2018年01月09日 15:00

トランザス、字幕・手話放送プラットフォーム「アイ・ドラゴン4」の普及促進の協力に合意 ~情報アクセシビリティ向上のために、IPTV国際標準規格H.702に準拠した世界初のSTBを提供~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社トランザス(本社:横浜市西区、代表取締役社長:藤吉 英彦)は、株式会社アステム(本社:大阪市北区、代表取締役:大嶋 雄三)が開発する聴覚障害者用情報受信装置「アイ・ドラゴン」の新シリーズである字幕・手話放送プラットフォーム「アイ・ドラゴン4」を開発・製造し、国内・海外での同製品の普及促進に協力することに本日合意いたしましたので、お知らせいたします。

株式会社トランザス(本社:横浜市西区、代表取締役社長:藤吉 英彦)は、株式会社アステム(本社:大阪市北区、代表取締役:大嶋 雄三)が開発する聴覚障害者用情報受信装置「アイ・ドラゴン」の新シリーズである字幕・手話放送プラットフォーム「アイ・ドラゴン4」を開発・製造し、国内・海外での同製品の普及促進に協力することに本日合意いたしましたので、お知らせいたします。

■ 今回の合意の背景

国内においては、平成26年に「障害者の権利に関する条約」が批准され、平成28年には「障害者差別解消法」が施行される中、平成32年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定されていることから、バリアフリー社会、障害者の社会参加推進に向けた「アクセシビリティ」、特に情報に対する「アクセシビリティ」の向上への機運が高まっております。

■ 今回の合意の狙い
株式会社アステム(以下、「アステム」)は、平成7年の阪神淡路大震災当時、手話ニュースが放送中止となり、数少ない手話の番組がなくなってしまったことの経験から、平成10年に「字幕」と「手話」の放送局「目で聴くテレビ」の立ち上げを聴覚障害者当事者団体と衛星通信会社と協力して行い、「目で聴くテレビ」の専用受信機「アイ・ドラゴン」を開発することで長年、聴覚障害者支援に力を入れております。
アステムは、IPTVアクセシビリティ基本機能を定義している世界初のIPTVアクセシビリティ国際技術標準の標準化にも産学共同で貢献しており、平成28年10月25日からチュニジアにおいて開催されたWTSA(世界電気通信標準化総会)においては、IPTV国際標準規格H.702を実装したIPTVを世界で初めてデモンストレーションいたしました。
当社は、平成14年より単機能型コンピュータであるSTB(セット・トップ・ボックス)の提供を開始しており、設計・開発・製造までを一気通貫で行うことから小ロットの注文にも対応することも可能です。そのため、小ロットでのニーズが発生しやすいエンタープライズ向けにSTBを提供しており、主に映像配信にご利用いただいております。

国内におけるアクセシビリティ向上への機運が高まっており、また、IPTVアクセシビリティ国際技術が標準化されたことで、国内・海外の聴覚障害者の間で話題となっているIPTV国際標準規格H.702に準拠した世界初のSTBである「アイ・ドラゴン4」の開発が待たれております。アステムの研究開発力と当社のSTB開発・製造力を活かし、早期に「アイ・ドラゴン4」の提供を開始し、聴覚障害者のアクセシビリティ向上に貢献してまいります。


■ 今後の展開について
アステムと当社は、「アイ・ドラゴン4」を早期に国内において提供することはもとより、平成29年1月30日に国際協力機構(JICA)による「中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」において、アステムの「視聴覚障害者の放送アクセスを保障するアイ・ドラゴンを活用した災害復興に関する案件化調査」(エクアドル)が採択されていることから、世界的に同製品を提供をすることで世界中の障害者の社会参加推進に向けた「アクセシビリティ」の向上に寄与したいと考えております。
 また、「アイ・ドラゴン4」は、IPTV用の標準「LIME」を用いていることから、同一映像に対して多言語字幕を付与し、訪日外国人向けに放送番組やデジタルサイネージ等に多言語字幕サービスを提供することが可能です。そのため、訪日外国人の「アクセシビリティ」向上にも寄与してまいります。

■ 「アイ・ドラゴン4」について
「アイ・ドラゴン4」は、字幕・手話放送のプラットフォームである認定NPO法人障害者放送通信機構(以下、「機構」)が配信する「目で聴くテレビ」の専用受信機であり、厚生労働省が定める日常生活用具給付等事業対象品となります。また、IPTV国際標準規格H.702に準拠した世界初のSTBです。
これまでは字幕や手話は、放送局が重畳させない限り付与されませんでしたが、IPTV国際標準規格H.702に準拠し光回線を利用するIPTV(LIME)を利用することで、映像情報の配信主体が字幕等を配信しなくても第三者が字幕や手話の情報を付与することができ、同一映像に対して多言語字幕等の付与が可能となります。
その他にも、機構が配信する「リアルタイム手話・字幕」は、従来は一つの放送番組に対してしか手話・字幕の付与ができなかったものが、「アイ・ドラゴン4」では同時に複数の放送番組へ付与することができます。また、アーカイブ機能を搭載したことで「目で聴くテレビ」をはじめ情報提供施設制作番組、ろう映像作家制作番組など様々な手話番組をお楽しみいただけます。

<株式会社アステム> http://www.astem-co.co.jp/
 名 称:株式会社アステム
 所在地:大阪府大阪市北区東天満二丁目7番12号
 設 立:昭和49年12月
 代 表:代表取締役 大嶋 雄三
 資本金:60百万円(2017年12月末時点)

<株式会社トランザス> http://www.tranzas.co.jp/
 名 称:株式会社トランザス
 所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号
 設 立:平成7年1月
 代 表:代表取締役社長  藤吉 英彦
 資本金:434百万円(2017年12月末時点)
 海外拠点:台湾支店、TRANZAS Asia Pacific Pte. Ltd. (シンガポール販売子会社)

本リリースに関するお問い合わせはこちらまで
株式会社トランザス 担当:稲田 pr@tranzas.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
株式会社ピースリー(カブシキガイシャピースリー)
代表者
藤吉 英彦(フジヨシ ヒデヒコ)
所在地
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町4-3 泉館紀尾井町
TEL
03-3239-2020
業種
通信・インターネット
上場先
マザーズ
従業員数
50名未満
会社HP
http://www.pthree.co.jp

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.