2016年11月25日 18:00

マーケティングリサーチ会社の（株）総合企画センター大阪、新興国MAINSの飲料市場について調査結果を発表

2015年度のメキシコ、アルジェリア、インド、ナイジェリア、南アフリカの市場規模は、現地通貨換算でおよそ6～20％の伸びとなった。各国とも健康志向が高まっており、炭酸飲料からミネラルウォーターや果汁飲料にスイッチする人が増加している。当資料は、MAINS 5か国の飲料市場をカテゴリー別、メーカー別で調査。現地飲料メーカーの情報等をまとめ、新興国へ進出を検討する企業の一助となるレポートとしている。

概要
◆今回調査した新興国MAINS（メインズ）とは、新興国の中でも消費市場が伸びている5か国を対象としたものである。具体的には、メキシコ（Mexico）、アルジェリア（Algeria）、インド（India）、ナイジェリア（Nigeria）、南アフリカ（South Africa）。すなわち「新興国MAINS」とは、これら5か国の頭文字をとった造語である。

◆これら5か国に共通しているのは、人口の増加が著しいということである。それだけでも消費市場の成長には十分な要因。さらに急激な近代化にともない、国民の購買意欲が活発化していること、近代的小売業態が発展していることも市場拡大の要因となっている。5か国とも2015年度の市場規模は、現地通貨換算でおよそ6～20％の伸びとなった。

◆各国の市場構造としては炭酸飲料、ミネラルウォーター、果汁飲料が主要カテゴリーとなっている。炭酸飲料は熱帯気候から、ミネラルウォーターは水道水の質の悪さから、果汁飲料は健康志向の高まりから、それぞれ市場が好調に推移している。

◆こうした市場環境のなかで、近年は各国とも健康志向が高まっている。すなわち、メキシコは2014年から、南アフリカは2017年から砂糖を含有した飲料に課税する法律を施行。または施行することが決定している。これは国民の肥満人口や糖尿病患者の増加を受けての対策である。これにより健康志向の高い消費者が、炭酸飲料からミネラルウォーターや果汁飲料にスイッチしている。

◆対象5か国における今後の飲料市場は拡大していくとみられる。上述したように税を導入したメキシコにいたっては、後退すると思われた炭酸市場までも予想に反して成長し続けているほど。他の4カ国においても潜在需要は大きく、有望市場であるといえる。

◆当資料では、成長市場として存在感が高まるMAINS 5か国における飲料市場をカテゴリー別、メーカー別で調査・分析している。また、現地飲料メーカーの情報に加え、現地の飲料販売ルートおよび主な販売店の情報など、詳細にまとめている。そうすることで、新興国への進出を検討する一助となるレポートとしている。

TPC市場調査レポート
「2017年　新興国MAINSの飲料市場」
―メキシコ、アルジェリア、インド、ナイジェリア、南アフリカの飲料市場を探る―
詳細はこちら＞＞http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr120170323
資料体裁：A4判　91頁
発刊日：2016年11月25日
頒　　　価：87,000円（税抜）

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