その数すでに40近く
躍進するアイリッシュの蒸留所
19世紀後半、世界で販売されるウイスキーの60%近くがアイリッシュウイスキーでした。それはスコッチの1.5倍ほどの量で、アイリッシュウイスキーは我が世の春を謳歌していたのです。
ところが20世紀に入ると、アイルランドの独立戦争が始まり、アメリカの禁酒法で販路が狭まり、続く第1次・第2次世界大戦でアイリッシュウイスキーは壊滅状態となりました。1970年代半ば、残った蒸留所はブッシュミルズとミドルトンの2つだけ。その後、クーリー蒸留所、キルベガン蒸留所ができたものの、2010年頃までは稼働蒸留所はたった4つに過ぎませんでした。
それが、2014年に新生タラモアが創業すると、次々と新しい蒸留所が生まれていきました。現在、計画段階のものも含めると、その数約40ヶ所!
今号の特集では、クーリー、キルベガンという既存の蒸留所と、グレートノーザン、ティーリング、ピアースライオンズ、そして新生タラモアと6つの蒸留所を取り上げていきます。
◆新生タラモア蒸留所
スコッチの名門ブランドのウィリアム・グラント&サンズ社が、60年前に閉鎖されたタラモア蒸留所を再生! そのオープン記念のパーティにアメリカから駆けつけたゲストは、1954年に蒸留所が閉鎖されたときに釜の最後の火を落とし、蒸留所に鍵をかけたスチルマンでした。
◆ティーリング蒸留所
アイリッシュウイスキー復興の立役者であるジョン・ティーリング氏。彼の2人の息子も、やはりウイスキーの道に飛び込みました。ダブリンに125年ぶりに生まれた蒸留所は、年間観光客が6万人。アイリッシュで一番クールな蒸留所と呼ばれています。
◆ピアースライオンズ蒸留所
12世紀に建てられた古い教会を、外観はそのままに蒸留所に改造! 窓を飾るステンドグラスにはウイスキー造りの過程が描かれ、祭壇にはスチルがそびえる――。アイリッシュウイスキーの新たな聖地の誕生です。
この他、世界最古で創業260周年を迎えたキルベガン蒸留所や、ティーリング氏がビール工場を改造してオープンしたグレートノーザン蒸留所などを紹介! さらにコラムは、ケルト文化の謎やギネスビール成功の歴史など、アイルランドが気になる方にとっても見逃せない内容です。
その他の特集企画・連載も充実!!
第2特集は、前号に続いてスコッチウイスキー。ハイランドパーク、タリスカー、ロッホローモンド、タリバーディンと、新旧4つの蒸留所の最新事情が分かります。
そして連載企画「コニャックの現場から」はレミーマルタン。一本30万円、至高のコニャックと呼ばれる「ルイ13世」の秘密とは――?
さらに、人気連載「ガロア的酒場歩き」で今回編集長が訪れたのは、釧路と厚岸! 釧路では和商市場の「勝手丼」を堪能し、末広町でバーめぐり。厚岸町ではカキざんまいと、地元に根づいた美味を探して歩きます。
さらに、テイスティング、新商品情報、編集長インタビュー、連載コラムなども必読です。
『ウイスキーガロア』Vol.5(2017年11月号)
本文オールカラー128ページ、価格1,200円+税 隔月刊(偶数月発行)
発行:ウイスキー文化研究所
http://scotchclub.org/
躍進するアイリッシュの蒸留所
19世紀後半、世界で販売されるウイスキーの60%近くがアイリッシュウイスキーでした。それはスコッチの1.5倍ほどの量で、アイリッシュウイスキーは我が世の春を謳歌していたのです。
ところが20世紀に入ると、アイルランドの独立戦争が始まり、アメリカの禁酒法で販路が狭まり、続く第1次・第2次世界大戦でアイリッシュウイスキーは壊滅状態となりました。1970年代半ば、残った蒸留所はブッシュミルズとミドルトンの2つだけ。その後、クーリー蒸留所、キルベガン蒸留所ができたものの、2010年頃までは稼働蒸留所はたった4つに過ぎませんでした。
それが、2014年に新生タラモアが創業すると、次々と新しい蒸留所が生まれていきました。現在、計画段階のものも含めると、その数約40ヶ所!
今号の特集では、クーリー、キルベガンという既存の蒸留所と、グレートノーザン、ティーリング、ピアースライオンズ、そして新生タラモアと6つの蒸留所を取り上げていきます。
◆新生タラモア蒸留所
スコッチの名門ブランドのウィリアム・グラント&サンズ社が、60年前に閉鎖されたタラモア蒸留所を再生! そのオープン記念のパーティにアメリカから駆けつけたゲストは、1954年に蒸留所が閉鎖されたときに釜の最後の火を落とし、蒸留所に鍵をかけたスチルマンでした。
◆ティーリング蒸留所
アイリッシュウイスキー復興の立役者であるジョン・ティーリング氏。彼の2人の息子も、やはりウイスキーの道に飛び込みました。ダブリンに125年ぶりに生まれた蒸留所は、年間観光客が6万人。アイリッシュで一番クールな蒸留所と呼ばれています。
◆ピアースライオンズ蒸留所
12世紀に建てられた古い教会を、外観はそのままに蒸留所に改造! 窓を飾るステンドグラスにはウイスキー造りの過程が描かれ、祭壇にはスチルがそびえる――。アイリッシュウイスキーの新たな聖地の誕生です。
この他、世界最古で創業260周年を迎えたキルベガン蒸留所や、ティーリング氏がビール工場を改造してオープンしたグレートノーザン蒸留所などを紹介! さらにコラムは、ケルト文化の謎やギネスビール成功の歴史など、アイルランドが気になる方にとっても見逃せない内容です。
その他の特集企画・連載も充実!!
第2特集は、前号に続いてスコッチウイスキー。ハイランドパーク、タリスカー、ロッホローモンド、タリバーディンと、新旧4つの蒸留所の最新事情が分かります。
そして連載企画「コニャックの現場から」はレミーマルタン。一本30万円、至高のコニャックと呼ばれる「ルイ13世」の秘密とは――?
さらに、人気連載「ガロア的酒場歩き」で今回編集長が訪れたのは、釧路と厚岸! 釧路では和商市場の「勝手丼」を堪能し、末広町でバーめぐり。厚岸町ではカキざんまいと、地元に根づいた美味を探して歩きます。
さらに、テイスティング、新商品情報、編集長インタビュー、連載コラムなども必読です。
『ウイスキーガロア』Vol.5(2017年11月号)
本文オールカラー128ページ、価格1,200円+税 隔月刊(偶数月発行)
発行:ウイスキー文化研究所
http://scotchclub.org/