一般社団法人 情報処理学会(会長:西尾 章治郎) 情報規格調査会(委員長:伊藤 智)は、人工知能に関わる国際標準化活動を行う委員会として、2018年4月1日に「SC 42専門委員会 人工知能」を新設します。これに伴い、幅広く意見を集約するために、本委員会に参加する検討メンバを1月15日より募集致します。本委員会は、情報技術に関わる国際標準化を担うISO/IEC JTC 1において、ISO/IEC JTC 1/SC 42(Artificial Intelligence)の設置が決議されたことを受け、日本における新規産業の活性化につながるような対応を協議するとともに、日本代表として国際会議に参加し国際標準化を積極的に推進する事業活動を行います。本活動への参加に関しては、「プレスリリースについての問い合わせ先」にご連絡下さい。
■背景
産業界において人工知能を活用する動きが活発になっています。この度、2017年10月にロシア連邦のウラジオストクで開かれたISO/IEC JTC 1総会において、人工知能に対する新しい分科委員会(JTC 1/SC 42)の設置が決議されました。
最初に開発する規格は、人工知能に関連する用語と基本概念を記述する「人工知能の概念と用語」、機械学習技術を用いて構成するAIシステムや機械学習のフレームワークを記述する「機械学習を用いた人工知能システムのフレームワーク」の二つです。まずは、これらの人工知能に関わる基本となる規格を開発し、JTC 1内外の標準化委員会に対して人工知能の利活用に関する規格開発の基盤を提供することを目指すとともに、人工知能に関する新たな標準化テーマの探索が進められます。
情報規格調査会では、ISO/IEC JTC 1に設置される分科委員会に日本として対応していく活動を推進するために「SC 42専門委員会」を新たに設置することとしました。
人工知能に関する概念や用語が定義され、システムのフレームワークが標準として整理されることで、情報の共有化が進み、社会生活のさらなる利便性の向上、産業の活性化が期待できます。また、国際標準化活動においては日本の貢献が極めて重要な役割を果たすことが期待されています。
■募集・活動概要
本委員会は本年4月1日に新設とし、委員会メンバの募集は本年1月15日より開始いたします。
人工知能の概念や用語といった基本的な内容だけでなく、人工知能のアルゴリズムやシステム、および応用にわたる幅広い対象領域において、情報技術の観点、および日本の産業競争力を強化する観点から国際標準として求められる内容を検討し、意見を国際の場にインプットしていきます。具体的には、およそ月に1回程度の委員会を開催し、以下の活動を行います。
・新しい作業項目、規格案等のレビューと日本としての意見発信
・ISO/IEC JTC 1/SC 42へのコメント提出と会議参加
・当該分野での新しい規格項目の洗い出しとISO/IEC JTC 1への提案活動
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長:中鉢良治)人工知能研究センターより上席イノベーションコーディネーターの杉村領一氏を本専門委員会の委員長に迎え、委員会活動をリードして頂きます。
また、本委員会の活動に当たっては、一般社団法人 人工知能学会(会長:山田 誠二)と協力して推進します。
■用語の説明
◆ISO/IEC JTC 1
国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が合同で設立した技術委員会であり、情報技術 (IT) 分野の国際標準化を行うための組織として1987年に設立されました
http://www.iso.org/iso/jtc1_home.html
http://jtc1info.org/
◆情報処理学会 情報規格調査会(ITSCJ:Information Technology Standards Commission of Japan)
日本工業標準調査会(JISC)から国内審議団体を引き受けて、ISO/IEC JTC 1における情報技術に関する国際規格の審議を行うとともに、情報技術に関する標準化に寄与することを目的として情報処理学会に設置されている組織です
◆SC(分科委員会)
ISO/IEC JTC 1において国際規格を策定する分科委員会であり、検討が広範囲にわたる場合には配下に複数のWG(Working Group作業グループ)を設置して規格開発を行います。今般新設されるSC 42において現時点では推進するプロジェクトは二つですが、今後新たなテーマが追加され、配下に複数のWGを設置して検討を進めることが想定されます。
<プレスリリースについての問い合わせ先>
一般社団法人 情報処理学会 情報規格調査会
住 所: 〒105-0011 東京都港区芝公園 3-5-8 機械振興会館 308-3
メール: standards 〔at〕 itscj.ipsj.or.jp
https://www.itscj.ipsj.or.jp/
■背景
産業界において人工知能を活用する動きが活発になっています。この度、2017年10月にロシア連邦のウラジオストクで開かれたISO/IEC JTC 1総会において、人工知能に対する新しい分科委員会(JTC 1/SC 42)の設置が決議されました。
最初に開発する規格は、人工知能に関連する用語と基本概念を記述する「人工知能の概念と用語」、機械学習技術を用いて構成するAIシステムや機械学習のフレームワークを記述する「機械学習を用いた人工知能システムのフレームワーク」の二つです。まずは、これらの人工知能に関わる基本となる規格を開発し、JTC 1内外の標準化委員会に対して人工知能の利活用に関する規格開発の基盤を提供することを目指すとともに、人工知能に関する新たな標準化テーマの探索が進められます。
情報規格調査会では、ISO/IEC JTC 1に設置される分科委員会に日本として対応していく活動を推進するために「SC 42専門委員会」を新たに設置することとしました。
人工知能に関する概念や用語が定義され、システムのフレームワークが標準として整理されることで、情報の共有化が進み、社会生活のさらなる利便性の向上、産業の活性化が期待できます。また、国際標準化活動においては日本の貢献が極めて重要な役割を果たすことが期待されています。
■募集・活動概要
本委員会は本年4月1日に新設とし、委員会メンバの募集は本年1月15日より開始いたします。
人工知能の概念や用語といった基本的な内容だけでなく、人工知能のアルゴリズムやシステム、および応用にわたる幅広い対象領域において、情報技術の観点、および日本の産業競争力を強化する観点から国際標準として求められる内容を検討し、意見を国際の場にインプットしていきます。具体的には、およそ月に1回程度の委員会を開催し、以下の活動を行います。
・新しい作業項目、規格案等のレビューと日本としての意見発信
・ISO/IEC JTC 1/SC 42へのコメント提出と会議参加
・当該分野での新しい規格項目の洗い出しとISO/IEC JTC 1への提案活動
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長:中鉢良治)人工知能研究センターより上席イノベーションコーディネーターの杉村領一氏を本専門委員会の委員長に迎え、委員会活動をリードして頂きます。
また、本委員会の活動に当たっては、一般社団法人 人工知能学会(会長:山田 誠二)と協力して推進します。
■用語の説明
◆ISO/IEC JTC 1
国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が合同で設立した技術委員会であり、情報技術 (IT) 分野の国際標準化を行うための組織として1987年に設立されました
http://www.iso.org/iso/jtc1_home.html
http://jtc1info.org/
◆情報処理学会 情報規格調査会(ITSCJ:Information Technology Standards Commission of Japan)
日本工業標準調査会(JISC)から国内審議団体を引き受けて、ISO/IEC JTC 1における情報技術に関する国際規格の審議を行うとともに、情報技術に関する標準化に寄与することを目的として情報処理学会に設置されている組織です
◆SC(分科委員会)
ISO/IEC JTC 1において国際規格を策定する分科委員会であり、検討が広範囲にわたる場合には配下に複数のWG(Working Group作業グループ)を設置して規格開発を行います。今般新設されるSC 42において現時点では推進するプロジェクトは二つですが、今後新たなテーマが追加され、配下に複数のWGを設置して検討を進めることが想定されます。
<プレスリリースについての問い合わせ先>
一般社団法人 情報処理学会 情報規格調査会
住 所: 〒105-0011 東京都港区芝公園 3-5-8 機械振興会館 308-3
メール: standards 〔at〕 itscj.ipsj.or.jp
https://www.itscj.ipsj.or.jp/