2017年05月23日 14:00

集英社クオータリー『k o t o b a』第28号 6月6日(火)発売!

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本当に伝えるべき価値あるコトバを、きちんと伝えていく。今、最も考えたいテーマを、最も読みたい書き手のコトバで発信します。集英社クオータリー『k o t o b a』では、毎号大きな特集テーマを設け、さまざまな識者に論じてもらいます。時代を担う作家や現在脚光を浴びている論客の寄稿・インタビュー・対談などを通じ、今という時代を説き明かします。第28号の特集は、「大人のための『ファーブル昆虫記』」。


多様性を考える言論誌
[集英社クオータリー]コトバ
『k o t o b a』第28号
大人のための『ファーブル昆虫記』

6月6日(火)発売
定価:本体1333円+税
http://kotoba.shueisha.co.jp/




【特集内容】
奥本大三郎・監修
大人のための『ファーブル昆虫記』

ファーブルの『昆虫記』に夢中になったかつての昆虫少年たちはご存じだろうか。
『完訳 ファーブル昆虫記』は大人が読むべき博物学の名著だということを。
詩情あふれる文章だけでなく、その内容も今もって古びてはいない。
ファーブルの自然理解を当時、高く評価していたのは進化論の巨人ダーウィンだった。
ファーブルの研究が、ダーウィンの進化論に対する徹底的な反駁であったにもかかわらず――。
知られざるファーブルの世界。生物たちの多様性や神秘性を再発見したい。

【特集構成】
Part1 ファーブルと進化論
奥本大三郎 『昆虫記』の誕生
福岡伸一 ファーブルより受け継がれるナチュラリストの矜持
荒俣 宏 大人になってわかった『昆虫記』の魅力
池田清彦 本能行動の獲得は自然選択では説明できない
倉谷 滋 学者ファーブルの言葉から浮かび上がる逆説的イメージ
吉川浩満 進化論ぎらい
Column1 ダーウィンとファーブルの往復書簡(抄)

Part2 ファーブルから学んだ
養老孟司 ファーブル賛歌
山口 進 ファーブルの箱庭から地球共生系へ
辛島司郎 「知りたい」欲求が、人を突き動かす
今森光彦 ファーブルから学んだ「生命の尊厳」
丸山宗利 ファーブルと多様性
小松 貴 稀代の博物学者ファーブルの功罪
奥本大三郎 異端者の視線
内山昭一 自然の"美食家"がつくる、虫の食卓ワンダーランド
海野和男 虫がこれから何をするかを予想する
Column2 詩人・教育者としてのファーブル

Part3 ファーブルの時代
鹿島 茂 時代の移行期を生きたファーブル
大野正男 日本人とファーブル──日本ファーブル史序説
JP・リュマレ 複雑な人格、ジャン=アンリ・ファーブル

Part4 ファーブルがつなぐ
郷右近勝夫 ファーブルが種をまいた日本のハチ学
越智輝雄 ファーブルと日本の糞虫研究
『昆虫記』に残された宿題
ファーブルをもっと深く読み解く一〇冊+『昆虫記』

小特集
山口 進 地球の昆虫に会う 
酒井順子 現代の日本の男尊女卑事情 
鈴木直文 オリンピックが連れてくる「祝賀資本主義」にどう備えるか

対談
中野剛志×柴山桂太 ポピュリズムを日本人はなぜ見誤るのか? 
高野秀行×清水克行 世界の名著とハードボイルド読書会 
夢枕 獏×岡村道雄 縄文探検隊が行く!

連載
池澤夏樹 理科のレッスン
川添善行 空間を再考しよう
角幡唯介 冒険論
松本 修 方言分布図でたどる日本の心
三木義一 税のタブーを考える
四方田犬彦 女王の肖像
井手英策 新自由主義と僕たちの自由
浜 矩子 通貨という不思議
斎藤貴男 戦争経済大国への妄想ふたたび
大澤 聡 歩み寄りを引き出すデザイン
赤坂憲雄 戦後知の戯れ
木村草太 思考する憲法、実践する憲法
鹿島 茂 テンプル騎士団の遺産
若松英輔 いのちに火を灯すもの 佐藤初女
岡田 晃 明治の産業革命遺産


【発売日】
6月6日(季刊・3月、6月、9月、12月の各6日発売・土曜の場合は5日)

【お問い合わせ】集英社 広報部 03-3230-6314


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会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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