2017年10月26日 17:00

【GBI Research発表】 2017年の主要先進７ヶ国の呼吸器疾患罹患人口は1億690万人

GBIリサーチ（GBI Research）は、出版レポート「世界の2023年までの呼吸器疾患治療薬市場 - Global Respiratory Drugs Market to 2023」のプレスリリースにおいて、主要先進７ヶ国（米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、日本）の2017年の喘息、COPD、CF、IPFの罹患人口は1億690万人という調査結果を発表しました。

◆ プレスリリース本文

主要特許の失効により変化する治療環境と市場促進要因として頭角を現す喘息と嚢胞性線維症向け生物製剤、標的治療、CFTRモジュレータ

2017年10月18日
GBIアソシエイトアナリストのマーク・ニーダムは呼吸器疾患治療薬市場について次のように述べています。「これまでに治療が行き渡らなかった患者の利益になる、そして大きな収益を生み出すことを期待して、多くの企業は特異的患者サブタイプを対象にした高度標的生物剤およびmABを開発している。生物剤はまた、複製がさらに困難なため、特許満了後にジェネリック医薬品からの浸食を受けにくい。バイオシミラー製品も、ジェネリック医薬品と比較した場合、承認プロセスがより厳しく、市販にこぎつけるまで時間がかかる」。

世界の罹患人口とは、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、日本の主要先進7市場における罹患総人口として定義されています。2017年における喘息、COPD（慢性閉塞性肺疾患）、CF（嚢胞性線維症）、IPF（特発性肺線維症）の罹患人口は1億690万人でした。喘息が最も多く、世界全体で8,650万人となり、うち、米国では4,780万人が罹患しています。2番目がCOPDで、世界全体では2,020万人でした。

IPFは世界全体で11万1,142人を数え、米国では3万6,613人が罹患しています。最も少ないのがCFで、世界の罹患人口が6万1,164人。米国は3万162人でした。日本のCFおよびIPFの罹患人口はごく少数であるため、データ分析には含まれていません。世界全体の呼吸器疾患罹患人口は、2016年から2023年までに増加することが予測されます。

◆このレポートについて
世界の2023年までの呼吸器疾患治療薬市場
Global Respiratory Drugs Market to 2023 - A Changing Therapeutic Landscape as Key Patents Expire and Biologics, Targeted Therapies and CFTR Modulators for Asthma and Cystic Fibrosis Treatment Emerge as Market Growth Drivers
出版社：GBIリサーチ
出版年月：2017年9月28日
https://www.dri.co.jp/auto/report/gbi/gbihc453mr.html

◆市場調査会社　 GBIリサーチ（GBI Research）について
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