に師事。大学在学時、木曜コンサートに弦楽四重奏が推薦、演奏された。第20回東京国際室内楽作曲コンクールで入選。第12、14回弘前桜の園作曲コンクール一般の部で共に2位。第85回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽)にて入選。軽井沢国際音楽祭ライブラリアン。スリーシェルズ所属。
関連URL
スリーシェルズ http://www.3s-cd.net/
スリーシェルズTwitter https://twitter.com/johakyu_
オーケストラ・トリプティーク http://3s-ca.jimdo.com/
オーケストラ・トリプティーク公式Twitter https://twitter.com/info_TRIPTYQUE
伊福部昭百年紀Facebook https://www.facebook.com/ifukube100
生誕89年・黛敏郎 https://www.facebook.com/mayuzumitoshiro/
生誕92年 芥川也寸志Facebook https://www.facebook.com/akutagawa1925
生誕92年 渡辺宙明Facebook https://www.facebook.com/chumeiwatanabe
■本件や所属・関連アーティストに関するお問い合わせは下記までお願い致します。
株式会社スリーシェルズ
〒170-0013 東京都豊島区東池袋5-7-6-604
TEL:070-5464-5060
http://www.3s-cd.net/
メール jcacon@gmail.com
担当 西
伊福部 昭(作曲)
1914年5月31日、釧路町幣舞にて誕生、音更にて育つ。アイヌとともに育った幼少時が音楽的原体験となる。伊福部家の家学は『老子』、幼い頃から父に教え込まれる。北海道帝国大学農学部林学科に進みつつ音楽を独学、ヴァイオリンを弾く。二人の兄や、早坂文雄、三浦淳史らと、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティなどに触れ、熱き音楽的青春を過ごす。21歳の時「日本狂詩曲」がチェレブニン賞を受賞するが、大学卒業後は林務官として北海道に留まる。戦後、1946年に作曲家として生きる決意を胸に32歳で上京。東京音楽学校(現・東京藝大)講師として芥川也寸志、黛敏郎、矢代秋雄、池野成、小杉太一郎、三木稔、学外で松村禎三、石井眞木、真鍋理一郎、今井重幸等を育てる傍ら、多くの映画音楽を生み出した。1954年40歳、映画『ゴジラ』の音楽を担当、日本の映画音楽において奇跡的出会いであった。同年、初の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」を発表。多くの作品、弟子、映画音楽を残して、2006年2月8日に91歳でこの世を去った。
宝田明 / Akira Takarada
旧満州ハルピン出身
1954年第6期東宝ニューフェイスとして、『かくて自由の鐘は鳴る』でデビュー。『ゴジラ』、『美貌の都』、『大学生』シリーズ、『香港の夜』シリーズ、『放浪記』などの文学作品、『あげまん』『ミンボーの女』などの伊丹十三作品に出演。映画出演本数は200本を超える。
1964年『アニーよ銃をとれ』で、ブロードウェイミュージカルに挑戦し、芸術祭奨励賞を受賞。以後、『サウンド・オブ・ミュージック』『風と共に去りぬ』『マイフェアレディ』など数多くの作品の主演をこなし、第6回紀伊国屋演劇賞、第10回ゴールデンアロー賞を受賞。
2006年より毎年夏には、聖路加国際病院理事長 日野原重明先生企画・原案のミュージカル『葉っぱのフレディ』を東京始め、全国各地で公演。2012年には、宝田明プロデュース・演出・出演のミュージカル『ファンタスティックス』を全国公演し、平成24年度文化庁芸術祭賞大賞を受賞。日本を代表するミュージカル俳優として不動の地位を築く。
2014年には、芸能生活60周年を迎え、舞台・映画・テレビ等、多方面にて活躍中。
オーケストラ・トリプティーク
2012年、旧奏楽堂にて日本の弦楽オーケストラ曲を集めて第1回コンサートを開催して評価を受ける。第2回、第3回演奏会は、朝日新聞文化財団の助成を受け浜離宮朝日ホー ル(朝日新聞社内)で開催し、いずれもCD化され新聞、音楽誌他で好評を得た。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材 も受け、3回の公演を成功に導く。2015年は、生誕90年の作曲家特集として、芥川也寸志と渡辺宙明の個展を開催して好評を得る。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。リリースされたCDは10枚。タワー・レコード やamazonのチャートで1位も記録している。
トリプティーク(三連画)とは、前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思の表明でもある。http://3s-ca.jimdo.com/
水戸博之 MITO Hiroyuki 指揮
1988年、江別市出身。北海道立大麻高等学校を経て東京音楽大学、 及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。在学中の6年間、給費特待奨学生に選ばれる。これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆、音楽理論を伊左治直の各氏に師事。2010年、サントリーホール主催レインボウ21デビューコンサート出演。 2012年、東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。井上道義、及び下野竜也両氏によるマスタークラスを受講し、いずれも優秀者に選出され、オーケストラアンサンブル金沢、金沢大学フィルハーモニー管弦楽団、上野学園大学管弦楽団を指揮する。
また、東京混声合唱団の合唱指揮者としてNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会に出演する他、同合唱団の文化庁主催による巡回公演を指揮。その他、日生劇場、及び藤原歌劇団のオペラ公演に副指揮者として携わる。現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者。京都市ジュニアオーケストラ、及び八王子ユース弦楽アンサンブルにてアシスタントコンダクターを務める。2015年4月、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。
三宅政弘 MIYAKE Masahiro コンサートマスター
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。
楽譜作成・ライブラリアン:青島佳祐(あおしま けいすけ)
静岡県出身、東京藝術大学作曲科卒業。これまでに渡会美帆、有馬禮子、野平一郎に師事。大学在学時、木曜コンサートに弦楽四重奏が推薦、演奏された。第20回東京国際室内楽作曲コンクールで入選。第12、14回弘前桜の園作曲コンクール一般の部で共に2位。第85回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽)にて入選。軽井沢国際音楽祭ライブラリアン。スリーシェルズ所属。
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担当 西