佐田、中国でオーダースーツを本格販売へ

株式会社佐田（所在地：東京都千代田区岩本町2－12－5、早川トナカイビル5階、代表取締役社長：佐田展隆）は、中国でオーダースーツを本格販売いたします。北京市で２店舗目となる大観園店（西城区、写真は開店準備中）を１月中旬にオープンし、２年後には４店舗に増やす計画です。中国経済は減速しているとはいえ、中間所得者層の増大により小売り・飲食のサービス産業の景況は底堅く、それに伴いスーツ着用者が顕著に増えています。佐田は1991年に中国・北京市に工場を開設し、ほとんどを日本に輸出してきました。その実績をもとに「日本品質」をうたい、オーダースーツ販売で中国トップを目指します。

佐田の中国工場である北京佐田服装有限公司（北京市通州区）は日産約400着、年間では約9万着を生産しており、アジアを含む全世界において、日系海外オーダースーツ工場ナンバーワンの規模を誇ります。2015年6月には、15％を出資していた京工集団（北京市）から株式を買い取って100％出資となり、経営の自由度を確保しました。生産能力を増強し、2年後には北京での現地販売を含め年間11万着の生産を計画しています。すでに開店している北京1号店の万通中心店（朝陽区）は15年に800着を販売しましたが、新しい大観園店は初年度から800着の販売を見込み、それぞれ年20％成長を見込んでいます。

中国でオーダースーツは「定制西服」（テーセーシーフー）と呼ばれ、安定した品質の商品は高額所得者層向けの商品と捉えられており、安いものでも1着5万―6万円（3000元前後）します。一方で、中国人の体形のバリエーションは日本人より広く、既製のスーツでは体形にマッチしない人が多い中、スーツを着る中間所得者層が増加しています。佐田は同市場で、1480元（約2万7000円）からの価格で「定制西服」を販売し、中間所得者層を取り込んでまいります。
佐田は国内で、オーダースーツを初回お試し価格1万9800円（税別）というお値頃価格で販売し、オーダースーツの潜在顧客を開拓してまいりました。全国で現在35店舗を出店し、16年内には40店舗に拡大する計画です。プロ野球の千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズをはじめ、サッカーのJリーグ8チーム、なでしこリーグのINAC神戸などのオフィシャルスーツサプライヤーとして、スポーツチームともタイアップしております。中国においても、経済や市場の動向を注視しながら、オーダースーツの拡販に努めてまいります。

【株式会社佐田の概要】
・設立＝1923年11月（大正12年）　※法人化1957年
・資本金＝1億円
・売上高＝約24.6億円（平成27年7月期）
・本社所在地＝東京都千代田区岩本町2-12-5 早川トナカイビル5階
・電話番号＝03－5809－2273
・ＵＲＬ：http://www.sandars.co.jp/

【本件の問い合わせ先】
株式会社　佐田
代表取締役社長　佐田 展隆
電話　03-5809-2273