2016年12月08日 12:00

Bluetooth SIG、Bluetooth 5を提供開始

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Bluetooth Special Interest Groupは米国時間12月7日、Bluetooth技術の最新コア仕様としてBluetooth 5を採択したことを発表しました。Bluetooth 5の主なアップデートとして、通信距離の拡大、通信速度の向上、ブロードキャストメッセージ容量の増加に加え、他の無線技術との相互運用性が向上し、共存性を高めます。

新しいBluetooth(R)仕様の採択により、相互運用性の推進と無線接続による革新が次のステージに進む

Bluetooth Special Interest Group (本部:米国ワシントン州カークランド市、以下Bluetooth SIG) は米国時間12月7日、Bluetooth技術の最新コア仕様としてBluetooth 5を採択したことを発表しました。Bluetooth 5の主なアップデートとして、通信距離の拡大、通信速度の向上、ブロードキャストメッセージ容量の増加に加え、他の無線技術との相互運用性が向上し、共存性を高めます。Bluetooth 5は引き続き、さまざまな「接続されたデバイス」間で簡単でシンプルな通信を可能にすることにより、モノのインターネット (IoT: Internet of Things) の体験を進化させます。

Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクターであるマーク・パウエルは、次のように述べています。「BluetoothはIoTによる変革をより身近なものにしています。Bluetooth 5は、より信頼できる接続性をIoTに提供し、ビーコンのモバイル活用を推し進めます。その結果「接続の障壁」は減り、よりシームレスにIoTを体験できるようになります。住宅および建物全体をカバーするだけでなく、屋外、産業用アプリケーションおよび商用アプリケーション等で新しい活用例が実現されるでしょう。Bluetooth 5のリリースによりIoTの開発者と消費者のニーズを満たす進化とともに、『シンプルで安全な接続性を実現する、世界的な無線規格』というBluetooth技術の本質も実現しています」

Bluetooth 5の主な機能向上と他の無線技術との共存

● 4倍の通信距離:住宅および建物全体の範囲で、より堅固で信頼できる接続性を提供
● 2倍の通信速度:通信速度の向上で、より応答性が高くパフォーマンスに優れたデバイスを実現
● 8倍のブロードキャストメッセージ容量:状況解析に必要となるソリューションに送るデータ容量を増加

Bluetooth 5には、今後さらに複雑化するIoT環境への対応に向け、他の無線技術との干渉を減らし、Bluetoothデバイスの共存を支援するアップデートも含まれています。Bluetooth 5は、これらすべての実現と同時に、低消費電力の機能と、開発者のデバイスやアプリケーションのニーズを満たす柔軟性も保持されています。

ABI ResearchのシニアアナリストRyan Martin (ライアン・マーティン)は、「2021年までに480億台のインターネット対応デバイスが導入され、そのうち約3分の1でBluetoothが組み込まれるとABI Researchは予測しており、今回のBluetooth 5の採択は業界が成長する重要なタイミングで行われました。」と、述べています。

ABI Researchのアナリストである Andrew Zignani(アンドリュー・ジグナニ)は、次のように述べています。「世界の無線通信市場は急速に成長しており、2021年までに年間100億個のICの出荷が予測されています。Bluetooth 5はアプリケーションおよびユースケースの開発に柔軟性をもたせるだけでなく、コストを低下し、開発の複雑さを軽減することで、IoT市場のあらゆる業界に対し新しい機会を創造します。」

Bluetooth 5が組み込まれた製品は2カ月から6カ月以内に提供される見込みです。Bluetooth 5を通してBluetooth技術は、これからもIoTによる変革をより身近なものにしていきます。Bluetooth技術は今後も最新の技術を取り入れ、IoTの無限の可能性を広げます。

Bluetooth 5について詳しくは、下記のWebサイトをご覧ください。www.bluetooth.com/bluetooth5

Bluetooth
(R) 無線技術について
Bluetooth 無線技術は、簡単かつ安全な接続を実現する世界的な無線規格です。 31,000 社を超える企業で構成される世界的なコミュニティが推進する Bluetooth 技術は、身の回りの幅広い「接続されたデバイス」の統合、調和、イノベーションを実現します。協同的な創造と共有された技術規格を通じて、 Bluetooth は世界中のユーザーに、シンプル、安全、そして豊かな技術体験を提供します。

Facebook(日本語): https://www.facebook.com/Bluetooth.Japan/
Twitter(日本語):https://twitter.com/Bluetooth_Japan

<本件に関する報道関係者からの問い合わせ先>
Bluetooth SIG 広報事務局(合同会社 NEXT PR 内)
担当:有本、本間
TEL: 03-4405-9537
e-mail: bluetooth@next-pr.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
Bluetooth SIG, Inc.(ブルートゥースエスアイジーインク)
代表者
Mark Powell(マーク パウエル)
所在地
〒108-6028
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA 棟 28階
TEL
03-6717-6038
業種
通信・インターネット
上場先
未上場
従業員数
50名未満
会社HP
https://www.bluetooth.org/ja-jp
公式ブログ
http://blog.bluetooth.com/

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