太陽光発電関連事業に関するコンサルティング業務を行う株式会社資源総合システム(本社:東京都中央区、代表取締役:一木修)は、世界の太陽光発電システムの2016年の導入量は75GW DC*1と発表しました。
導入量は、同社が加盟するPV Market Alliance(PVMA)と共同で分析・発表したもので、各地域の系統連系形太陽光発電システムの導入量は、中国:約34GW、日本:約8.6GW、米国:約13GW、欧州:約6.5GW、インド:約5GW、その他約7GWと見込まれています。(いずれもDCベース)
2016年の世界の太陽光発電市場は、2015年の50GWから50%増となる75GWに到達し、世界全体の太陽光発電システムの累積導入量は300GWを超えました。
*1 AC:交流ベースの導入量、すなわちパワーコンディショナの合計容量、DC:直流ベースの導入量、すなわち太陽電池モジュールの合計容量。最近はパワーコンディショナ容量に対して太陽電池モジュールを1.1~1.4倍程度多く設置する設計方法を採用しており、その傾向は顕著になっています。統計値にもその影響が出ています。
・中国は、2013年以来、世界最大の太陽光発電システム市場となっており、2016年の新規導入量は、前年比126%増で世界記録となる34GWを記録し、世界の新規導入量の45%を占めました。太陽光発電システムの累積導入量は77GWに達しました。PVMAは、中国は2017年末までに累積導入量100GWを突破すると見ています。100GW突破は、年末前に達成する可能性もあります
・ 日本は、2016年に約8.6GWを新規導入しました。2015年の10.8GWから市場は縮小しています。2017年も市場は縮小する傾向ですが、既存の太陽光発電プロジェクト開発計画が進展するため、7.5~8.5GWが新規導入される見通しです
・米国は、市場が大きな成長を遂げ、2016年に13GWが導入されました。しかし、PVMAは、同国市場の今後数年間の見通しには、不確実な点もあると見ています
・欧州は、英国、ドイツ、トルコ及びフランス市場に牽引され、約6.5GWを導入しました。しかし、相対的には導入ペースが低調であったため、世界市場における欧州のシェアは10%に届きませんでした
・インドは、2016年に5GWを導入し、2015年の2GWから市場が大きく成長しました。2017年は8~9GWの新規導入が見込まれています
・世界各地の新興市場が、世界市場の拡大に貢献し始めており、2016年には少なくとも7GWが導入されました。米州やアジア各国での導入量が増加している他、中東やアフリカ市場も拡大しています
2017年は、最も保守的なシナリオにおいては、65GW(2016年比13%減)の新規導入が予測され、市場にとって困難な年になる可能性があります。しかし、PVMAは、既存の市場が適正な水準の発展を続けることで、2016年と同水準の市場規模に到達する可能性もあると見ています。市場規模は縮小、もしくは維持される一方で、太陽電池の生産能力の拡張は続くため、2017年は需要と供給の差がさらに拡大し、太陽電池モジュールの価格は値下がりの傾向が続くと見ています。
上記の導入量は、系統連系された太陽光発電システムの容量です。太陽電池の出荷量とは異なります。
【PV Market Alliance(PVMA)について】
PV Market Alliance(PVMA)は、中国、欧州、日本及び米州の太陽光発電及び集光型太陽光発電(CPV)の専門家により2014年に設立された調査機関で、世界の太陽光発電市場に関する情報を提供しています。参加している調査団体、企業は次の通りです。
・株式会社資源総合システム(日本・東京)
・Asia Europe Clean Energy (Solar) Advisory(AECEA)(中国・香港) http://www.frankhaugwitz.info/
・Becquerel Institute(ベルギー・ブリュッセル) http://becquerelinstitute.org/
・Creara (formerly Eclareon Spain)(スペイン・マドリード) http://www.creara.es/
2017年3月1日(水)~3日(金)に開催されるスマートエネルギーWeek内『第8回 太陽光発電システム施工展』の弊社ブース(E7-20)においても、PV Market Alliance(PVMA)のレポートをご覧頂けます。
【株式会社資源総合システムについて】
株式会社資源総合システムは、日本国内唯一の太陽光発電専門シンクタンク・コンサルティング企業として、1983年以来30年以上にわたって培ってきた太陽光発電に関する経験と知見をもとに、関連情報の発信と、お客様の太陽光発電事業化支援及び事業の強化・支援を行っており、国内外に対して太陽光発電に関する各種レポート等も発刊しております。「太陽光発電」を石油代替エネルギーから基幹エネルギーの一つに発展させるために、その本格普及の実現と太陽光発電産業の更なる成長に貢献しております。そして、お客様のビジネスに価値ある各種サービスを提供し続けるため、今後も全社一丸となって取り組んで参ります。
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社資源総合システム(広報担当:貝塚・岡崎)
Tel:03-3551-6345
e-mail:info@rts-pv.com
URL:http://www.rts-pv.com/
〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-19-2 京橋第七長岡ビル4階
導入量は、同社が加盟するPV Market Alliance(PVMA)と共同で分析・発表したもので、各地域の系統連系形太陽光発電システムの導入量は、中国:約34GW、日本:約8.6GW、米国:約13GW、欧州:約6.5GW、インド:約5GW、その他約7GWと見込まれています。(いずれもDCベース)
2016年の世界の太陽光発電市場は、2015年の50GWから50%増となる75GWに到達し、世界全体の太陽光発電システムの累積導入量は300GWを超えました。
*1 AC:交流ベースの導入量、すなわちパワーコンディショナの合計容量、DC:直流ベースの導入量、すなわち太陽電池モジュールの合計容量。最近はパワーコンディショナ容量に対して太陽電池モジュールを1.1~1.4倍程度多く設置する設計方法を採用しており、その傾向は顕著になっています。統計値にもその影響が出ています。
・中国は、2013年以来、世界最大の太陽光発電システム市場となっており、2016年の新規導入量は、前年比126%増で世界記録となる34GWを記録し、世界の新規導入量の45%を占めました。太陽光発電システムの累積導入量は77GWに達しました。PVMAは、中国は2017年末までに累積導入量100GWを突破すると見ています。100GW突破は、年末前に達成する可能性もあります
・ 日本は、2016年に約8.6GWを新規導入しました。2015年の10.8GWから市場は縮小しています。2017年も市場は縮小する傾向ですが、既存の太陽光発電プロジェクト開発計画が進展するため、7.5~8.5GWが新規導入される見通しです
・米国は、市場が大きな成長を遂げ、2016年に13GWが導入されました。しかし、PVMAは、同国市場の今後数年間の見通しには、不確実な点もあると見ています
・欧州は、英国、ドイツ、トルコ及びフランス市場に牽引され、約6.5GWを導入しました。しかし、相対的には導入ペースが低調であったため、世界市場における欧州のシェアは10%に届きませんでした
・インドは、2016年に5GWを導入し、2015年の2GWから市場が大きく成長しました。2017年は8~9GWの新規導入が見込まれています
・世界各地の新興市場が、世界市場の拡大に貢献し始めており、2016年には少なくとも7GWが導入されました。米州やアジア各国での導入量が増加している他、中東やアフリカ市場も拡大しています
2017年は、最も保守的なシナリオにおいては、65GW(2016年比13%減)の新規導入が予測され、市場にとって困難な年になる可能性があります。しかし、PVMAは、既存の市場が適正な水準の発展を続けることで、2016年と同水準の市場規模に到達する可能性もあると見ています。市場規模は縮小、もしくは維持される一方で、太陽電池の生産能力の拡張は続くため、2017年は需要と供給の差がさらに拡大し、太陽電池モジュールの価格は値下がりの傾向が続くと見ています。
上記の導入量は、系統連系された太陽光発電システムの容量です。太陽電池の出荷量とは異なります。
【PV Market Alliance(PVMA)について】
PV Market Alliance(PVMA)は、中国、欧州、日本及び米州の太陽光発電及び集光型太陽光発電(CPV)の専門家により2014年に設立された調査機関で、世界の太陽光発電市場に関する情報を提供しています。参加している調査団体、企業は次の通りです。
・株式会社資源総合システム(日本・東京)
・Asia Europe Clean Energy (Solar) Advisory(AECEA)(中国・香港) http://www.frankhaugwitz.info/
・Becquerel Institute(ベルギー・ブリュッセル) http://becquerelinstitute.org/
・Creara (formerly Eclareon Spain)(スペイン・マドリード) http://www.creara.es/
2017年3月1日(水)~3日(金)に開催されるスマートエネルギーWeek内『第8回 太陽光発電システム施工展』の弊社ブース(E7-20)においても、PV Market Alliance(PVMA)のレポートをご覧頂けます。
【株式会社資源総合システムについて】
株式会社資源総合システムは、日本国内唯一の太陽光発電専門シンクタンク・コンサルティング企業として、1983年以来30年以上にわたって培ってきた太陽光発電に関する経験と知見をもとに、関連情報の発信と、お客様の太陽光発電事業化支援及び事業の強化・支援を行っており、国内外に対して太陽光発電に関する各種レポート等も発刊しております。「太陽光発電」を石油代替エネルギーから基幹エネルギーの一つに発展させるために、その本格普及の実現と太陽光発電産業の更なる成長に貢献しております。そして、お客様のビジネスに価値ある各種サービスを提供し続けるため、今後も全社一丸となって取り組んで参ります。
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社資源総合システム(広報担当:貝塚・岡崎)
Tel:03-3551-6345
e-mail:info@rts-pv.com
URL:http://www.rts-pv.com/
〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-19-2 京橋第七長岡ビル4階