株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年5月30日に『トヨタ式現場管理 ものづくり日本再生のための7つのカイゼン』を発売いたしました。
本書は2005年に出版してベストセラーとなった『考えるトヨタの現場』を大幅に改訂したものです。著者は、ものつくり大学名誉教授で元トヨタ自動車生産調査部部長であった田中正和氏。
トヨタは、2016年3月期決算で過去最高益を達成したものの、豊田章男社長自ら、“追い風参考記録”と認めたように、円安相場による恩恵が大きいものでした。そのため、年初からの円高により、来期は大幅な下方修正が予想されています。しかし、品質とイノベーションの点で消費者から圧倒的な信頼を勝ち得て、トヨタは揺るぎない地位を築き続けています。こうしたトヨタの強みとは何かを改めて追求したのが、本書です。
国内外を見回してみると、目立つのがものづくり現場の崩壊です。フォルクスワーゲンのディーゼル車における数値改ざん、三菱自動車の軽自動車における燃費数値不正などによる、質実剛健を売りにする日独自動車メーカーへの信頼喪失。また、東芝の不適切会計問題、シャープの経営危機によって明るみに出たものづくり大国・日本の凋落――。トヨタ自動車入社以来35年間、生産現場で「トヨタ式」を体現してきた著者は、これらの問題の根幹は「企業が数字を追い求めすぎた結果」にあると断言しています。
では、トヨタ方式はこれらの企業のやり方と何が違うのか? トヨタ方式を最もよく表している基本理念は、『現場において自動化で品質(Q)を確保して、「Just In Time」で納期(D)を短縮すれば、儲け(C)は後からついてくる』というものです。つまり、ものづくり現場の崩壊はみな、「最初から儲け(C)を追えば、品質(Q)も納期(D)も逃げていく」ことによる必然の結果であると……。本書は、約10年前に刊行され、反響を呼んだ『トヨタの考える現場』(ビジネス社)をベースに、この10年の時代の変化を鑑み、「永続的繁栄」を目指すトヨタの生産現場を詳らかにしていきます。
<本書の内容>
序 章 トヨタ方式の土台にある思想
第一章 「トヨタ方式」の正しい理解のために
第二章 「自動化」とは何か?
第三章 「ジャスト・イン・タイム」とは何か?
第四章 在庫はどこにできるのか?
第五章 「改善」とは何か?
第六章 「トヨタ方式」進化の過程 第七章 これからのものづくりはどうすべきか
著者:田中正知(たなか・まさとも)
ものつくり大学名誉教授。株式会社Jコスト研究所代表。東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員。
1941年、生まれ。1967年、名古屋大学大学院工学研究科終了後、トヨタ自動車工業株式会社入社。「トヨタ生産方式」を体系化した大野耐一氏を始めとする先達の薫陶を受け、入社以来35年間、現場でのものづくりに携わる。93年1月、「トヨタ生産方式」の総本山である本社生産調査部部長に就任。95年1月、本社物流管理部長に就任。2000年11月、ものつくり大学開設に伴い、社命により製造学科へ転籍し、「トヨタ生産方式」を広めるためにトヨタから転籍した教授第1号となる。著書に『考えるトヨタの現場』(ビジネス社)、『「トヨタ流」現場の人づくり』(日刊工業新聞社)、『トヨタ式カイゼンの会計学』(中経出版)などがある。
(著者)田中正和
〈価格〉1600円+税
〈発売日〉2016年5月30日
〈出版元〉ビジネス社
著者への取材、企画ご協力、読者プレゼントご対応も承ります。
《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
TEL 03-5227-1602/FAX 03-5227-1603
本書は2005年に出版してベストセラーとなった『考えるトヨタの現場』を大幅に改訂したものです。著者は、ものつくり大学名誉教授で元トヨタ自動車生産調査部部長であった田中正和氏。
トヨタは、2016年3月期決算で過去最高益を達成したものの、豊田章男社長自ら、“追い風参考記録”と認めたように、円安相場による恩恵が大きいものでした。そのため、年初からの円高により、来期は大幅な下方修正が予想されています。しかし、品質とイノベーションの点で消費者から圧倒的な信頼を勝ち得て、トヨタは揺るぎない地位を築き続けています。こうしたトヨタの強みとは何かを改めて追求したのが、本書です。
国内外を見回してみると、目立つのがものづくり現場の崩壊です。フォルクスワーゲンのディーゼル車における数値改ざん、三菱自動車の軽自動車における燃費数値不正などによる、質実剛健を売りにする日独自動車メーカーへの信頼喪失。また、東芝の不適切会計問題、シャープの経営危機によって明るみに出たものづくり大国・日本の凋落――。トヨタ自動車入社以来35年間、生産現場で「トヨタ式」を体現してきた著者は、これらの問題の根幹は「企業が数字を追い求めすぎた結果」にあると断言しています。
では、トヨタ方式はこれらの企業のやり方と何が違うのか? トヨタ方式を最もよく表している基本理念は、『現場において自動化で品質(Q)を確保して、「Just In Time」で納期(D)を短縮すれば、儲け(C)は後からついてくる』というものです。つまり、ものづくり現場の崩壊はみな、「最初から儲け(C)を追えば、品質(Q)も納期(D)も逃げていく」ことによる必然の結果であると……。本書は、約10年前に刊行され、反響を呼んだ『トヨタの考える現場』(ビジネス社)をベースに、この10年の時代の変化を鑑み、「永続的繁栄」を目指すトヨタの生産現場を詳らかにしていきます。
<本書の内容>
序 章 トヨタ方式の土台にある思想
第一章 「トヨタ方式」の正しい理解のために
第二章 「自動化」とは何か?
第三章 「ジャスト・イン・タイム」とは何か?
第四章 在庫はどこにできるのか?
第五章 「改善」とは何か?
第六章 「トヨタ方式」進化の過程 第七章 これからのものづくりはどうすべきか
著者:田中正知(たなか・まさとも)
ものつくり大学名誉教授。株式会社Jコスト研究所代表。東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員。
1941年、生まれ。1967年、名古屋大学大学院工学研究科終了後、トヨタ自動車工業株式会社入社。「トヨタ生産方式」を体系化した大野耐一氏を始めとする先達の薫陶を受け、入社以来35年間、現場でのものづくりに携わる。93年1月、「トヨタ生産方式」の総本山である本社生産調査部部長に就任。95年1月、本社物流管理部長に就任。2000年11月、ものつくり大学開設に伴い、社命により製造学科へ転籍し、「トヨタ生産方式」を広めるためにトヨタから転籍した教授第1号となる。著書に『考えるトヨタの現場』(ビジネス社)、『「トヨタ流」現場の人づくり』(日刊工業新聞社)、『トヨタ式カイゼンの会計学』(中経出版)などがある。
(著者)田中正和
〈価格〉1600円+税
〈発売日〉2016年5月30日
〈出版元〉ビジネス社
著者への取材、企画ご協力、読者プレゼントご対応も承ります。
《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
TEL 03-5227-1602/FAX 03-5227-1603