株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年3月26日に『美しいNIPPONらしさの研究』を発売いたしました。
今、巷では「日本の美しい伝統を守れ」「日本の歴史ある風習を大切にせよ」といった声がますます高まっています。しかし、果たして本当に私たちの身近にある「ならわし」「しきたり」は、古くからあるものなのでしょうか。著者は江戸時代、江戸の街を中心に歴史の研究を行っており、その過程で、「伝統的」だと思われている風習のうち、「比較的歴史の浅いもの」が数多くある、ということを発見しました。
たとえば私たち日本人が1年の終わりを実感する「除夜の鐘」は、昭和になってから始まり、全国に広まったのは戦後からでした。その背景は、おなじみNHKの大晦日の放送でした。また、除夜の鐘とセットともいうべき「初詣」は、1年の初めに神に祈りをささげ、その年の健康や成功を願う日本ならではの行事です。しかし、この習慣が広まったのは明治に入ってからで、しかも鉄道会社のPR合戦の副産物だったのです。
その他にも、今では日本人のソウルフードとなった「海苔巻おにぎり」が、実は戦後になってようやく普及したこと。あるいは、喪の色は今でこそ「黒」ですが、日本古来の喪の色は「白」で、男女ともに黒い喪服を着るようになったのは昭和になってからということ。そして日本人の象徴ともいうべき「いただきます」「もったいない」精神の裏側にある事実等々、まさに日本人として知っていないと恥ずかしい「しきたり」「ならわし」の本当のルーツが、きれいなイラストとともに解説されています。
和の伝統の真相。そしてそれを知ることによってわかる日本の本当の強み。日本、日本人を考えるうえで欠かせない真実が詰まった、新しい日本人論の登場です。
【本書の構成】
第1章 私たちが囲む毎日の食卓
三角海苔おにぎり/おせち/お寿司/「いただきます」etc.
第2章 四季折々のなじみ深いならわし
初詣/ひなまつり/お花見/除夜の鐘etc.
第3章 伝統に根差した生活スタイル
住まい/結婚式/お葬式/暦の吉凶etc.
第4章 懐かしさあふれる風土と風習
「バンザイ」/大相撲/水田風景/神社etc.
第5章 日本人を象徴する独特の美意識
時間に正確/きれい好き/もったいない精神/「お疲れさま」/夫婦の形
著者:黒田涼(くろだ・りょう)
作家・江戸歩き案内人。1961年生まれ。神奈川県出身、1985年早稲田大学政治経済学部卒。大手新聞社で記者を16年務めるなど編集関係の仕事に携わったのち、現代東京に残る江戸の姿を探し出すおもしろさに目覚め、2011年に作家として独立。「江戸歩き案内人」としてガイドツアー講師などの活動も行っている。NHKはじめテレビ・ラジオ、新聞、雑誌などの各種媒体に多数登場している。「江戸城天守を再建する会」会員。ベストセラーとなった『江戸城を歩く』(祥伝社新書)をはじめ、『江戸の大名屋敷を歩く』(祥伝社新書)『東京名所 今昔ものがたり』(祥伝社黄金文庫)『大軍都・東京を歩く』(朝日新書)など著書多数。
絵:亀丘桃花(かめおか・とうか)
イラストレーター。1993年、大阪府生まれ。成安造形大学イラストレーション領域卒業。動物や人物をメインに色彩豊かなイラストを制作。書籍、ポストカードのイラストレーション制作、自主制作イラスト集の発行、アートイベント参加をメインに活動中。
〈著者〉黒田涼 〈絵〉亀丘桃花
〈価格〉1200円+税
〈発売日〉2016年3月26日
〈出版元〉ビジネス社
《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
TEL 03-5227-1602/FAX 03-5227-1603
今、巷では「日本の美しい伝統を守れ」「日本の歴史ある風習を大切にせよ」といった声がますます高まっています。しかし、果たして本当に私たちの身近にある「ならわし」「しきたり」は、古くからあるものなのでしょうか。著者は江戸時代、江戸の街を中心に歴史の研究を行っており、その過程で、「伝統的」だと思われている風習のうち、「比較的歴史の浅いもの」が数多くある、ということを発見しました。
たとえば私たち日本人が1年の終わりを実感する「除夜の鐘」は、昭和になってから始まり、全国に広まったのは戦後からでした。その背景は、おなじみNHKの大晦日の放送でした。また、除夜の鐘とセットともいうべき「初詣」は、1年の初めに神に祈りをささげ、その年の健康や成功を願う日本ならではの行事です。しかし、この習慣が広まったのは明治に入ってからで、しかも鉄道会社のPR合戦の副産物だったのです。
その他にも、今では日本人のソウルフードとなった「海苔巻おにぎり」が、実は戦後になってようやく普及したこと。あるいは、喪の色は今でこそ「黒」ですが、日本古来の喪の色は「白」で、男女ともに黒い喪服を着るようになったのは昭和になってからということ。そして日本人の象徴ともいうべき「いただきます」「もったいない」精神の裏側にある事実等々、まさに日本人として知っていないと恥ずかしい「しきたり」「ならわし」の本当のルーツが、きれいなイラストとともに解説されています。
和の伝統の真相。そしてそれを知ることによってわかる日本の本当の強み。日本、日本人を考えるうえで欠かせない真実が詰まった、新しい日本人論の登場です。
【本書の構成】
第1章 私たちが囲む毎日の食卓
三角海苔おにぎり/おせち/お寿司/「いただきます」etc.
第2章 四季折々のなじみ深いならわし
初詣/ひなまつり/お花見/除夜の鐘etc.
第3章 伝統に根差した生活スタイル
住まい/結婚式/お葬式/暦の吉凶etc.
第4章 懐かしさあふれる風土と風習
「バンザイ」/大相撲/水田風景/神社etc.
第5章 日本人を象徴する独特の美意識
時間に正確/きれい好き/もったいない精神/「お疲れさま」/夫婦の形
著者:黒田涼(くろだ・りょう)
作家・江戸歩き案内人。1961年生まれ。神奈川県出身、1985年早稲田大学政治経済学部卒。大手新聞社で記者を16年務めるなど編集関係の仕事に携わったのち、現代東京に残る江戸の姿を探し出すおもしろさに目覚め、2011年に作家として独立。「江戸歩き案内人」としてガイドツアー講師などの活動も行っている。NHKはじめテレビ・ラジオ、新聞、雑誌などの各種媒体に多数登場している。「江戸城天守を再建する会」会員。ベストセラーとなった『江戸城を歩く』(祥伝社新書)をはじめ、『江戸の大名屋敷を歩く』(祥伝社新書)『東京名所 今昔ものがたり』(祥伝社黄金文庫)『大軍都・東京を歩く』(朝日新書)など著書多数。
絵:亀丘桃花(かめおか・とうか)
イラストレーター。1993年、大阪府生まれ。成安造形大学イラストレーション領域卒業。動物や人物をメインに色彩豊かなイラストを制作。書籍、ポストカードのイラストレーション制作、自主制作イラスト集の発行、アートイベント参加をメインに活動中。
〈著者〉黒田涼 〈絵〉亀丘桃花
〈価格〉1200円+税
〈発売日〉2016年3月26日
〈出版元〉ビジネス社
《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
TEL 03-5227-1602/FAX 03-5227-1603