Webサイトの品質管理ツールを提供するSiteimprove株式会社< https://siteimprove.com/ja-jp/ >(本社:コペンハーゲン)は、日本国内企業の売上規模上位約300社を対象にWebサイトの検索エンジン最適化対策に関する独自調査を行い、その結果をまとめた「DCI(TM)ベンチマークレポート(Digital Industry Snapshot)」を2018年3月1日より公開いたします。本レポートは、本社のあるデンマークを始め、米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリアなど計10か国で実施するワールドワイドの取り組みで、各国で独自の調査を行いレポートを作成します。全世界に先駆け、日本のレポートが最初の公開となります。
● DCI(TM)スコアについて
調査に利用したDCI(TM)とは、Siteimproveが2017年10月に発表したWebサイトのパフォーマンスを100点満点で測定する指標「Digital Certainty Index(TM)」の略称です。Quality Assurance(品質管理)、Accessibility(アクセシビリティ)、SEO(検索エンジン最適化)をもとに、200以上のチェック項目で構成される同指標を利用することで、自社Webサイトだけでなく、様々な業界における企業のデジタルプレゼンスをベンチマークとして”見える化”することが可能となります。
Digital Certainty Index紹介動画(日本語字幕)はこちら
< https://vimeo.com/252487554 >
●レポート作成の背景
DCI(TM)スコアを利用することで、スペルミスやリンク切れなどWebサイトの「品質管理」、世界的なウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG2.0)に照らし合わせ、サイト内にある情報を必要とするすべての人がアクセスできるための「アクセシビリティ」、そして検索エンジン最適化の効率を最大化するための「SEO 対策」の対応状況を、100点満点のスコアでそれぞれ計測することができます。
「Webを誰もが使えるより良い場所にすること」をミッションとして掲げるSiteimproveとして、アクセシビリティを含めたWebサイト品質の向上に貢献するため、四半期ごとに各国のニーズに合わせたレポートを提供していく予定です。
● 調査対象の日本企業のSEOスコア
今回の調査対象となった日本企業のWebサイトでは、SEO対策の全体スコアの平均が67.3点と米国企業の70.0点と比べると少し低く、特にモバイルカテゴリーにおいてSEO対策が遅れていることがわかりました。改善点としては、画像サイズの調整やコンテンツ配信ネット ワーク(CDN)の利用、基準フォントサイズの見直し、ビューポートの設定などが挙げられます。なお、米国企業のSEOスコア平均である70.0点を超えている日本企業は、289社中105社(36.3%)となっています。詳細はレポートをご覧ください。
DCI(TM) ベンチマークレポートのダウンロードはこちら
< https://go.siteimprove.com/white-paper-dci-benchmark-report-jp >
●調査の概要
調査日:2018年1月2日~3日
調査対象Webサイト:ダン・アンド・ブラッドストリート(Dun & Bradstreet)社のデータベースから、日本企業の売上規模上位327社を抽出。比較対象とした米国企業も同じ方法で305社を抽出。
調査方法:調査対象の企業公式Webサイトのうち100ページを対象として、DCI(TM)スコアを算出するためのクローリングを実施。なお、Webサイトが100ページ未満の場合、ならびに弊社お客様のWebサイトは調査対象からは除外。クローリングの結果、最終の調査対象として日本企業289社、米国企業225社のWebサイトのDCI(TM)スコアの平均を算出。
■Siteimproveについて
2003年デンマークのコペンハーゲンで設立されたSiteimproveは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のプラグインとしても容易に導入可能な、クラウド型のWebサイト品質管理ツールを提供しています。同ツールは、企業の顔ともいえるWebサイトの品質管理業務を効率化し、顧客体験の向上とWeb担当者の負荷軽減を実現します。
「Webを誰もが使えるより良い場所にすること」をミッションとし、コペンハーゲン本社を拠点にアムステルダム、ベルリン、ロンドン、ミネアポリス、オスロ、シドニー、トロント、ウィーンにオフィスを構え、世界19カ国、6,000を超えるグローバルなお客様にそのサービスを提供しています。詳しくは< https://siteimprove.com/ja-jp/ >をご覧ください。