留学・語学教育事業を展開する世界最大規模の私立教育機関、イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First、以下EF)の日本法人であるイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 サンチョリ・リー)は本日、 語学能力評価基準CEFR(セファール)に準拠したEF EPI英語能力指数(EF English Proficiency Index、以下EF EPI) の2017年版報告書に基づき、非英語圏各国の英語力レベルの世界ランキングを発表しました。
EF EPIは、過去に実施された英語能力テストの結果データに基づき、英語能力を経年的に 計測、追跡する世界規模のベンチマークとして開発された指数で、無料の英語能力測定テストから得られるビッグデータを利用することで、世界規模の広範かつ標準化された指標データを提供できることが特徴です。また、CEFRに準じているため、TOEFLやTOEIC、IELTSなど 既存のスコアへの換算も可能です。
今年で 7 回目となる EF EPI 英語能力指数報告書は、調査対象国[1] が前年度より 7か国増え、世界 80 か国、100 万人以上の英語学習者(18歳以上)の無料英語能力測定テストEF SET[2] のデータを用いて作成されました。世界ランキングでは、前年に続いてオランダが1 位となったほか、ヨーロッパ各国がランキング上位を占める結果となりました。日本は、2016 年調査に 比べ2 ランク下落の37 位、EF EPI スコア(数値)では、ほぼ横這いの51.69ポイント(+0.65 ポイント)にとどまり、日本人の英語能力は停滞していることが明らかになりました。
■ 2017年EF EPI 英語能力指数報告書の主なポイントは以下となります。
1.日本の順位、動向について
日本の順位は、昨年 11 月に発表された「2016年EF EPI報告書」の順位 (72か国中35 位)から 2 位ランクダウンし、80か国中37 位(能力レベルの分布では“低い英語能力”に位置)と なりました。また、EF EPI スコアはほぼ横這いの +0.65 ポイントとなり、スコア下落が顕著で あった昨年より挽回したものの、 7 年連続で日本人の英語能力レベルは低下していることが 明らかになりました。
2.アジア諸国の動向
昨年に続き、アジア諸国で最もランキングの高い国はシンガポール(80か国中5位)となりました。EF EPIスコアでも、シンガポールは+2.51ポイントと昨年よりさらに大きく伸び、著しい上昇を続けています。また、タイもスコアを大きく伸ばし(+2.57ポイント)、能力レベルが“非常に低い”から抜け出す一方、インドやカザフスタンが下落したほか、カンボジア、ラオスが能力レベル が最も低い下位10%に位置するなど、アジア地域内の能力格差が一段と開いた結果となり ました。
3.ランキング上位国について
昨年同様、2017年調査でもヨーロッパが最も英語能力が高い地域となり、オランダが2 年連続 1 位を獲得、また、北欧3か国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)がそれに続きました。 トップ10にはヨーロッパ諸国がひしめくなか、シンガポールが 5 位にランクアップ(2016年 6位)、また初参加の南アフリカが 8 位にランクインしました。
4.都市別能力指数の動向
都市別の動向では、東京が昨年に続き最も高い指数54.81を示すものの、昨年より1.37ポイント下落しました。一方、横浜市は昨年より1.34ポイント伸び52.86をマークし、関東地域の数値が下落傾向の中、都市別では最も高い伸びとなり、英語能力レベルも”低い“から”標準的“へと改善しました。
本調査を踏まえ、EF 研究所所長 兼 EF SETアカデミック・シニア・ディレクターの Minh N. Tran は次のように述べています。「現在のグローバル環境において英語は国際コミュニケー ションに不可欠であり、教育現場のみならず政府や企業においても自国の英語能力の向上に多大な投資が行われています。こうした中、EF EPIは世界各国の英語能力レベルを経年的、俯瞰的に把握するのに役立っています。今後も英語教育の課題や教育方法の議論に貢献するものと期待しています」とコメントしています。
なおEFでは、2017年EF EPI英語能力指数報告書と合わせ、中高生、大学生、専門学校生の英語スキル習得を調査した学校向けEF英語能力指数EF EPI-s 2017年報告書も公開しています。
2017年EF EPI 英語能力指数報告書の全文、およびEF EPIと外部指標との相関関係の 分析、2017年EF EPI-s 報告書の詳細は以下のページでご覧いただけます。
http://www.efjapan.co.jp/epi/
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社について
1965年に、『Education First (教育を第一に)』をモットーにスウェーデンで設立したイー・エフ・エデュケーション・ファーストは、世界最大規模の私立教育機関です。現在では世界53か国 以上の国々に500を超える事業拠点、及び、直営語学学校を擁し、語学留学プログラム等、 グローバルに教育事業を展開しています。
[1]この指標には、受験者が400人を超える国のデータのみを使用しています。多くの国において受験者数は400人を大きく上回っており、合計80の国と領域が対象国に含まれています。
[2] EF SETには、コンピュータ適応型階層システムを導入し、受験者の英語能力に応じた設問を出題するアダプティブテスト形式を採用。従来テストに比べより幅広いレベルの能力を測定することができ、大学や組織単位の語学力の測定、統計分析も可能です。各国の教育機関での導入が進められているほか、東京大学やハーバード大学での研究にも利用されています。
EF EPIは、過去に実施された英語能力テストの結果データに基づき、英語能力を経年的に 計測、追跡する世界規模のベンチマークとして開発された指数で、無料の英語能力測定テストから得られるビッグデータを利用することで、世界規模の広範かつ標準化された指標データを提供できることが特徴です。また、CEFRに準じているため、TOEFLやTOEIC、IELTSなど 既存のスコアへの換算も可能です。
今年で 7 回目となる EF EPI 英語能力指数報告書は、調査対象国[1] が前年度より 7か国増え、世界 80 か国、100 万人以上の英語学習者(18歳以上)の無料英語能力測定テストEF SET[2] のデータを用いて作成されました。世界ランキングでは、前年に続いてオランダが1 位となったほか、ヨーロッパ各国がランキング上位を占める結果となりました。日本は、2016 年調査に 比べ2 ランク下落の37 位、EF EPI スコア(数値)では、ほぼ横這いの51.69ポイント(+0.65 ポイント)にとどまり、日本人の英語能力は停滞していることが明らかになりました。
■ 2017年EF EPI 英語能力指数報告書の主なポイントは以下となります。
1.日本の順位、動向について
日本の順位は、昨年 11 月に発表された「2016年EF EPI報告書」の順位 (72か国中35 位)から 2 位ランクダウンし、80か国中37 位(能力レベルの分布では“低い英語能力”に位置)と なりました。また、EF EPI スコアはほぼ横這いの +0.65 ポイントとなり、スコア下落が顕著で あった昨年より挽回したものの、 7 年連続で日本人の英語能力レベルは低下していることが 明らかになりました。
2.アジア諸国の動向
昨年に続き、アジア諸国で最もランキングの高い国はシンガポール(80か国中5位)となりました。EF EPIスコアでも、シンガポールは+2.51ポイントと昨年よりさらに大きく伸び、著しい上昇を続けています。また、タイもスコアを大きく伸ばし(+2.57ポイント)、能力レベルが“非常に低い”から抜け出す一方、インドやカザフスタンが下落したほか、カンボジア、ラオスが能力レベル が最も低い下位10%に位置するなど、アジア地域内の能力格差が一段と開いた結果となり ました。
3.ランキング上位国について
昨年同様、2017年調査でもヨーロッパが最も英語能力が高い地域となり、オランダが2 年連続 1 位を獲得、また、北欧3か国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)がそれに続きました。 トップ10にはヨーロッパ諸国がひしめくなか、シンガポールが 5 位にランクアップ(2016年 6位)、また初参加の南アフリカが 8 位にランクインしました。
4.都市別能力指数の動向
都市別の動向では、東京が昨年に続き最も高い指数54.81を示すものの、昨年より1.37ポイント下落しました。一方、横浜市は昨年より1.34ポイント伸び52.86をマークし、関東地域の数値が下落傾向の中、都市別では最も高い伸びとなり、英語能力レベルも”低い“から”標準的“へと改善しました。
本調査を踏まえ、EF 研究所所長 兼 EF SETアカデミック・シニア・ディレクターの Minh N. Tran は次のように述べています。「現在のグローバル環境において英語は国際コミュニケー ションに不可欠であり、教育現場のみならず政府や企業においても自国の英語能力の向上に多大な投資が行われています。こうした中、EF EPIは世界各国の英語能力レベルを経年的、俯瞰的に把握するのに役立っています。今後も英語教育の課題や教育方法の議論に貢献するものと期待しています」とコメントしています。
なおEFでは、2017年EF EPI英語能力指数報告書と合わせ、中高生、大学生、専門学校生の英語スキル習得を調査した学校向けEF英語能力指数EF EPI-s 2017年報告書も公開しています。
2017年EF EPI 英語能力指数報告書の全文、およびEF EPIと外部指標との相関関係の 分析、2017年EF EPI-s 報告書の詳細は以下のページでご覧いただけます。
http://www.efjapan.co.jp/epi/
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社について
1965年に、『Education First (教育を第一に)』をモットーにスウェーデンで設立したイー・エフ・エデュケーション・ファーストは、世界最大規模の私立教育機関です。現在では世界53か国 以上の国々に500を超える事業拠点、及び、直営語学学校を擁し、語学留学プログラム等、 グローバルに教育事業を展開しています。
[1]この指標には、受験者が400人を超える国のデータのみを使用しています。多くの国において受験者数は400人を大きく上回っており、合計80の国と領域が対象国に含まれています。
[2] EF SETには、コンピュータ適応型階層システムを導入し、受験者の英語能力に応じた設問を出題するアダプティブテスト形式を採用。従来テストに比べより幅広いレベルの能力を測定することができ、大学や組織単位の語学力の測定、統計分析も可能です。各国の教育機関での導入が進められているほか、東京大学やハーバード大学での研究にも利用されています。