2016年10月04日 12:00

  全国初“信用組合による社会貢献プラットフォーム” 「魚沼の未来基金」設立 ~ひとり親家庭の高校生へ返済不要奨学金を支給~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

塩沢信用組合と公益財団法人パブリックリソース財団は協働し、全国で初めてとなる「魚沼の未来基金」を、2016年9月28日に創設しました。 これは、信用組合が組合員に呼びかけて寄付を募る「社会貢献のプラットフォーム」を提供する、全国初の取り組みです。また第三者の公益財団と協働することで、寄付者に税制優遇のメリットを提供すると同時に、寄付金使途に透明性をもたせている点でもユニークな取り組みです。

1 経緯と特徴
塩沢信用組合と公益財団法人パブリックリソース財団は協働し、全国で初めてとなる“信用組合の組合員とともに創る基金”「魚沼の未来基金」を、2016年(平成28年)9月28日に創設しました。
同組合は昨年から、地域密着型の金融機関として、地元の魚沼地域への社会貢献の方策を模索してきました。その中で、多くの寄付者の力を結集して活かすパブリックリソース財団の仕組みに出会ったことから、組合員からの寄付と信用組合のマッチング寄付をもとに「魚沼の未来基金」を設置し、「ひとり親家庭の高校生へ給付型奨学金」を実施する運びとなりました。
これまでも信用組合が単独で奨学金を助成する社会貢献活動はありましたが、信用組合が組合員に呼びかけて寄付を募り共に地域に貢献するといった、金融機関が「社会貢献のプラットフォーム」を提供する取り組みは全国初です。また第三者の公益財団と協働し、基金を公益財団内におくことで、寄付者に税制優遇のメリットを提供すると同時に、寄付金使途に透明性をもたせている点でもユニークな取り組みです。
これまでに、総代の発起、地域の皆様の賛同を得て、寄付を内諾していただいた数は142件に上り、目標額250万円を上回る382万円の寄付が集まっています。
  今後ご寄付をもとに、初年度は20名の高校生に返済不要の奨学金を支給し、故郷を愛する青年の成長を支援していく予定です。

※塩沢信用組合について
設立:
昭和28年、理事長:小野澤一成、本部・支店所在地:新潟県南魚沼市、魚沼市、津南町、湯沢町、資金量:306億円、組合員数:11,656名、総代数:117名
特徴:
塩沢信用組合は社会貢献に熱心な地域金融機関として実績があり、これまでも、東日本大震災被災地の支援、小学校、中学校、高校への金銭教育事業、地域活性化活動などを展開してきている。南魚沼市の牧之(ぼくし)通りの本店は伝統的な街並みに合わせた建築として、地元の人々や観光客にも親しまれている。
    
※公益財団法人パブリックリソース財団について
設立:
2013年(平成25年)内閣府認定、理事長:久住 剛、
所在地:東京都中央区湊、年間予算(寄付)規模:2015年度1億400万円
特徴:
寄付推進を専門に行う公益財団。社会貢献の志ある個人や企業からの寄付を、オンライン寄付やテーマ型基金、メモリアル基金など多様な方法で受け入れ、資金助成を行うほか、寄付を最大限に生かすためのNPOのキャパシティビルディング、社会的インパクト評価などに取り組んでいる。

2 「魚沼の未来基金」の概要
(1)基金の趣旨
  魚沼の未来基金は、魚沼地域の未来を切り拓く人材や団体を支援し、地域の誰もがいきいきと暮らせるふるさと魚沼を、将来にわたって継承・発展させることを目的として設立されました。
この基金は、2016年9月に、140人を越える発起人と市長等からの賛同を得て、塩沢信用組合が責任を持って創設するものです。その管理運用は、内閣府認定の公益財団法人パブリックリソース財団が担当します。
 魚沼の未来基金は、魚沼地域の塩沢信用組合の組合員を中心とする住民や企業の皆様からのご寄付がもとになります。地域の多くの皆様からいただいた志あるご寄付を積み立てて、これを地域の未来を担う人材や団体に助成金として支給していきます。
 今回の「ふるさとを愛する高校生への奨学金」は、ひとり親家庭の子女で、将来への夢を持ち、魚沼を愛する生徒の高校進学を支援しようとする給付型(返済不要型)の奨学金です。
 この奨学金を通じて、ひとり親家庭などの高校生の修学を支援し、ふるさとを愛し、魚沼地域の未来を担う次世代を支援していきます。
 将来的には、学習支援・子どもの居場所づくり・子ども食堂などの活動に取り組むNPOなどへの支援も検討していきたいと考えています。

(2) 基金の仕組み
1) 基金造成の仕組み
  塩沢信用組合が100万円を寄付し、これによって基金を創設するとともに、運営管理費(公募、審査会開催等の費用)を負担する。
  組合員からの寄付は、個人1口1万円、法人1口5万円。いただいた寄付は、すべて助成金として地域に還元される。初年度の寄付目標額は150万円とした。

2) 基金運営責任体制
基金創設と寄付収集、寄付者に代わっての基金の監理は、塩沢信用組合が担当する。
基金管理運用者である公益財団法人パブリックリソース財団(内閣府認定公益財団法人)は、塩沢信用組合の中に、基金専用の口座を設置し、預かった寄付はこの口座で特定資産として管理し、ここから助成金の支給も行う。
  この体制により、
A 公益的な資金の地域内循環の実現
地域で集められた寄付金は地域外に流出することなく、地元の金融機関で管理され、地域の公益活動に使われ、地域活性化に還元される。
B 寄付者には税制優遇のメリット
  公益財団法人への寄付となるため、個人は所得税、法人は法人税の優遇が受けられる。
(一部の地域では住民税の優遇も受けられるように準備中である)

(3) 今回の奨学金の対象者
1) 応募資格
応募できる生徒は、魚沼地域の南魚沼市、魚沼市、津南町、湯沢町に在住で、来年度・2017年度(平成29年度)に高校に入学を予定している中学生で、原則として、ひとり親家庭で、かつ「児童扶養手当」または「障害年金」「遺族年金」の支給対象となっているご家庭の生徒とします。

2) 選定基準
ア 成績要件
   学業に真面目に取り組み、一定の成績を収めてもの
イ 未来要件
   将来に夢や志を有するもの
ウ 愛郷要件
   魚沼地域を愛する心を有するもの
エ 収入要件
     就学に際して困難のあるもの

3)対象とする奨学生
  20名以内(塩沢信用組合の本支店(5店舗)ごとに各4名=合計20名)

(4) 奨学金の支給要件、内容・金額・支給期間
1) 支給要件
高校への合格が確定した者に入学準備金を、その後、入学し高校生として在学している者に対して月例奨学金を支給します。

2) 奨学金の内容・使徒
   生徒の入学や学業・学習にかかる費用とします。
   内訳: 入学準備金 入学金、制服等の入学準備にかかる費用
       月例奨学金 学校に納める教材費・見学等費用、通学費、学習塾等の費用

3) 金額
   総額96,000円/年
   内訳 A入学準備金 36,000円  B月例奨学金 5,000円×12月

4) 支給期間
    入学から1年間(高校1年生の間)。ただし、審査等により延長することもあります。
5) 奨学生となった生徒の責務
〇 塩沢信用組合などが実施する地域貢献活動、もしくはその他のボランティア活動に参加すること
〇 毎年2回(9月と3月)に「活動報告」を提出すること

6) 募集期間
   ※現在調整中のため、決定次第、お知らせします。

【お問い合わせ先】
TEL025-782-1201 塩沢信用組合 本部 山田和彦
TEL03-5540-6256 パブリックリソース財団 事務局長 岸本幸子  E-mail: center@public.or.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 教育、資格、スキル

会社概要

公益財団法人パブリックリソース財団
商号
公益財団法人パブリックリソース財団(コウエキザイダンホウジンパブリックリソースザイダン)
代表者
久住 剛(クスミ ツヨシ)
所在地
〒104-0043
東京都中央区湊2-16-25 ライオンズマンション鉄砲洲第三 202
TEL
03-5540-6256
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
http://www.public.or.jp
IR情報
http://www.public.or.jp/aboutus/index.html
公式ブログ
http://ameblo.jp/publicresource/
  • 公式twitter
  • 公式facebook

運営会社 プライバシーポリシー情報削除ガイドラインサイトのご利用についてサイトマップお問い合わせ

© 2007-2024 GlobalIndex Co.,Ltd. All Rights Reserved.