2017年10月10日 10:00

臨床意志決定支援システム(CDSS)がデータ主導型ヘルスケアの中核に

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独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供するフロスト&サリバンは、臨床意志決定支援システムに関する見通しを10月10日に発表しました。

テクノロジーの進化や規制の整備に伴い、臨床意志決定支援システム(Clinical Decision Support Systems:CDSS)が臨床サーベイランスやEHR(Electronic Health Record)、公衆衛生管理といった領域において大きな成長機会を生み出すことが期待されます。

CDSSの効果的な利用法が誕生したことにくわえて、医療費償還の記録要件の変更といった環境変化により、デジタルワークフローやEHR、ポイントオブケア(POC)ソリューションを備えたCDSSシステムインフラのデジタル化が進んでいます。中でもEHRはCDSSの中枢を担うことが見込まれており、患者に関するデータ量の増加に伴い、ポイントオブケア実施時の患者サーベイランス実行が可能となります。これらのシステムは、予測アナリティクスの開発や公衆衛生の管理システムの機能向上に必要な患者データの管理機能を備えたものへとさらに進化することが見込まれます。

米国における CDSSの市場規模は、2016年の32億4000万米ドルから2021年に49億7000万米ドルへ成長することが予測されています。 CDSSシステム市場の主な成長機会は以下が挙げられます。
・CDSデータが含まれた完全に相互運用が可能なEHRの実現
・CDSSの公衆衛生管理システムへの活用拡大
・クリニカルサーベイランス技術の改善および進化
・患者自身の取り組みで治療の継続や治療効果を高めるための、正確な関連データへのアクセス

「CDSS市場は幅広い分野の企業が参入しており、クリニカル・コンテンツプロバイダから、医療機器ベンダー、アナリティクスサービスベンダー、ワークフローツールのサービスベンダーなど多岐に及びます。この様なヘルスケア市場の新たなエコシステムは、患者の治療成果の改善を目的とした CDSSインフラの必要性を明確にするでしょう」と、フロスト&サリバンのトランスフォーメーショナル・ヘルスケア部門主席アナリストのヴィクター・カムレックは述べます。

「一方で、CDSSの活用拡大には、プライバシーやセキュリティガイドライン、医療規制に準拠し、ヘルスケア産業の全ての関連企業・機関に適切なリソースとなることが課題です」と、カムレックは述べます。

本調査分析「臨床意志決定支援システム(Clinical Decision Support Systems:CDSS)の米国市場:2021年に向けた展望」
▽見出し・概要の閲覧およびご購入はこちら:http://www.frost.com/k163 

▽フロスト&サリバンのトランスフォーメーショナル・ヘルスケア部門のサービスご紹介:
http://www.frostjapan.com/files/2115/0449/6828/FS_BRO_Transformational_Health_04092017.pdf

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フロスト&サリバンについて:
フロスト&サリバンは、独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供し、ビジネスの新たな成長機会の創出からイノベーションの実現までを支援する、リサーチとコンサルティング機能の両方を兼ね備えた企業のナレッジパートナーです。世界40拠点以上のグローバルネットワークを軸に、世界80カ国ならびに300に及ぶ主要な全てのマーケットを網羅することで、メガトレンドや海外新興市場の台頭、テクノロジーの進化などのグローバルな変化に対応し、企業がグローバルなステージでビジネスを成功させるための360度の視点に基づいた知見を提供しています。http://www.frostjapan.com 

本件に関するお問い合わせ先:
フロスト&サリバン ジャパン株式会社 
広報担当:辻 安奈
〒107-6123 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23階
電話:03-4550-2215/FAX:03-4550-2205/E-mail: anna.tsuji@frost.com
URL:http://www.frostjapan.com 

▽フロスト&サリバン プレスリリース一覧:
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商号
フロスト&サリバン ジャパン株式会社(フロストアンドサリバンジャパンカブシキガイシャ)
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ロビン・ジョフィ(ロビン・ジョフィ)
所在地
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東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル23階
TEL
03-4550-2210
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
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従業員数
50名未満
会社HP
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