2017年1月12日に開催された産業技術大学院大学「次世代成長産業分野での事業開発・事業改革のための高度人材養成プログラム」最終成果報告講演会に、インキュベクス株式会社(本社:神奈川県横浜市)の代表取締役 上村隆幸が登壇し、「社会人の学び直し」と題して、経営者として悩んでいたマネジメントの改革を、産業技術大学院大学での学びによって解決へと導いた軌跡を紹介する講演を行いました。
「次世代成長産業分野での事業開発・事業改革のための高度人材養成プログラム」は、文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」において、産業技術大学院大学が提案し、平成26年度に採択された事業であり、今年度で事業の最終年度を迎えるにあたって、その最終成果報告として今回の講演会が開かれました。
講演会の中で上村は、企業の成長過程の中で従業員とのコミュニケーションが円滑でなくなってしまい、組織の動きが鈍くなっていた状況を説明し、またその組織を動かすために、産業技術大学院大学で学んだモノづくりの思考とプロジェクトマネジメント、特に池本研究室で学んだサービスマンシップが大いに役立ったことを、具体的に説きました。
■インキュベクス代表取締役、上村隆幸の講演「社会人の学び直し」について
上村は2015年より産業技術大学院大学に入学、大学院生としてビジネスの知識の研鑽に励んでおり、今回の講演は、在学生として事業推進事例を述べるものでした。
上村は講演で、まずこれまでの事業の沿革やその中で、特に訪問看護ステーションの開業運営支援を提供するようになって以降、強く感じるようになったマネジメント上の悩みについて触れました。そして、悩みを抱えた中で産業技術大学院大学・戸沢研究室と出会った時との衝撃と、それ以降の試行錯誤について述べ、「因果ループから抜け出せ」と目標を定めてから池本研究室で学んだモノづくりの姿勢と手法、そしてそこから導き出された新しいビジネスである、住宅型有料老人ホームの開設と普及を支援するプラットフォーム事業「介護の王国」について説明をしました。
■「次世代成長産業分野での事業開発・事業改革のための高度人材養成プログラム」について 文部科学省は、成長分野等における高度人材養成を図るとともに、社会人の学び直しを全国的に推進する目的で、「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」を実施し、大学院と産業界等が協働して、社会人のキャリアアップに必要な高度かつ専門的な知識・技術・技能を身につけるための大学院プログラムを構築し普及する取組を行っています。
その中で、産業技術大学院大学が提案し採択されたものが「次世代成長産業分野での事業開発・事業改革のための高度人材養成プログラム」です。このプログラムでは、経営戦略・マーケティング等の「戦略」と、IT・製品開発・マネジメント等の「技術」を中心とした業務知識・現状・課題、事業構築手法を学ぶことで、マネジメントとITを活用した生産性・付加価値を高めるための事業の開発・改革等、産業の新陳代謝を引き起こすとともに、高度人材「事業アーキテクト」を養成することを目指しています。
上村も、このプログラムに沿った学びを得たことで、高度な先進技術や手法を介護現場へと導入させる取り組みを推進しています。
【インキュベクス株式会社・会社概要】
名称:インキュベクス株式会社
本社住所:神奈川県横浜市港北区
設立:1995年10月
資本金:100,000千円
代表者:代表取締役 上村隆幸
URL:http://www.inquvex.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
インキュベクス株式会社
広報担当:安彦
TEL:045-548-9931
FAX:045-471-3946
E-mail:abiko@inquvex.co.jp