これまで、ADHDパーソンに対する周囲の支援方法は、ADHDのネガティブな行動特性(1つのことに集中できない、協調性がない、すぐに忘れてしまう、飽きっぽい、みんなと同じペースでできない等)のみ着目し、それらを「障害」として認識し改善していくアプローチでした。
確かにこの従来からのアプローチは有効な手法のひとつです。しかし、支援者側がADHDを「障害がある人の行動」と断定することによって、ADHDパーソンの改善を妨げ、周囲の環境をさらに困難にしていることが多々あります。 特にキャリア・職場・結婚生活・子育てなど、成人以降のADHDパーソンとその周辺の人々との摩擦は、非常に大きな社会問題となりつつのあるのは周知の事実です。
「大人はこうあるべき」、「先生だから~しなければならない」、「上司は~すべき」、「正義とは~」など、私たちは様々な価値観のもと、生活をしています。ADHDなど発達障害者支援のケースであれば、「できないことを補うこと、改善することが最も大切」と考えている支援者が圧倒的多数を占めているというのが日本社会の現状です。これは正しいアプローチ・価値観のひとつですが、この考え方に捉われすぎると支援が上手くいかず、問題をより深刻化させてしまいます。
私たちADHDリソースセンターは、ADHDは「障害でなく特性」と捉え、現在発生している問題は、ADHDパーソンとNon-ADHDパーソンとの間に生じている「思考タイプの違い」により、起因していると考えています。つまり、脳の多様性(ブレインスタイル・ダイバーシティ)に対する相互理解が進めば、問題解決へ大きく前進すると考えています。
ADHD研究の先進国である米国におけるADHDパーソン支援者コミュニティでは、このブレインスタイル・ダイバーシティモデルを新しいアプローチとして活用し、ADHDパーソンとNon-ADHDパーソンとの関係改善に役立て始めています。また特筆すべきは、ADHDパーソンのポジティブ特性にも光を当てて、「良いところ」を伸ばすという方法を実行しています。事実、グローバルIT大手企業等においては、ある特定の領域において、ADHDパーソンを積極的に採用して、素晴らしいパフォーマンスを発揮している成功例も出始めています。
本講座は、従来からのアプローチ方法(ADHDパーソンの行動特性を障害・問題として認識するというスタート時点から始まり、それをどのように改善・支援していくか)とは一線を画した新しいアプローチ、「ブレインスタイル・ダイバーシティモデル」を学んでいただきます。座学だけでなく、様々なワークショップを通じて自己と他者の違いを体感していきながら、この感覚を養っていきます。
このモデルを習得いただくと、以下のことが可能になります。
1.ADHDパーソンの好奇心を刺激する方法が理解できるようになります。
2.従来の決まった1つの流れや順序に沿ったやり方(直線的な方法・思考)では、ADHD特性の改善、能力を引き出すことが難しいことを学びます。
3.ADHDパーソンが実際に手足を動かし、自分に合った方法が見つかるまで何度も試していけるような環境をどう支援者側で構築できるが分かります。
4.その結果、ADHDパーソンの能力(ポジティブ特性)を引き出し、パフォーマンスを発揮させる方法が分かります。また、突出した能力が開花し成功した実際のケーススタディを知ることができます。
5. ADHDパーソンとNon-ADHDパーソンの関係改善の方法を知ることができます。
本講座は、このブレインスタイル・ダイバーシティモデルを活用して、ADHDパーソン支援者の育成を目的としています。座学の他に、「直線タイプ」、「曲線タイプ」、「橋渡しタイプ」の3つのグループに分かれて行うワークショップ・ディスカッションを中心に各グループのブレインスタイル・考え方・役割について理解を浸透させ、上記の事項を習得いただきます。
今回の初級コースでは、まず全体像・基本を学んでいただきますが、今後は中級コース・上級コースも順次開講し、さらに深く本モデルを研究し、支援者としてのスキルを磨いていきます。
【第1回 初級コース概要】
1. 対象
● 16才以上の方
● ADHDやブレインスタイルについて理解を深めたい方
● 教育関連(高校・大学・大学院・専門学校の教師の方、就職サポートの方等)のお仕事に携わる方
● 企業の人事や上司の方など従業員をサポートする必要がある方
● 医療・福祉関係者の方
2.日時:2017年12月22日(金)18:00~20:30 全1回
3.受講料:15,000円(税別)事前振込制
4.申込期限:2017年12月11日(月)
5.定員:10名
6.講師:ADHDカウンセラーリーベル・りなこ
7.その他:詳細については下記ページよりご覧いただけます。
http://adhd-resource.jp/qualification
【講師プロフィール】
リーベル・りなこ
ADHD 専門カウンセラー/一般社団法人 ADHD リソースセンター代表理事
中央大学商学部卒業。大手都市銀行、企業経理など数社勤務。自身が ADHDの診断を受けたことをきっかけに、本格的に国内外の ADHD に関わる情報を収集。
実生活で役立つ方法を自ら実践、ADHD/ブレインスタイル・ダイバーシティ に関する啓発活動を開始する。一般社団法人 ADHD リソースセンターを設立。セミナー・カウンセリング・コーチングを通じて、ADHD の人もそうでない人も共に希望を持って前進していくためのサポートに力を注いでいる。
【資格認定制度概要】
■ ADHDサポートコンシェルジュ養成/初級コース
ADHDサポートコンシェルジュの役割、資格認定までの流れ、ADHD/ブレインスタイル・ダイバーシティの基礎を実際に楽しく体感しながら視野を広げていきます。
■ ADHDサポートコンシェルジュ養成/中級コース(2018年度より開講予定)
ブレインスタイル3つのタイプについて、私とあなたのブレインスタイル研究、ADHD課題で発生しがちな事例を挙げてそれぞれ私達自身の役割について研究していきます。
■ ADHDサポートコンシェルジュ養成/上級コース(2018年度より開講予定)
曲線タイプ・直線タイプ・橋渡しタイプのグループごとに、より実践的なワークを通じて多様性の理解を深めていきます。
※ADHDサポートコンシェルジュを名乗るには、上級コース終了後に別途会員登録(月額2,000円)が必要です。
【法人概要】
代表者:高橋 理奈子(ビジネスネーム:リーベル・りなこ)
設立:2016 年 12 月 13 日
業務内容:ADHD に関するセミナー・カウンセリング・コーチング事業
確かにこの従来からのアプローチは有効な手法のひとつです。しかし、支援者側がADHDを「障害がある人の行動」と断定することによって、ADHDパーソンの改善を妨げ、周囲の環境をさらに困難にしていることが多々あります。 特にキャリア・職場・結婚生活・子育てなど、成人以降のADHDパーソンとその周辺の人々との摩擦は、非常に大きな社会問題となりつつのあるのは周知の事実です。
「大人はこうあるべき」、「先生だから~しなければならない」、「上司は~すべき」、「正義とは~」など、私たちは様々な価値観のもと、生活をしています。ADHDなど発達障害者支援のケースであれば、「できないことを補うこと、改善することが最も大切」と考えている支援者が圧倒的多数を占めているというのが日本社会の現状です。これは正しいアプローチ・価値観のひとつですが、この考え方に捉われすぎると支援が上手くいかず、問題をより深刻化させてしまいます。
私たちADHDリソースセンターは、ADHDは「障害でなく特性」と捉え、現在発生している問題は、ADHDパーソンとNon-ADHDパーソンとの間に生じている「思考タイプの違い」により、起因していると考えています。つまり、脳の多様性(ブレインスタイル・ダイバーシティ)に対する相互理解が進めば、問題解決へ大きく前進すると考えています。
ADHD研究の先進国である米国におけるADHDパーソン支援者コミュニティでは、このブレインスタイル・ダイバーシティモデルを新しいアプローチとして活用し、ADHDパーソンとNon-ADHDパーソンとの関係改善に役立て始めています。また特筆すべきは、ADHDパーソンのポジティブ特性にも光を当てて、「良いところ」を伸ばすという方法を実行しています。事実、グローバルIT大手企業等においては、ある特定の領域において、ADHDパーソンを積極的に採用して、素晴らしいパフォーマンスを発揮している成功例も出始めています。
本講座は、従来からのアプローチ方法(ADHDパーソンの行動特性を障害・問題として認識するというスタート時点から始まり、それをどのように改善・支援していくか)とは一線を画した新しいアプローチ、「ブレインスタイル・ダイバーシティモデル」を学んでいただきます。座学だけでなく、様々なワークショップを通じて自己と他者の違いを体感していきながら、この感覚を養っていきます。
このモデルを習得いただくと、以下のことが可能になります。
1.ADHDパーソンの好奇心を刺激する方法が理解できるようになります。
2.従来の決まった1つの流れや順序に沿ったやり方(直線的な方法・思考)では、ADHD特性の改善、能力を引き出すことが難しいことを学びます。
3.ADHDパーソンが実際に手足を動かし、自分に合った方法が見つかるまで何度も試していけるような環境をどう支援者側で構築できるが分かります。
4.その結果、ADHDパーソンの能力(ポジティブ特性)を引き出し、パフォーマンスを発揮させる方法が分かります。また、突出した能力が開花し成功した実際のケーススタディを知ることができます。
5. ADHDパーソンとNon-ADHDパーソンの関係改善の方法を知ることができます。
本講座は、このブレインスタイル・ダイバーシティモデルを活用して、ADHDパーソン支援者の育成を目的としています。座学の他に、「直線タイプ」、「曲線タイプ」、「橋渡しタイプ」の3つのグループに分かれて行うワークショップ・ディスカッションを中心に各グループのブレインスタイル・考え方・役割について理解を浸透させ、上記の事項を習得いただきます。
今回の初級コースでは、まず全体像・基本を学んでいただきますが、今後は中級コース・上級コースも順次開講し、さらに深く本モデルを研究し、支援者としてのスキルを磨いていきます。
【第1回 初級コース概要】
1. 対象
● 16才以上の方
● ADHDやブレインスタイルについて理解を深めたい方
● 教育関連(高校・大学・大学院・専門学校の教師の方、就職サポートの方等)のお仕事に携わる方
● 企業の人事や上司の方など従業員をサポートする必要がある方
● 医療・福祉関係者の方
2.日時:2017年12月22日(金)18:00~20:30 全1回
3.受講料:15,000円(税別)事前振込制
4.申込期限:2017年12月11日(月)
5.定員:10名
6.講師:ADHDカウンセラーリーベル・りなこ
7.その他:詳細については下記ページよりご覧いただけます。
http://adhd-resource.jp/qualification
【講師プロフィール】
リーベル・りなこ
ADHD 専門カウンセラー/一般社団法人 ADHD リソースセンター代表理事
中央大学商学部卒業。大手都市銀行、企業経理など数社勤務。自身が ADHDの診断を受けたことをきっかけに、本格的に国内外の ADHD に関わる情報を収集。
実生活で役立つ方法を自ら実践、ADHD/ブレインスタイル・ダイバーシティ に関する啓発活動を開始する。一般社団法人 ADHD リソースセンターを設立。セミナー・カウンセリング・コーチングを通じて、ADHD の人もそうでない人も共に希望を持って前進していくためのサポートに力を注いでいる。
【資格認定制度概要】
■ ADHDサポートコンシェルジュ養成/初級コース
ADHDサポートコンシェルジュの役割、資格認定までの流れ、ADHD/ブレインスタイル・ダイバーシティの基礎を実際に楽しく体感しながら視野を広げていきます。
■ ADHDサポートコンシェルジュ養成/中級コース(2018年度より開講予定)
ブレインスタイル3つのタイプについて、私とあなたのブレインスタイル研究、ADHD課題で発生しがちな事例を挙げてそれぞれ私達自身の役割について研究していきます。
■ ADHDサポートコンシェルジュ養成/上級コース(2018年度より開講予定)
曲線タイプ・直線タイプ・橋渡しタイプのグループごとに、より実践的なワークを通じて多様性の理解を深めていきます。
※ADHDサポートコンシェルジュを名乗るには、上級コース終了後に別途会員登録(月額2,000円)が必要です。
【法人概要】
代表者:高橋 理奈子(ビジネスネーム:リーベル・りなこ)
設立:2016 年 12 月 13 日
業務内容:ADHD に関するセミナー・カウンセリング・コーチング事業