※当資料は、米国研究製薬工業協会米国本部が、現地時間2016年11月14日に発表した報道資料の抄訳を日本でまとめたものです。
ワシントンD.C.、2016年11月14日:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、このほど“MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR DIABETES (「糖尿病のために開発中の医薬品」)”と題した最新レポートを発表しました。
このレポートは、新たな糖尿病治療法の研究開発に関する継続的な進捗及び現在の取り組みについて明らかにしたもので、1型糖尿病、2型糖尿病、及びこれらに関連する慢性腎臓病などの疾患を対象とした新たな医薬品が、現在170種類以上開発されていることを紹介しています。
米国内には、糖尿病及び糖尿病関連疾患を有する患者が3,000万人超存在しており、こうした新たな糖尿病治療への取り組みが、患者の治療へのアドヒアランスを向上させ、最終的には患者のための医療の質を高める上で、大きな進歩を遂げている状況についても紹介されています。
糖尿病は米国で7番目に多い死亡原因となっているだけでなく、8,600万人の米国国民が2型糖尿病発症の高いリスクを抱える糖尿病予備軍であると見られています。糖尿病と診断された患者に費やされるコストが全米で2,450億ドルに上るという状況において、この複雑な疾患及びそれに付随する費用に対処すべく、バイオ医薬品の研究者たちは、命を救い、人生に変化をもたらす治療法と治療薬を発見するため、たゆまぬ努力を続けています。
PhRMAの理事長兼CEOであるスティーブ・J・ユーブル(Stephen J. Ubl)は次のように述べています。
「糖尿病は治療や管理の難しい疾患であり、20万人を超える20歳未満の若い患者さんにとっては、特に困難が伴います。米国では、25万人近くの子供や10代後半の若者が、この慢性疾患の継続的な治療を余儀なくされています。私の息子もこの疾患を患っており、息子や家族が受けた影響の大きさを目の当たりにしてきましたが、その一方で、糖尿病のための治療法と治療薬の発見に専心するバイオ医薬品の研究者たちのゆるぎない決心と彼らが生み出した進歩が、将来への希望をもたらしています。」
糖尿病の治療には、血糖値の継続的なモニタリングや複数の治療法の併用が伴うため、管理が非常に困難です。それでも、治療法の進歩と新しい医薬品の開発により、入院を避ける上で重要な要素となる患者のアドヒアランスは向上しています。ある調査では、アドヒアランスの向上によって、米国内で毎年35万人近くの入院と70万人近くの救急搬送を回避することができ、これによって、患者1人当たり年間5,000ドルもの支出を削減できると推測されています。
PhRMAによる今回の報告書は、新たに糖尿病と診断される患者の割合が年々減少しているという米国疾病予防管理センター(CDC)の見解にも触れ、糖尿病の発症に関する前向きな傾向も紹介しています。
「糖尿病とともに生きる家族の会(Familias con Diabetes)」の共同創始者であるミラ・フェラー(Mila Ferrer)は、次のように述べています。
「私たちの希望が糖尿病の完治であることに変わりはありませんが、その一方で、1型糖尿病の治療用の医薬品やワクチンが40種類も開発段階にあるという事実には勇気付けられ、1型糖尿病を患う私の息子や何百万人もの人々が、より健康的に、長く、そしてより生産的な生活を送ることを可能にしてくれるような優れた治療法が確立されるという期待が持てるようになりました。超速効型インスリンや自己免疫性糖尿病ワクチン、バイオシミラーインスリン、経口・吸入インスリン、そして1型糖尿病を患う人々の血糖コントロールを改善するインスリンを補完するものとして、最近承認された2型糖尿病向け医薬品など、多くの進歩が実現していることに私たちは心を躍らせています。」
開発中の多くの新たな治療法によって、患者やその家族には、これまでにも増して大きな希望がもたらされるようになりました。同時に、私たちは、必要な治療にかかる費用を賄えるかどうかについて患者が思い悩むことのないよう、糖尿病患者の金銭的負担の軽減に取り組んでいかなくてはなりません。患者が治療をより受けやすくするためには、差別や個人負担額の増加を抑止するための常識的なルールの遵守を呼びかけるなどといった、実用的な解決策を講じるべきでしょう。
最新レポート“MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR DIABETES (「糖尿病のために開発中の医薬品」)”の全文は、下記URLからダウンロードできます。(英文のみ)
“MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR DIABETES”;
http://www.phrma.org/files/dmfile/medicines-in-development-report-diabetes.pdf
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業とバイオテクノロジ―企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では6000億ドル以上に達し、2015年単独でも推定で588億ドルになりました。
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)日本オフィス
PhRMA日本オフィスは、米国PhRMAの会員である研究開発志向の製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。
・PhRMA日本オフィスホームページ[http://www.phrma-jp.org]・
・PhRMAホームページ[http://www.phrma.org]
・PhRMA日本オフィスFacebook[https://www.facebook.com/phrmajapanoffice]
【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
TEL:03-3291-0118
FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp
ワシントンD.C.、2016年11月14日:米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、このほど“MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR DIABETES (「糖尿病のために開発中の医薬品」)”と題した最新レポートを発表しました。
このレポートは、新たな糖尿病治療法の研究開発に関する継続的な進捗及び現在の取り組みについて明らかにしたもので、1型糖尿病、2型糖尿病、及びこれらに関連する慢性腎臓病などの疾患を対象とした新たな医薬品が、現在170種類以上開発されていることを紹介しています。
米国内には、糖尿病及び糖尿病関連疾患を有する患者が3,000万人超存在しており、こうした新たな糖尿病治療への取り組みが、患者の治療へのアドヒアランスを向上させ、最終的には患者のための医療の質を高める上で、大きな進歩を遂げている状況についても紹介されています。
糖尿病は米国で7番目に多い死亡原因となっているだけでなく、8,600万人の米国国民が2型糖尿病発症の高いリスクを抱える糖尿病予備軍であると見られています。糖尿病と診断された患者に費やされるコストが全米で2,450億ドルに上るという状況において、この複雑な疾患及びそれに付随する費用に対処すべく、バイオ医薬品の研究者たちは、命を救い、人生に変化をもたらす治療法と治療薬を発見するため、たゆまぬ努力を続けています。
PhRMAの理事長兼CEOであるスティーブ・J・ユーブル(Stephen J. Ubl)は次のように述べています。
「糖尿病は治療や管理の難しい疾患であり、20万人を超える20歳未満の若い患者さんにとっては、特に困難が伴います。米国では、25万人近くの子供や10代後半の若者が、この慢性疾患の継続的な治療を余儀なくされています。私の息子もこの疾患を患っており、息子や家族が受けた影響の大きさを目の当たりにしてきましたが、その一方で、糖尿病のための治療法と治療薬の発見に専心するバイオ医薬品の研究者たちのゆるぎない決心と彼らが生み出した進歩が、将来への希望をもたらしています。」
糖尿病の治療には、血糖値の継続的なモニタリングや複数の治療法の併用が伴うため、管理が非常に困難です。それでも、治療法の進歩と新しい医薬品の開発により、入院を避ける上で重要な要素となる患者のアドヒアランスは向上しています。ある調査では、アドヒアランスの向上によって、米国内で毎年35万人近くの入院と70万人近くの救急搬送を回避することができ、これによって、患者1人当たり年間5,000ドルもの支出を削減できると推測されています。
PhRMAによる今回の報告書は、新たに糖尿病と診断される患者の割合が年々減少しているという米国疾病予防管理センター(CDC)の見解にも触れ、糖尿病の発症に関する前向きな傾向も紹介しています。
「糖尿病とともに生きる家族の会(Familias con Diabetes)」の共同創始者であるミラ・フェラー(Mila Ferrer)は、次のように述べています。
「私たちの希望が糖尿病の完治であることに変わりはありませんが、その一方で、1型糖尿病の治療用の医薬品やワクチンが40種類も開発段階にあるという事実には勇気付けられ、1型糖尿病を患う私の息子や何百万人もの人々が、より健康的に、長く、そしてより生産的な生活を送ることを可能にしてくれるような優れた治療法が確立されるという期待が持てるようになりました。超速効型インスリンや自己免疫性糖尿病ワクチン、バイオシミラーインスリン、経口・吸入インスリン、そして1型糖尿病を患う人々の血糖コントロールを改善するインスリンを補完するものとして、最近承認された2型糖尿病向け医薬品など、多くの進歩が実現していることに私たちは心を躍らせています。」
開発中の多くの新たな治療法によって、患者やその家族には、これまでにも増して大きな希望がもたらされるようになりました。同時に、私たちは、必要な治療にかかる費用を賄えるかどうかについて患者が思い悩むことのないよう、糖尿病患者の金銭的負担の軽減に取り組んでいかなくてはなりません。患者が治療をより受けやすくするためには、差別や個人負担額の増加を抑止するための常識的なルールの遵守を呼びかけるなどといった、実用的な解決策を講じるべきでしょう。
最新レポート“MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR DIABETES (「糖尿病のために開発中の医薬品」)”の全文は、下記URLからダウンロードできます。(英文のみ)
“MEDICINES IN DEVELOPMENT FOR DIABETES”;
http://www.phrma.org/files/dmfile/medicines-in-development-report-diabetes.pdf
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)
PhRMAは、米国で事業を行なっている主要な研究開発志向型製薬企業とバイオテクノロジ―企業を代表する団体です。加盟企業は新薬の発見・開発を通じて、患者さんがより長く、より健全で活動的に暮らせるよう、先頭に立って新しい治療法を探求しています。加盟企業の新薬研究開発に対する投資額は、2000年からの累計では6000億ドル以上に達し、2015年単独でも推定で588億ドルになりました。
●米国研究製薬工業協会(PhRMA)日本オフィス
PhRMA日本オフィスは、米国PhRMAの会員である研究開発志向の製薬企業の日本法人で構成されており、画期的新薬が開発できる環境や患者さん中心の医療制度の確立に向けて25年以上に渡って活動を続けています。加盟企業は、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社、アッヴィ合同会社、MSD株式会社、セルジーン株式会社、日本イーライリリー株式会社、バイオジェン・ジャパン株式会社、ファイザー株式会社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社、ムンディファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社(五十音順)の10社です。
・PhRMA日本オフィスホームページ[http://www.phrma-jp.org]・
・PhRMAホームページ[http://www.phrma.org]
・PhRMA日本オフィスFacebook[https://www.facebook.com/phrmajapanoffice]
【本件に関するお問い合わせ】
米国研究製薬工業協会(PhRMA)広報事務局
(株式会社ジャパン・カウンセラーズ内)
TEL:03-3291-0118
FAX:03-3291-0223
E-mail:phrma_pr@jc-inc.co.jp