ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、自動車分野の機能安全規格ISO26262認証取得を目的としたプログラムを用いて開発された初の磁気ポジションセンサを発表し、自動車の安全規格に対応したセンサのポートフォリオを拡張しました。amsはこの新センサシリーズで初めて、システムコストの削減と、PCBを用いたパッケージには難しい環境でもセンサデバイスの配置を可能にする省スペースパッケージ、システム・イン・パッケージ(SiP)方式を磁気ポジションセンサに導入しました。
この新しいセンサAS5170およびAS5171は、機能安全規格ISO26262に定義されているSEooC (Safety Element out of Context)デバイスとして開発されました。重要な車載システムに装備される自動車の安全機能に対し、増え続ける顧客の要求に応えるというamsの戦略に基づき開発されたamsの製品AS517xは、完全なデータパス診断機能を備えた初の磁気ポジションセンサで、自動車システムのOEMメーカがより高いレベルのISO26262認証をシステムレベルで取得できるようサポートします。
AS517xシリーズに組み込まれた診断システムは、ホールセンサのフロントエンドから、磁界強度の生データをサインおよびコサインベクトルに変換するDSPエンジンを通って、バックエンドのインタフェースとピンに至るまで、デバイス全体をテスト・検証します。
AEC-Q100グレード0認証要件を満たすAS517xセンサシリーズは、絶対回転角度を高い精度で測定します。出力分解能が12ビットと高いため、動作角度範囲が90°以下の狭角まで低減されても正確な測定が可能です。これはつまり、シャーシ高、ギアシフタ、電動パワーステアリング、排気ガス再循環(EGR)、ブレーキペダル、スロットルポジションセンシングなどの安全性が重視される車載アプリケーションに理想的なデバイスということです。
AS5171はセンサダイとキャパシタを単一の3ピンパッケージに統合したSiP方式を採用しています。SiPはESDおよびEMCのパフォーマンスを向上させ、電源保護を強化します。供給・出力ピンは最大+20Vの過電圧から保護されます。さらに、供給ピンは-20Vの逆極性保護を備えています。
SiPはPCBにポジションセンサICをマウントする必要がないため、部品点数とシステムコストの低減を実現し、設計や最終製品への組み込みを容易にします。
AS5171Aはアナログ出力、AS5171Bはデジタル出力を備え、PWMインタフェースまたはSENT準拠インタフェースのどちらかとしてプログラムすることができます。AS5170A(アナログ)とAS5170B(デジタル)のICは8ピンSOICパッケージに収められています。
amsの他の磁気ポジションセンサと同様、AS5170とAS5171は浮遊磁界に対する耐性を備えており、電気モータや高通電ケーブルならびにその他の外部デバイスから発生する強い磁界が存在していても、動作停止を招くことはありません。その結果、パフォーマンスに高い信頼性が得られ、他の磁気ポジションセンサのようにシールディングが必要ないためシステムコストの削減につながります。
AS517xデバイスのホールセンサフロントエンドが高い感度を持っているため、小型で低コストのターゲットマグネットを使用でき、5~90mTの広い磁界強度入力範囲がサポートされます。
amsのポジションセンサ担当マーケティング・製品管理責任者であるマルセル・アーバンは次のようにコメントしています。「自動車の機能安全コンプライアンスプロセスが非常に厳しいことから、パフォーマンスと診断出力の全面的な透明性やトレーサビリティを備えたコンポーネントの使用が求められています。amsの磁気ポジションセンサ新製品AS517xはこの高い水準の安全性をサポートする初のシリーズであり、ISO26262規格に対応できる、従来に比べてより完全な機能を自動車OEMメーカに提供します」
磁気ポジションセンサAS5170およびAS5171は、間もなく量産体制に入ります。販売価格等の詳細については、当社の販売代理店までお問い合わせください。
AS5170およびAS5171の評価ボードは、ams ICdirectのオンラインストアで提供しています。
サンプル請求および技術情報詳細については、こちらをご覧ください。
www.ams.com/position-sensors/AS5170、www.ams.com/position-sensors/AS5171.
ams広報担当:神谷
Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp
AS517xシリーズに組み込まれた診断システムは、ホールセンサのフロントエンドから、磁界強度の生データをサインおよびコサインベクトルに変換するDSPエンジンを通って、バックエンドのインタフェースとピンに至るまで、デバイス全体をテスト・検証します。
AEC-Q100グレード0認証要件を満たすAS517xセンサシリーズは、絶対回転角度を高い精度で測定します。出力分解能が12ビットと高いため、動作角度範囲が90°以下の狭角まで低減されても正確な測定が可能です。これはつまり、シャーシ高、ギアシフタ、電動パワーステアリング、排気ガス再循環(EGR)、ブレーキペダル、スロットルポジションセンシングなどの安全性が重視される車載アプリケーションに理想的なデバイスということです。
AS5171はセンサダイとキャパシタを単一の3ピンパッケージに統合したSiP方式を採用しています。SiPはESDおよびEMCのパフォーマンスを向上させ、電源保護を強化します。供給・出力ピンは最大+20Vの過電圧から保護されます。さらに、供給ピンは-20Vの逆極性保護を備えています。
SiPはPCBにポジションセンサICをマウントする必要がないため、部品点数とシステムコストの低減を実現し、設計や最終製品への組み込みを容易にします。
AS5171Aはアナログ出力、AS5171Bはデジタル出力を備え、PWMインタフェースまたはSENT準拠インタフェースのどちらかとしてプログラムすることができます。AS5170A(アナログ)とAS5170B(デジタル)のICは8ピンSOICパッケージに収められています。
amsの他の磁気ポジションセンサと同様、AS5170とAS5171は浮遊磁界に対する耐性を備えており、電気モータや高通電ケーブルならびにその他の外部デバイスから発生する強い磁界が存在していても、動作停止を招くことはありません。その結果、パフォーマンスに高い信頼性が得られ、他の磁気ポジションセンサのようにシールディングが必要ないためシステムコストの削減につながります。
AS517xデバイスのホールセンサフロントエンドが高い感度を持っているため、小型で低コストのターゲットマグネットを使用でき、5~90mTの広い磁界強度入力範囲がサポートされます。
amsのポジションセンサ担当マーケティング・製品管理責任者であるマルセル・アーバンは次のようにコメントしています。「自動車の機能安全コンプライアンスプロセスが非常に厳しいことから、パフォーマンスと診断出力の全面的な透明性やトレーサビリティを備えたコンポーネントの使用が求められています。amsの磁気ポジションセンサ新製品AS517xはこの高い水準の安全性をサポートする初のシリーズであり、ISO26262規格に対応できる、従来に比べてより完全な機能を自動車OEMメーカに提供します」
磁気ポジションセンサAS5170およびAS5171は、間もなく量産体制に入ります。販売価格等の詳細については、当社の販売代理店までお問い合わせください。
AS5170およびAS5171の評価ボードは、ams ICdirectのオンラインストアで提供しています。
サンプル請求および技術情報詳細については、こちらをご覧ください。
www.ams.com/position-sensors/AS5170、www.ams.com/position-sensors/AS5171.
ams広報担当:神谷
Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp