国立大学法人 京都大学(大学院情報学研究科 新熊亮一准教授、以下京都大学)、株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役:永吉一郎、以下KDL)、国立大学法人 電気通信大学(大学院情報システム学研究科 笠井裕之准教授)の3者共著で2014年11月にSpringerにて発表した論文「A Socialized System for Enabling the Extraction of Potential Values from Natural and Social Sensing」が、公益財団法人 電気通信普及財団が主催する「第31回電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞)」で入賞を受賞しました。
■電気通信普及財団賞とは
電気通信普及財団賞は電気通信普及財団が主催しており、情報通信技術の普及、振興を目的として、優れた著作や研究論文を表彰するものです。応募は社会科学分野とシステム技術分野に分かれており、今回受賞したテレコムシステム技術賞は基礎理論やシステムの研究・開発、応用および標準化に関するテーマの論文や著書を対象として募集されています。
第31回となる今回は、テレコムシステム技術賞への応募総数33件の中から5件が選出され、このたびの3者共著の論文が入賞を果たし、2016年3月28日に帝国ホテルにおいて授賞式が行われました。
■受賞した論文について
論文タイトル:
A Socialized System for Enabling the Extraction of Potential Values from Natural and Social Sensing
著者:
新熊 亮一 , 澤田 泰治 , 大森 裕介 , 山口 和泰 , 笠井 裕之 , 高橋 達郎
発表先:
Springer, Springer Series “Modeling and Optimization in Science and Technologies”
発表年月日:
2014年11月
概要と審査員の評価:
加工していない生のセンシングデータを人間が解釈することが困難であること、全てのセンシングデータを利用できるように維持するにはコスト管理の観点から非効率であること、の2点をセンシングデータの活用の課題として位置づけた上で、3者が開発する関係性技術(※1)によって、センシングデータの特徴を数値化して価値のある情報を取り出す方法を提案しています。また、関係性技術を利用したコンテンツ配信手法においては、通信の負荷の分散、遅延時間の短縮、プライバシーを考慮した配信に関して提案しています。
本論文に対する審査では、単なる技術提案の実証にとどまらず、産業応用を目指したフォーラム「モバイルソーシャライズシステムフォーラム(※2)」を設立して実用化に向けた施策を続けている部分などに特に高い評価をいただきました。
第31回電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞):http://www.taf.or.jp/award/03.html
受賞した論文の閲覧・購入 : http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-319-09177-8_16
※1 関係性技術・・・
人や場所やものなど様々な関係性を見える化する技術で、場所や時間によって変わる関心度の変化を予測することができる。京都大学 新熊亮一准教授が発案し、KDLなどが開発している。2013年5月には、モノの成長性を予測する実験で80%の的中を実証した。
※2 モバイルソーシャライズシステムフォーラム(MSSF)・・・・
KDLと新熊准教授が主宰する、関係性技術の研究成果の産業応用を目的とした産業化推進フォーラム。2011年9月30日に設立。現在約70の企業/団体がマーケティングや予防保全などの用途で関係性技術のサービス化に取り組んでいる。
モバイルソーシャライズシステム公式Webサイト:http://mssf.jp/
【問い合わせ先】
国立大学法人京都大学 大学院情報学研究科
新熊亮一 准教授 (http://icn.cce.i.kyoto-u.ac.jp/)
TEL: 075-753-3555
メール: shinkuma@i.kyoto-u.ac.jp
株式会社 神戸デジタル・ラボ (http://www.kdl.co.jp/)
先端技術開発事業部 取締役/事業部長 山口和泰
TEL: 078-335-5569
メール: mssf@kdl.co.jp
国立大学法人電気通信大学 大学院情報システム学研究科
笠井裕之 准教授 (http://www.kasailab.com/)
TEL: 042-443-5670
メール: kasai@is.uec.ac.jp
■電気通信普及財団賞とは
電気通信普及財団賞は電気通信普及財団が主催しており、情報通信技術の普及、振興を目的として、優れた著作や研究論文を表彰するものです。応募は社会科学分野とシステム技術分野に分かれており、今回受賞したテレコムシステム技術賞は基礎理論やシステムの研究・開発、応用および標準化に関するテーマの論文や著書を対象として募集されています。
第31回となる今回は、テレコムシステム技術賞への応募総数33件の中から5件が選出され、このたびの3者共著の論文が入賞を果たし、2016年3月28日に帝国ホテルにおいて授賞式が行われました。
■受賞した論文について
論文タイトル:
A Socialized System for Enabling the Extraction of Potential Values from Natural and Social Sensing
著者:
新熊 亮一 , 澤田 泰治 , 大森 裕介 , 山口 和泰 , 笠井 裕之 , 高橋 達郎
発表先:
Springer, Springer Series “Modeling and Optimization in Science and Technologies”
発表年月日:
2014年11月
概要と審査員の評価:
加工していない生のセンシングデータを人間が解釈することが困難であること、全てのセンシングデータを利用できるように維持するにはコスト管理の観点から非効率であること、の2点をセンシングデータの活用の課題として位置づけた上で、3者が開発する関係性技術(※1)によって、センシングデータの特徴を数値化して価値のある情報を取り出す方法を提案しています。また、関係性技術を利用したコンテンツ配信手法においては、通信の負荷の分散、遅延時間の短縮、プライバシーを考慮した配信に関して提案しています。
本論文に対する審査では、単なる技術提案の実証にとどまらず、産業応用を目指したフォーラム「モバイルソーシャライズシステムフォーラム(※2)」を設立して実用化に向けた施策を続けている部分などに特に高い評価をいただきました。
第31回電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞):http://www.taf.or.jp/award/03.html
受賞した論文の閲覧・購入 : http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-319-09177-8_16
※1 関係性技術・・・
人や場所やものなど様々な関係性を見える化する技術で、場所や時間によって変わる関心度の変化を予測することができる。京都大学 新熊亮一准教授が発案し、KDLなどが開発している。2013年5月には、モノの成長性を予測する実験で80%の的中を実証した。
※2 モバイルソーシャライズシステムフォーラム(MSSF)・・・・
KDLと新熊准教授が主宰する、関係性技術の研究成果の産業応用を目的とした産業化推進フォーラム。2011年9月30日に設立。現在約70の企業/団体がマーケティングや予防保全などの用途で関係性技術のサービス化に取り組んでいる。
モバイルソーシャライズシステム公式Webサイト:http://mssf.jp/
【問い合わせ先】
国立大学法人京都大学 大学院情報学研究科
新熊亮一 准教授 (http://icn.cce.i.kyoto-u.ac.jp/)
TEL: 075-753-3555
メール: shinkuma@i.kyoto-u.ac.jp
株式会社 神戸デジタル・ラボ (http://www.kdl.co.jp/)
先端技術開発事業部 取締役/事業部長 山口和泰
TEL: 078-335-5569
メール: mssf@kdl.co.jp
国立大学法人電気通信大学 大学院情報システム学研究科
笠井裕之 准教授 (http://www.kasailab.com/)
TEL: 042-443-5670
メール: kasai@is.uec.ac.jp