2017年10月13日 10:00

住友商事 九州、JIG-SAWインダストリアルインターネット分野におけるAIとLPWA活用の具体的な取り組みで業務提携 製造業向けデータセンシングと予兆診断システムでインダストリー4.0実証実験を開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 住友商事九州株式会社とJIG-SAW株式会社は、インダストリアルインターネット分野において、AI(人工知能)を活用した製造業向け予兆診断サービスを、九州・沖縄地区中心に本日、協業を発表いたしました。

 住友商事九州株式会社(本社:福岡県福岡市、取締役社長 前田 恒明、以下、住商九州)とJIG-SAW株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 山川 真考、以下、JIG-SAW)は、インダストリアルインターネット分野において、AI(人工知能)を活用した製造業向け予兆診断サービスを、九州・沖縄地区中心に協業いたします。

■提携の背景
 現在、製造業界において、自社工場等における製造データの有効活用の検討、取り組みが行われ始めています。しかし、自社で保有する設備の多くは、全てのデータを効率的に収集できていないケースが多く、利用設備・産業機械・装置の突発故障や不具合、それにかかる不規則な保守コストの負担増があり、製造現場や経営層の新たな課題となっています。

■提携サービス及び活用技術
 JIG-SAWが提供するIIoT※1向け予兆診断システム(データコントロールサービス群)は、製造設備へのセンサー開発・設置、ネットワーク(有線、無線)設定、データ保全、データ解析、改善まで網羅したサービスであり、住商九州のビジネスネットワークを活かし、製造業を中心とした企業向けに異常値予測モデル形成、歩留まり率改善、業務効率向上を目的とした、製造業のIndustry4.0モデルの創出と業務改善を実現します。

■製造業(IIoT)向け予兆診断システムでの連携図
■今後の展開について
 IIoTの市場について、2030年までに14兆2千億USドルになる可能性があり、IIoTに求められる低消費電力で広範囲をカバーできるLow Power Wide Area(以下、LPWA)※2無線技術を活用したサービスの取り組みについて、LoRaWAN、SIGFOX、CatM1、NB-IoTなど低電力での通信を活用し、人手不足解消や通信コスト削減に向けたLPWAの実証実験への取り組みも両社で協業し、実証実験を開始いたします。

※1 IIoT:「Industrial Internet of Things」
※2 LPWA:「Low Power Wide Area」の略称。IoT/M2Mに適した省電力・長距離の通信を実現する省電力広域無線通信の呼称

■九州の経済状況について
 九州の経済規模は、鋼船竣工実績では全国の31.7%、 IC の生産金額では同27.0%、農業産出額では同20.2%、自動車生産台数では同14.6%を占めています。 また、域内生産額は、台湾・オーストリアと同等の経済規模となっております。平成26年の工業構造をみると、加工組立型が38.4%を占め、そのうち輸送用機械器具製造業 (17.9%)、電子部品・デバイス製造業(7.7%)などのウエイトが高く、九州の主要産業の製造品出荷額の全国比をみると、自動車製造業が 13.3%、集積回路製造業が23.9% を占めています。

・半導体関連産業
 九州地域の半導体産業は、製造品出荷額が1.4兆円を超える九州のリーディング産業の一つであり、集積回路にあっては国内の約3割のシェアを誇る生産拠点となっています。また、九州には延べ 892の製造装置メーカーや材料・部材メーカー等、半導体関連事業所が幅広く集積しており、スマートフォン等用途のイメージセンサ-、家電・車載・電鉄等用途のパワー半導体、車載等用途のマイコンなど高付加価値品の受注が増加しています。特に、スマートフォン等用途のイメージセンサ-は26年から品目別構成比でトップとなるなど成長著しい状況です。 生産動態統計による平成27年の九州のIC生産実績は、生産数量は81億個、前年比+7.2%と2年連続のプラス、生産金額は6,312億円、同+1.2%と2年連続のプラスとなっています。

・自動車産業
 九州の自動車産業は完成車の生産増加に伴い、部品の製造・加工等を担う自動車関連企業の集積が北部九州を中心に進み、国内でも有数の生産拠点に発展しています。さらに、設計・開発機能についても、完成車メーカーや関連産業で設置の計画があり、設計・開発拠点化も進展しています。 平成 27 年の自動車生産台数は約135万台、前年比+4.2%と3年ぶりに前年を上回っています。

九州経済産業局 「九州経済の現状2016年冬」より一部引用
【住友商事九州株式会社について】( http://www.sumitomocorp-kyushu.co.jp/
九州に根差し、九州と共に発展していくことを目的に住友商事100%子会社として設立された独立法人。九州・沖縄地区のお客様のニーズに対し、住友商事グループのグローバルなリソースを活かした様々なソリューションを提供。また、九州・沖縄地区の経済発展と地域貢献を目指し、将来有望なビジネスシーズの発掘・育成、住友商事グループの“総合力”によるグローバル展開を図る。

【JIG-SAW株式会社について】( https://www.jig-saw.com/
人工知能制御によるIoTデータコントロールサービス及びAIアルゴリズム群による全自動IoTプラットフォーム及び分散型E2Eデータコントロールアーキテクチャー(分散レジャー)及びMEC(Mobile Edge Computing)基盤提供、次世代リアルタイムOS・最先端各種チップモジュール群及び通信制御技術の研究開発ビジネスシステムの最適制御・運用技術「オペレーションテクノロジー(OT)」をベースにした全産業の自動化・分散化・シェアリング化を加速させる次世代のA&Aロボットテクノロジーカンパニー。
OS技術及びグループ会社のMobicomm社による組み込み技術及び専用ソフトウェアのバランスチューニングによる分散型エッジ超並列高速処理技術、超高速通信技術、ゼロ消費電力通信技術及び色・信号制御技術を保有。

【本件に関するお問い合わせ先】
住友商事九州株式会社 エネルギー・ICT チーム (092-441-4496)

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
JIG-SAW株式会社(ジグソーカブシキガイシャ)
代表者
山川 真考(ヤマカワ マスナル)
所在地
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティグランキューブ
TEL
03-6262-5160
業種
通信・インターネット
上場先
東証グロース
従業員数
500名未満
会社HP
https://www.jig-saw.com/
IR情報
https://www.jig-saw.com/ir/

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.