ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、アルミ冷間鍛造専門メーカーの小松工業株式会社(本社:長野県上伊那郡南箕輪村、代表取締役:小松栄史)が、生産性向上とリアルタイム可視化によるデータ活用を目的に、クラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」を導入したことを、本日お知らせします。
小松工業は、昭和47年創業以来40年、金型設計・製作、製品づくりの一貫生産体制を敷くアルミ冷間鍛造専門メーカーです。生産性が高く、効率的、速度が速いことが特長であるアルミ冷間鋳造は、自動車部品をはじめとして多種多様な製品に対応しています。
同社は、製品の付加価値向上を目指して様々な取り組みを行っており、そのひとつとして製造現場の作業日報と実績管理業務の改善に着手しました。これまでは、作業工程を管理するために作業日報を手書き入力し、実績をExcelで集計、報告用資料を作成していましたが、以下のような課題を抱えていました。
・非生産時間のムダ (生産性の低下)
- 作業日報の実績入力に時間がかかる。紙ベースのため紛失、汚れなどが発生する恐れがある。
- 管理者は日々のデータを入力しており、毎日実績入力が必要。実績データを用いた資料作成にも
時間がかかっている(会議資料や生産高表など)。
- 紙(作業日報)の管理、保管にも作業工数がかかり、トレーサビリティにも工数がかかる。
・情報展開のロス (問題対応への遅れ)
- 情報のアウトプットについて、タイムラグが発生し、資料の数字が古くタイムリーな情報がわからない。
- せっかく集めたデータも部門別で保管しており、うまく組み合わせたりできておらず、活かしきれていない。
集まったデータの精度も低く、信ぴょう性が低い。
そこで、相談をもちかけた富士ゼロックス長野株式会社が提案したのが、「ConMas i-Reporter」(※)と「MotionBoard Cloud」を連携させたダイレクト入力とBIツールを活用したリアルタイム可視化ソリューションでした。
※株式会社シムトップスのiPadを使用した、デジタル入力と手書きを融合させた記録・報告・閲覧ソリューション
同社は、「ConMas i-Reporter」と「MotionBoard Cloud」の導入を決定後、2016年11月より構築を開始し、12月より運用を開始しました。
ダイレクト入力とBIツールを活用したリアルタイム可視化の仕組みを構築することにより、入力作業や集計作業、間接作業を削減できたほか、入力されたデータを製造現場に設置したモニターでリアルタイムに可視化することにより、課題に対して迅速な対応を行えるようになりました。
今後同社は、製品のQCD(Quality:品質 Cost:コスト Delivery:納期)をベースにしたデータの管理・分析が行える仕組みの構築や、各所に散在するデータを組み合わせた工場全体の可視化を目指しています。また、多様な顧客ニーズに対応するために、IoT技術を活かした新しいものづくり環境基盤の構築を進める考えです。
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
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