ポラスグループの２作品が「ウッドデザイン賞2017」を受賞

＜ウッドデザイン賞2017・ハートフルデザイン部門　コミュニケーション分野＞
「DomaHut」（ドマハット）　学生のアイデアでつくる小屋内の土間庭空間　（ポラスガーデンヒルズ（株）・ポラス（株））


「ポラス学生・建築コンペティション」第1回（2014年開催）応募作品を実物件化したもので、縦長の建物を3つに分割した上で中央ブロックの屋根を90度回転させ、屋根の間や隣地との隙間から光を呼び込むとともに、風が通り抜ける大きな吹き抜け土間空間とし、家の中心に半屋外ともいえる特別な空間質を創出しています。これによって庭の取れない狭小敷地における通風・採光・住環境・家族ごとに閉じた空間の改善を目指しました。空間内の 梁・柱・天井には、木質の構造を効果的に露出させ、吹き抜けを集いの場に相応しいあたたかさで彩っています。

＜物件概要＞
所在地:千葉県松戸市牧の原　
土地面積:101.58m2
建物面積:149.66m2（1階面積:58.17m2ビルトインガレージ含む　2階面積:52.99m2　3階面積:38.50m2）

＜ウッドデザイン賞2017・ライトデザイン部門　技術・研究分野＞
「スリム」　せん断力のみ負担する薄壁鉛直構造（（株）ポラス暮し科学研究所）

両側に柱を必要としない厚さ38ｍｍ、幅800ｍｍというスリムな板材の形状を活かし、引き戸の袖壁などの
雑壁を耐力壁化できる商品で、45×90ｍｍたすき筋かいと同等のせん断力を実現しました。非耐力壁である雑壁部分への設置の可能性が広がることにより、建物プランの変更を抑えながらも耐震性能の向上が図れるため設計提案の幅を広げられます。
また、取り付けは専用金物をビスにて固定するのみなので、新築建物のみならず、リフォーム工事等でも利
用できます。

■＜ウッドデザイン賞について＞
ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する新しい顕彰制度で、2015年からスタートし今年で3回目となります。
これによって“木のある豊かな暮らし”が普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。表彰部門は、ライフデザイン（暮らしの質を高める）・ハートフルデザイン（心身を健康にする）・ソーシャルデザイン（社会を活性化する）の3部門となっており、最優秀賞、優秀賞、奨励賞の上位賞については、11月20日に発表される予定です。
受賞については、12月7日～9日、東京ビックサイトにおいて行われる「エコプロ2017」に展示されます。