医療機器の製造・設計に関する“アジア最大級”の展示会・セミナー「MEDTEC Japan 2017(メドテック ジャパン/企画・運営:UBMジャパン株式会社/本社:東京都千代田区/代表取締役:クリストファー・イブ)」は、日本発の革新的な医療機器を表彰する、第6回「MEDTECイノベーション大賞」がRENGパートナーズの「RENGスパイナルシステム」に決定したことを本日お知らせいたします。
■「MEDTECイノベーション大賞」はRENGパートナーズ「RENGスパイナルシステム」に決定!
脊椎固定手術に用いられるインプラントや器具では外国製が市場を席巻しているなか、“made in Japan”にこだわり、異業種参入を含む中小5社が共同開発しました。中小企業連携でクラスIIIを実現したことは注目すべきであり、外国製に劣らない品質の代替品として今後の展開も期待されています。
【製品の特長】
中小ものづくり企業5社が各技術を持ち寄って開発した国産の医療機器です。
革新性、先進性はないものの高度かつ多くの実績に裏打ちされた安定性のある技術で海外製品に劣らない品質を実現しました。
開発着手から上市までを3年3カ月で実現し、一部のユーザー向けの販売ではなく、全国展開を行っています。
開発5社でパートナーシップ協定を結び、本開発品を共同事業として製造・販売を行っています。
開発品が医療機器に該当するため、中小企業にとって商品化のハードルは高く、全国的に見てもこれを実現した例は多くありません。その中でもさらにハードルの高いクラスIIIの承認を取得しています。
【開発の背景】
リーダー企業が新たに開発を計画した商品が、当時自社単独の技術では実現が難しいと考え、必要な技術を有するものづくり企業に、共同開発をよびかけたのが本プロジェクトのはじまりです。
中小ものづくり企業による国産医療機器開発の機運が高まっている中でもあり、本開発を通じ、各社のポテンシャルの開花、技術力の向上を目的としています。
リーダー企業の呼びかけに応じた4社により、2014年6月に開発を開始、目指す商品の研究、開発品の設計協議、試作、評価、二次試作などの活動を行いました(一部、ふくしま医療福祉機器開発補助金の支援を受けています)。
並行して販売店との交渉、契約、その他上市するために必要な法的要求事項への対応など、“つくる”こと以外は全てにおいて初めてづくしでしたが、都度、メンバー間で協力し、商品を完成するに至りました。
3年間で実に50回以上の会議を開催し、実質的な企業連携で開発を行いました。
【会社概要】
本製品は、中小企業5社がパートナーシップを組み“made in Japan”を世界へと目指し手に手をとり日本発のスパイナルシステムの開発のために立ち上げたチームプロジェクトの成果です。
チームの中心を担う(1)信用と信頼の厚い決して妥協を許さない100年の老舗医療機器メーカー『田中医科器械』、(2)自動車レース部品製作で技を磨き上げたチタン加工のプロフェッショナル『スズキプレシオン』、(3)こだわりの工具をつくり続け80年、精巧なドリル、リーマを生み出す『東鋼』、(4)カメラ等の精密加工でその技を磨き抜いた『奈良精工』、(5)日本の自動車部品業界をリードし支え続ける『湯原製作所』
以上5社からなるチーム名は、各社が最強の技を持ち寄って連なるという“連”の意味で『RENG』(レン)。
製品名もこれに由来します。
■第6回「MEDTECイノベーション大賞」各賞の受賞企業名、製品名のご紹介
・大賞 RENGパートナーズ:脊椎固定システム「RENGスパイナルシステム」(株式会社スズキプレシオン:2409 /株式会社東鋼:2707 / 奈良精工株式会社:2505)※
・マッチング賞 京都機械工具株式会社:歯科インプラント用トルクレンチ「Newton-1」
・期待賞 santec株式会社:SS-OCT方式の白内障用眼内計測装置 「ARGOS」(小間番号:3312)※
・チャレンジ賞 株式会社テムザック技術研究所:生命を感じるシミュレータロボット「mikoto」(小間番号:3103)※
・入賞 株式会社ニットー:医療用ウェアラブルチェア「アルケリス」(小間番号:3503)※
・入賞 株式会社メリテック:医療施設のサイバーセキュリティに最適化した閉域網通信システム「Mesimo」(小間番号:4704)※
※のついている企業は「MEDTEC Japan 2017」にご出展いただいています。ぜひ「MEDTEC大賞」各賞の受賞企業を会場にてご覧ください。
なお、各製品の詳しい内容は、公式HP内「第6回Medtecイノベーション大賞第一次審査結果発表」をご覧ください。
http://www.medtecjapan.com/ja/news/2017/03/31/1843
■日本発の革新的な医療機器を表彰する「MEDTECイノベーション大賞」とは
「MEDTECイノベーション大賞」は、医療機器の設計・製造において、国内企業による革新的な医療機器を表彰する目的で、2012年に創設され、今年で6回目を迎えました。これまでに35社が表彰されています。
受賞製品は、世界に誇れる日本発の革新的な医療機器や部材・部品、加工技術・製造装置等の製品として、国内外に広く伝えていきます。
なお「MEDTECイノベーション大賞」は、「日本の技術をいのちのために委員会」の協力を得て創設したものです。
■MEDTEC Japan 2017の開催概要
・展示会名: 「MEDTEC Japan 2017」
・同時開催: 「医療用エレクトロニクス展」、「介護・福祉 ロボット&機器 開発展」、「医療・ICT・在宅医療展」、
「検査キット 完成品・開発展」
・会期: 2017年 4 月19 日(水)~21 日(金) 10:00-17:00 (セミナー受付は午前9時より)
・会場: 東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
(東京都江東区有明3丁目11-1)
・主催: UBMジャパン株式会社
・後援:公益財団法人医療機器センター
一般社団法人日本医療機器産業連合会
一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム
日本の技術をいのちのために委員会
タイ王国大使館
・協賛: 一般社団法人日本医工ものづくりコモンズ
・公式HP: http://www.medtecjapan.com/
●「MEDTEC Japan 2017」に関するお問合せは下記までお願いします。
・報道関係の方々の問合せ先
広報窓口:株式会社アネティ 担当:杉山/こだま
Tel:03-6421-7397 Fax:03-6421-7398 E-mail:sugiyama@anety.biz
・リリース発信元
UBMジャパン株式会社 担当:滝川
Tel:03-5296-1034 Fax:03-5296-1018 E-mail:aiko.takigawa@ubm.com