株式会社スタイルズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:梶原 稔尚 以下、スタイルズ)は、WEBシステムの不正アクセスを防止するためスタイルズで開発されたStruts移行ツールサービスを活用し、サポート切れのためセキュリティリスクがあるJavaフレームワーク「Seasar2」を米Pivotalが開発を主導しているオープンソースのフレームワーク「Spring Framework」へ完全移行することに成功しました。
これを受け、スタイルズは、2018年4月3日に「StrutsからSpringへ移行ツールサービス」の移行対象フレームワークとして「Seasar2」を正式にラインアップに追加いたしました。また、同タイミングで移行事例をスタイルズの公式サイト内で公開しています。
サービスページ:https://www.stylez.co.jp/java-renew/
◆スタイルズ開発「Struts/Seasar2からSpringへ移行ツールサービス」概要
スタイルズ開発のStruts/Seasar2自動移行ツールはJavaコードを解析し、Struts/Seasar2仕様のタグをSpring/JSTL(Java Server Pages Standard Tag Library)のタグに自動変換を行います。仕様に踏み込まず、ソースコード※5ベースの自動変換を行うため、一般的なソースコード部分については要件定義をする必要がなくなります。
さらに、自動変換を行った後は、スタイルズのエンジニアが自動移行の対象外のソースコードを解析、手作業による移行・画面疎通テストを実施します。
これにより、発注者の機械的な作業はなくなり、開発工数・納期の削減を可能とします。昨年度の実績では、要件定義を含めた新規システムを構築する場合の工数と、本サービスでソースコードの移行を行った場合を比較すると、発注者の開発にかかる工数を約9割削減することを実現しています。
スタイルズが独自開発した本移行ツールサービスに関する昨年度(2017年4月1日~2018年3月31日)問い合わせ数は、前年比15.5倍を記録するなど好調でした。
Struts/Seasar2からSpringへ自動移行ツールで実施する内容
【JSPの変換】
JSPのStrutsタグを Spring /JSTL 標準タグに変換:90%以上のタグが自動移行可能
【Actionの変換】
設定ファイルを元に、マッピング用のスケルトンを生成:機械的な作業コストを削減
【Validationの変換】
Validation XML から JSR303 アノテーション付きの Form を生成:標準的なValidation処理は、ほぼ自動移行が可能
◆スタイルズの「レガシーアプリケーション移行サービス」とは?
サポート切れソフトウェアや費用対効果が悪くなった環境下にあるWebシステムを、最適な環境下や最新システムへ移植を行うスタイルズが提供するサービスの総称です。セキュリティ事故が多発しているStrutsの移行サービスの他、2020年にサポート終了のAdobe Flash/FlexをHTML5へリニューアル、仮想環境下に構築されたアプリケーションをコンテナー化等のラインアップがあります。本サービスを御利用いただくことで、サポート切れによる脆弱性の脅威に対策するだけでなく、TCO(ITシステムの導入、維持・管理などにかかる総費用)の削減にも貢献します。
◆Strutsとは?
StrutsとはWebの技術を利用して構築するシステムの機能群および骨組み(フレームワーク)の名称です。10年以上前から多くのWebシステム開発で利用されてきましたが、初代Struts(Struts1)は2013年4月にサポート切れを迎え、脆弱性情報が発表されています。しかしながら、2017年9月時点で約273万件のサイト(スタイルズ調べ)がStruts1を利用されたままになっています。
その後、後継Struts(Struts2)が利用されてきましたが、2017年9月には、Struts2を利用した米国の大手信用情報会社が、顧客1億4300万人分の氏名、住所、電話番号、生年月日、運転免許証番号、社会保障番号が漏洩した可能性があると発表しました。一部はクレジットカード番号も含んでいたため、大規模な詐欺を実行するための情報が漏えいしたとされています。その他、日本国内でも官公庁はじめ公表ベースで13件の団体・企業が、Struts2の脆弱性をついたWebサイトへの不正アクセス被害を2017年3月時点で公表しています。(スタイルズ調べ)
◆Seasar2とは?
Seasar2はStrutsを利用したWebサイト同様に、2000年代後半から、会員100万人以上のWebサイトや、数十人月のプロジェクトを含む多くの業務システムでの採用実績があるフレームワークで、現在も多くのシステムで利用が続けられています。しかしながら、Seasar2プロジェクトが提供するプロダクトの多くは 2016年9月26日 をもってサポート切れ(End of Life)となりました。これは、Struts同様に脆弱性への対応があった場合にも、プログラムの更新はされずに、自身で対応をしなくてはいけないということになります。
◆株式会社スタイルズについて
https://www.stylez.co.jp/
スタイルズは2003年の設立以来、企業が円滑な事業を行うのに必要なITインフラの構築や、システム開発・保守、モバイルアプリやソフトウェアの開発などを手掛けてきたSI会社です。
StrutsからSpringへ移行サービスの他、Flexの業務システムをHTML5でリニューアル、仮想環境下に構築されたアプリケーションをコンテナー化して開発効率向上などのラインアップがある「レガシーアプリケーション移行サービス」を提供しています。
参考:
Java:システムを開発するプログラミング言語のひとつ 。
フレーム―ワーク:システム開発を効率化してくれる機能群、ソフトウェアの骨組みのこと。
Spring: Spring Framework(スプリング フレームワーク)。Java Webアプリケーションフレームワークのひとつ。米Pivotalが開発を主導しているオープンソースのフレームワーク。
ソースコード:人間が記述した、ソフトウェア(コンピュータプログラム)の元となる一連の文字の羅列のこと。
【本リリース/サービスに関するお問合せ】
株式会社スタイルズ 広報担当 :棚田
Tel:03-5244-4111
お問合せフォーム:https://www.stylez.co.jp/contacts/
これを受け、スタイルズは、2018年4月3日に「StrutsからSpringへ移行ツールサービス」の移行対象フレームワークとして「Seasar2」を正式にラインアップに追加いたしました。また、同タイミングで移行事例をスタイルズの公式サイト内で公開しています。
サービスページ:https://www.stylez.co.jp/java-renew/
◆スタイルズ開発「Struts/Seasar2からSpringへ移行ツールサービス」概要
スタイルズ開発のStruts/Seasar2自動移行ツールはJavaコードを解析し、Struts/Seasar2仕様のタグをSpring/JSTL(Java Server Pages Standard Tag Library)のタグに自動変換を行います。仕様に踏み込まず、ソースコード※5ベースの自動変換を行うため、一般的なソースコード部分については要件定義をする必要がなくなります。
さらに、自動変換を行った後は、スタイルズのエンジニアが自動移行の対象外のソースコードを解析、手作業による移行・画面疎通テストを実施します。
これにより、発注者の機械的な作業はなくなり、開発工数・納期の削減を可能とします。昨年度の実績では、要件定義を含めた新規システムを構築する場合の工数と、本サービスでソースコードの移行を行った場合を比較すると、発注者の開発にかかる工数を約9割削減することを実現しています。
スタイルズが独自開発した本移行ツールサービスに関する昨年度(2017年4月1日~2018年3月31日)問い合わせ数は、前年比15.5倍を記録するなど好調でした。
Struts/Seasar2からSpringへ自動移行ツールで実施する内容
【JSPの変換】
JSPのStrutsタグを Spring /JSTL 標準タグに変換:90%以上のタグが自動移行可能
【Actionの変換】
設定ファイルを元に、マッピング用のスケルトンを生成:機械的な作業コストを削減
【Validationの変換】
Validation XML から JSR303 アノテーション付きの Form を生成:標準的なValidation処理は、ほぼ自動移行が可能
◆スタイルズの「レガシーアプリケーション移行サービス」とは?
サポート切れソフトウェアや費用対効果が悪くなった環境下にあるWebシステムを、最適な環境下や最新システムへ移植を行うスタイルズが提供するサービスの総称です。セキュリティ事故が多発しているStrutsの移行サービスの他、2020年にサポート終了のAdobe Flash/FlexをHTML5へリニューアル、仮想環境下に構築されたアプリケーションをコンテナー化等のラインアップがあります。本サービスを御利用いただくことで、サポート切れによる脆弱性の脅威に対策するだけでなく、TCO(ITシステムの導入、維持・管理などにかかる総費用)の削減にも貢献します。
◆Strutsとは?
StrutsとはWebの技術を利用して構築するシステムの機能群および骨組み(フレームワーク)の名称です。10年以上前から多くのWebシステム開発で利用されてきましたが、初代Struts(Struts1)は2013年4月にサポート切れを迎え、脆弱性情報が発表されています。しかしながら、2017年9月時点で約273万件のサイト(スタイルズ調べ)がStruts1を利用されたままになっています。
その後、後継Struts(Struts2)が利用されてきましたが、2017年9月には、Struts2を利用した米国の大手信用情報会社が、顧客1億4300万人分の氏名、住所、電話番号、生年月日、運転免許証番号、社会保障番号が漏洩した可能性があると発表しました。一部はクレジットカード番号も含んでいたため、大規模な詐欺を実行するための情報が漏えいしたとされています。その他、日本国内でも官公庁はじめ公表ベースで13件の団体・企業が、Struts2の脆弱性をついたWebサイトへの不正アクセス被害を2017年3月時点で公表しています。(スタイルズ調べ)
◆Seasar2とは?
Seasar2はStrutsを利用したWebサイト同様に、2000年代後半から、会員100万人以上のWebサイトや、数十人月のプロジェクトを含む多くの業務システムでの採用実績があるフレームワークで、現在も多くのシステムで利用が続けられています。しかしながら、Seasar2プロジェクトが提供するプロダクトの多くは 2016年9月26日 をもってサポート切れ(End of Life)となりました。これは、Struts同様に脆弱性への対応があった場合にも、プログラムの更新はされずに、自身で対応をしなくてはいけないということになります。
◆株式会社スタイルズについて
https://www.stylez.co.jp/
スタイルズは2003年の設立以来、企業が円滑な事業を行うのに必要なITインフラの構築や、システム開発・保守、モバイルアプリやソフトウェアの開発などを手掛けてきたSI会社です。
StrutsからSpringへ移行サービスの他、Flexの業務システムをHTML5でリニューアル、仮想環境下に構築されたアプリケーションをコンテナー化して開発効率向上などのラインアップがある「レガシーアプリケーション移行サービス」を提供しています。
参考:
Java:システムを開発するプログラミング言語のひとつ 。
フレーム―ワーク:システム開発を効率化してくれる機能群、ソフトウェアの骨組みのこと。
Spring: Spring Framework(スプリング フレームワーク)。Java Webアプリケーションフレームワークのひとつ。米Pivotalが開発を主導しているオープンソースのフレームワーク。
ソースコード:人間が記述した、ソフトウェア(コンピュータプログラム)の元となる一連の文字の羅列のこと。
【本リリース/サービスに関するお問合せ】
株式会社スタイルズ 広報担当 :棚田
Tel:03-5244-4111
お問合せフォーム:https://www.stylez.co.jp/contacts/