1. 内容紹介
「農業デザイン」の仕事を重ねていくうちに、「パッケージの変更で売上が伸びた」ということよりも、「ロゴマークができたのを見てすごくモチベーションがあがりました」「いままで決心がつきませんでしたがこれで前に進めます」という喜びの声をいただくようになりました。
前向きな気持ちを呼び起こして勇気を与える。
経済的指標では計れないデザインの力の可能性に気づかされたのです。
――本書より
なぜ農業にデザインが必要なのか。
6次産業化や特産品のブランド化に悩む農業関係者に読んでほしい1冊です。
デザインには、農家や生産者のモチベーションを高める力がある―。
北海道・十勝を拠点にするデザイン・ブランディング・カンパニー、株式会社ファームステッドの共同代表である、長岡淳一と阿部岳のはじめての著書。
グッドデザイン賞など受賞多数、全国各地で講演会や相談会を行い、地方活性化の分野で注目を集める気鋭のブランドプロデューサーとグラフィックデザイナーである著者が、これからの農業におけるブランドの意義や必要性をわかりやすく説明し、1次産業をデザインで支援することをミッションに掲げる自分たちの活動の背景と思いを語ります。
また、日本および台湾で取り組んでいる、ロゴマークの制作やブランディングなど「農業×デザイン」の27の事例をカラー写真入りで紹介します。
2. 目次
はじめに
第1章 なぜ農業にデザインなのか
大事なのは農家のための「旗印」農業後継者のモチベーションを高めるデザインは生産者の思いを形にして伝える手段企業にCIがあるように、農業にFI(ファーム・アイデンティティ)をデザイン・ブランディングの仕事のために必ず現場を訪れる
第2章 1次産業をデザインで支援するファームステッドのはじまり
僕たちの拠点は北海道・十勝
十勝の豊かな食と農
開拓者としてのフロンティアスピリット
スピードスケートでオリンピックをめざした後、地域を活性化する道へ
ブランドプロデューサー 長岡淳一
アパレル業への転身と地元社会への関心/海外で見つけた格好良い農作業着
原風景は見渡す限りの畑だと気づいた、北海道と東京を往還する日々
グラフィックデザイナー 阿部岳
地方と都会を結ぶデザインのありかた/「とかちデザインファームプロジェクト」を立ち上げる
第3章 農業デザイン・ブランディング事例集
第4章 地域ブランディングへの展開
おわりに
3. 著者プロフィール
長岡 淳一(ナガオカ ジュンイチ) / ブランドプロデューサー
1976 年北海道帯広市生まれ。専修大学経済学部経済学科卒。
大学卒業までスピードスケー トの選手として活躍。現役引退後、地元へUターン。
世界各国を回った経験を生かし、帯広市で2002 年有限会社フレーバーを設立。
新世代の農業ウェアを提案するプロジェクトなどを推進。
2013 年、阿部岳とともに株式会社ファームステッドを設立。
地域振興ブランドプロデューサーとして、日本全国で活躍中。
2012年、2014 年グッドデザイン賞受賞。2013 年金の卵プロジェクト入賞(経済界)。
2014 年北海道ベンチャースタートアップEXPOベストオーディエンス賞受賞。
2015 年第7 回フード・アクション・ニッポンアワード2015 入賞。
阿部 岳(アベ ガク) / アートディレクター
1965 年北海道帯広市出身。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン学科卒。
都内デザイン事務所勤務の後、1996 年有限会社ガクデザインを設立。
企業の CI 計画や商品ブランドの構築などをメインに活動。
2013 年、長岡淳一とともに株式会社ファームステッドを設立。
2008 年、2012 年、2013 年、2014 年グッドデザイン賞受賞。
2011 年日本パッケー ジデザイン大賞銅賞受賞(日本パッケージデザイン協会)。
FOODEX JAPAN( 幕張メッセ)、 Tokyo Pack(東京ビッグサイト)などでの講演も多数。
4. 『農業をデザインで変える』概要
著者:長岡 淳一、阿部 岳
発売日:9月23日(金)
定価:1600円(税抜)
判型:A5判 160頁 並製
出版社: 瀬戸内人
5. 株式会社ファームステッド 概要
会社名 株式会社ファームステッド
代表者 代表取締役 阿部 岳
代表取締役 長岡 淳一
設立 2013年8月1日
所在地 北海道帯広市西1条南9丁目1-1-3F
事業内容
● 農場・企業ブランディング ● 商品・サービスブランディング
● 地域ブランディング ● ロゴマークデザイン ● パッケージデザイン ● 商品企画
URL
http://farmstead.jp
このプレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社ファームステッド
担当:小野寺
TEL:0155-67-5821
E-mail:onodera@farmstead.jp