RISC-Vの浮動小数点ライブラリは、SEGGERランタイムライブラリの重要な部分です。スタンドアロンまたはSEGGER Runtime Libraryパッケージの一部として入手可能で、SEGGER Embedded Studioの使用に含まれています。
◇SEGGERがRISC-Vの浮動小数点ライブラリをリリース
SEGGER社は、スタンドアロン 浮動小数点ライブラリは、RISC-Vのアセンブリ最適化バリアントによって拡張されています。浮動小数点ライブラリには、RISC-Vのアセンブリ言語でハンドコーディングされ、完全に最適化された算術関数の完全なセットが含まれています。高レベルの数学関数の完全なセットはCで記述され、高度なアルゴリズムを使用してパフォーマンスを最大化します。単精度操作と倍精度操作の両方について、すべての機能が完全に検証されています。
RISC-Vバリアントは、ARMのバリアントと同様に、高速と小さなコードサイズの両方に最適化されています。サイズと速度のバランスは、ライブラリのビルド時に設定できます。RISC-VのSEGGER浮動小数点ライブラリは、同等のオープンソースライブラリよりもはるかに小さく、一部の操作で最大100倍のパフォーマンスを実現します。
◇SEGGER浮動小数点ライブラリ
組み込みシステム向けに最適化された浮動小数点ライブラリ
・ 高性能Cの実装
・ RISC-VおよびArm用のアセンブリ最適化バリアントが利用可能
・ 大幅なコードサイズの削減
・ 高速または小型に構成可能
・ さまざまなツールチェーンで使用するために設計
・ EABI互換機能
・ ヒープ要件なし
・ バイラルライセンスなし、帰属条項なし
◇テスト環境
RISC-Vでのパフォーマンステストを行うにあたり、RAMから実行されるRISC-V RV32IMACマイクロコントローラ（GigaDevice GD32VF103）とFlashから実行され、Embedded Studio（GCC）でコンパイルされたGD32VD107（RV32IMAC）で行われました。
◆ Segger Embedded Studioのホームページ
https://www.positive-one.com/products/embedded-tool/content/ide-segger-embedded-studio.html
【SEGGER社について】
SEGGER Microcontrollerは、組み込みシステム向けのソフトウェア、ハードウェア、開発ツールのフルレンジサプライヤです。同社は、手頃な価格で、柔軟で使いやすいツールとコンポーネントを使用して、開発プロセス全体を通じてサポートを提供しています。SEGGERは、急速に発展するIoT、エッジコンピューティングのニーズを満たすセキュアな通信とデータおよび製品セキュリティのためのソリューションを提供します。Segger社は1992年に設立され、着実に成長しています。詳細については、以下をご覧ください。https://www.segger-pocjapan.com
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社（POSITIVE ONE CORPORATION）
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