スリーシェルズ代表の西耕一が企画構成を手掛けるオーケストラ・トリプティークの第4回演奏会が東京オペラシティ(新宿初台)でひらかれる。「作曲家と日本の響き」をテーマに、日本の民謡や日本映画の名曲、日本の楽器の響きなどを様々に使った作品などを集め、委嘱新作として、水野修孝のチェロ協奏曲、山本和智のコントラバス協奏曲、9月に急逝した助川敏弥の遺作など弦楽オーケストラの魅力を様々な形で堪能できる。また、ゲスト奏者には、ヴァイオリンの小林武史、打楽器の高橋明邦を迎えての豪華共演となる。
作曲家の山本和智さんは「コントラバス協奏曲は、尺八協奏曲、箏協奏曲と続いた3部作の最後を飾る曲で、ズバッと終わります。浮遊したイメージが結晶して、最後には地に落ちるというイメージで書きました。聴けば誰もがわかる夜の音楽の引用もたくさん隠されています」と語る。
指揮者の水戸博之さんは今回の演目について「現代音楽に対しての先入観いらないんじゃないかと思います。親しみを持てる曲ばかりです。個性的で魅力的。ひとつひとつが輝いていて、メロディーも美しい。はじめての方にも楽しんで頂けると思います。」と語る。
30代を中心とした気鋭の演奏家たちによるオーケストラが日本作曲界の重鎮の作品と若手の作品を集めて、様々な試みとエンターテイメント性をもって構成しており、これまでにないスタイルのコンサートを期待できるはずである。
オーケストラ・トリプティーク第四回演奏会 「作曲家と日本の響き」
2015年11月13日(金)開演19:00~(開場18:30~)
東京オペラシティ リサイタルホール https://www.operacity.jp/access/index.php
【演奏曲目】
助川敏弥(1930-2015)ちいさきいのちのために(弦楽合奏版初演)-追悼演奏-
松村禎三(1929-2007) 映画『美しい夏キリシマ』より イネのテーマ ヴィオラソロ:高橋奨
山本和智(1975-)コントラバスと弦楽オーケストラのための『乱流と星月夜』(委嘱新作) コントラバスソロ:佐藤洋嗣
林光(1931-2012)弦楽のためのアレグロ(1954)
芥川也寸志(1925-1989)秋田地方の子守唄(1977)(清道洋一 編曲初演)ヴァイオリンソロ:三宅政弘
映画「破戒」(1962)市川崑監督、島崎藤村原作 より(清道洋一 編曲初演)
休憩
水野修孝(1934-)独奏チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲(委嘱初演)チェロソロ:竹本聖子
團伊玖磨(1924-2001) ソロヴァイオリンと弦楽四重奏のための黒と黄(2001/遺作)ヴァイオリンソロ:三瀬俊吾
白石茂浩(1958-)フルートと弦楽合奏のための夕鶴幻想(2008)フルートソロ:向井理絵
團伊玖磨(1924-2001)ソロヴァイオリンと弦楽のためのファンタジア(1973)(白石茂浩 編曲初演)ヴァイオリンソロ:小林武史
小山清茂(1914-2009)弦楽のためのアイヌの唄(1964) 打楽器ソロ:高橋明邦
指揮:水戸博之
演奏:オーケストラ・トリプティーク
ソロ・ヴァイオリン:小林武史(ゲスト)
ソロ・打楽器:高橋明邦(ゲスト)
ソロ・ヴァイオリン:三宅政弘(コンサートマスター)
ソロ・ヴァイオリン:三瀬俊吾
ソロ・ヴィオラ:高橋奨
ソロ・チェロ:竹本聖子
ソロ・コントラバス:佐藤洋嗣
ソロ・フルート:向井理絵
ヴァイオリン:阿曽璃子、大杉那々子、小澤麻里、梶川空飛亜、加藤美菜子、迫田圭、知見寺武、藤代優意、森本由希子
ヴィオラ:伊藤美香、神山和歌子、星光
チェロ :任キョンア、大岩直季、渋井妙
コントラバス:志水祐亮、青木惟央
【主催】オーケストラ・トリプティーク
【後援】スリーシェルズ
【施設・公演のご案内】03-5353-0788 東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール
【お問合せ】info@3s-cd.net 070-5464-5060
【チケット】一般:3,500円、学生:2,500円、高校生以下:1,500円 全席自由・当日各500円増(未就学児不可)
東京オペラシティチケットセンター(月曜定休)03-5353-9999 【9月1日(火)より発売中】
https://www.operacity.jp/concert/ticket/ticketcentre/index.php
カンフェティチケットセンター 0120-240-540 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=30604
作曲家の山本和智さんは「コントラバス協奏曲は、尺八協奏曲、箏協奏曲と続いた3部作の最後を飾る曲で、ズバッと終わります。浮遊したイメージが結晶して、最後には地に落ちるというイメージで書きました。聴けば誰もがわかる夜の音楽の引用もたくさん隠されています」と語る。
指揮者の水戸博之さんは今回の演目について「現代音楽に対しての先入観いらないんじゃないかと思います。親しみを持てる曲ばかりです。個性的で魅力的。ひとつひとつが輝いていて、メロディーも美しい。はじめての方にも楽しんで頂けると思います。」と語る。
30代を中心とした気鋭の演奏家たちによるオーケストラが日本作曲界の重鎮の作品と若手の作品を集めて、様々な試みとエンターテイメント性をもって構成しており、これまでにないスタイルのコンサートを期待できるはずである。
オーケストラ・トリプティーク第四回演奏会 「作曲家と日本の響き」
2015年11月13日(金)開演19:00~(開場18:30~)
東京オペラシティ リサイタルホール https://www.operacity.jp/access/index.php
【演奏曲目】
助川敏弥(1930-2015)ちいさきいのちのために(弦楽合奏版初演)-追悼演奏-
松村禎三(1929-2007) 映画『美しい夏キリシマ』より イネのテーマ ヴィオラソロ:高橋奨
山本和智(1975-)コントラバスと弦楽オーケストラのための『乱流と星月夜』(委嘱新作) コントラバスソロ:佐藤洋嗣
林光(1931-2012)弦楽のためのアレグロ(1954)
芥川也寸志(1925-1989)秋田地方の子守唄(1977)(清道洋一 編曲初演)ヴァイオリンソロ:三宅政弘
映画「破戒」(1962)市川崑監督、島崎藤村原作 より(清道洋一 編曲初演)
休憩
水野修孝(1934-)独奏チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲(委嘱初演)チェロソロ:竹本聖子
團伊玖磨(1924-2001) ソロヴァイオリンと弦楽四重奏のための黒と黄(2001/遺作)ヴァイオリンソロ:三瀬俊吾
白石茂浩(1958-)フルートと弦楽合奏のための夕鶴幻想(2008)フルートソロ:向井理絵
團伊玖磨(1924-2001)ソロヴァイオリンと弦楽のためのファンタジア(1973)(白石茂浩 編曲初演)ヴァイオリンソロ:小林武史
小山清茂(1914-2009)弦楽のためのアイヌの唄(1964) 打楽器ソロ:高橋明邦
指揮:水戸博之
演奏:オーケストラ・トリプティーク
ソロ・ヴァイオリン:小林武史(ゲスト)
ソロ・打楽器:高橋明邦(ゲスト)
ソロ・ヴァイオリン:三宅政弘(コンサートマスター)
ソロ・ヴァイオリン:三瀬俊吾
ソロ・ヴィオラ:高橋奨
ソロ・チェロ:竹本聖子
ソロ・コントラバス:佐藤洋嗣
ソロ・フルート:向井理絵
ヴァイオリン:阿曽璃子、大杉那々子、小澤麻里、梶川空飛亜、加藤美菜子、迫田圭、知見寺武、藤代優意、森本由希子
ヴィオラ:伊藤美香、神山和歌子、星光
チェロ :任キョンア、大岩直季、渋井妙
コントラバス:志水祐亮、青木惟央
【主催】オーケストラ・トリプティーク
【後援】スリーシェルズ
【施設・公演のご案内】03-5353-0788 東京オペラシティ コンサートホール/リサイタルホール
【お問合せ】info@3s-cd.net 070-5464-5060
【チケット】一般:3,500円、学生:2,500円、高校生以下:1,500円 全席自由・当日各500円増(未就学児不可)
東京オペラシティチケットセンター(月曜定休)03-5353-9999 【9月1日(火)より発売中】
https://www.operacity.jp/concert/ticket/ticketcentre/index.php
カンフェティチケットセンター 0120-240-540 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=30604
水戸博之(指揮)
1988年、江別市出身。北海道立大麻高等学校を経て東京音楽大学、 及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。在学中の6年間、給費特待奨学生に選ばれる。
これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆、音楽理論を伊左治直の各氏に師事。
2010年、サントリーホール主催レインボウ21デビューコンサート出演。 2012年、東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。
井上道義、及び下野竜也両氏によるマスタークラスを受講し、いずれも優秀者に選出され、オーケストラアンサンブル金沢、金沢大学フィルハーモニー管弦楽団、上野学園大学管弦楽団を指揮する。
また、東京混声合唱団の合唱指揮者としてNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会に出演する他、同合唱団の文化庁主催による巡回公演を指揮。
その他、日生劇場、及び藤原歌劇団のオペラ公演に副指揮者として携わる。
現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者。京都市ジュニアオーケストラ、及び八王子ユース弦楽アンサンブルにてアシスタントコンダクターを務める。
2015年4月、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。
オーケストラ・トリプティーク
日本の作曲家を専門に演奏するオーケストラとして、35歳以下を中心としたプロ奏者により2012年結成。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材も受け、3回の公演を成功に導く。これまでに浜離宮朝日ホール(朝日新聞社内)や旧奏楽堂(上野公園内)にてコンサートを行い、音楽雑誌他で好評を得る。リリースされたCDは5枚。タワー・レコードやamazonのチャートで1位も記録している。
トリプティークは三連画。前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思表示でもある。
http://3s-ca.jimdo.com/
ゲスト奏者
小林武史(ヴァイオリン)
1931年生まれ、鈴木鎮一氏に師事。東京交響楽団、チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管弦楽団、読売日本交響楽団、各オーケストラのコンサートマスターを歴任。オーケストラ退団後ソロ活動に専念し、海外(ヨーロッパ、旧ソ連、北米、南米、中近東、アジア全域)に演奏旅行。著名な音楽祭に招待され出演。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及び、海外での青少年の指導にも力を注ぐ。桐朋学園大学、東京音楽大学各講師を歴任。第18回毎日音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)各受賞。小林武史のために作曲された作品は数多く、初演ならびに国内外でも多数演奏を行なう。室内合奏団「コレギウム・ムジクム東京」主宰。CDに「ファンタジア」(スリーシェルズ)、エネスコ:ソナタ、マニャール:ソナタ他(ナミ・レコード)など11枚をリリース。著書に「ヴァイオリン一挺、世界独り歩き」芸術現代社(1980)、新刊「ファンタジア わが人生」を神奈川新聞社より刊行(2013)。他にもエッセイ等新聞、雑誌に掲載。
高橋明邦(打楽器)
桐朋学園打楽器科卒。合奏・指揮法を齋藤秀雄に、独自に長唄囃子を六世藤舍呂船に師事。
在学中より東京交響楽団(~74)、作曲家三木稔氏の誘いで日本音楽集団(70~10)、新星日本交響楽団(現・東フィル/76~82)に所属。
又、サイトウキネン(84~01)に在籍。東京混声合唱団、日本オペラ協会、日本現代音楽協会等で新作初演多数。
又、日本音楽集団研究科(72~82)、NHK邦楽技能者育成会(88~95)講師。
国内の地域創造活動の関与も多く、特に作曲家三善晃氏と共に「あさくら讃歌」福岡県朝倉市(91~)
「中新田縄文太鼓」宮城県加美町(92~)「国宝松本城古城太鼓」長野県松本市(96~06)を育成。
和洋両打楽器奏者、指揮者としても注目を集める。
現在、桐朋学園大学特別招聘講師(02~)、障害者塾「ゆきわりそう」講師(92~)
ソリスト
三宅政弘(ヴァイオリン)コンサートマスター
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。
全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。
江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。
東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。
2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。
これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。
三瀬俊吾(ヴァイオリン)
東京音楽大学卒業後、桐朋学園大学院大学修了。篠崎功子、岡山潔、藤原浜雄の各氏に師事。第1回横浜国際音楽コンクール弦楽器一般部門第1位。同コンクールより奨学金を得、パリ・エコール・ノルマル音楽院へ留学。ドゥヴィ・エルリ、原田幸一郎の両氏に師事。千々岩英一氏の指導も受け、パリでソロや室内楽、新作の演奏活動も行う。2010年帰国。「mmm...」を結成し、東日本大震災義援音楽配信プロジェクト「ヒバリ」では国内外から100作品を録音、ネット配信した。古典落語と現代音楽を取り上げた「淡座」、「室内楽 '70」の全委嘱作品を再演した「リレーション '70」など、ソロや室内楽やオーケストラなど幅広く活動中。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
高橋 奨 (ヴィオラ)
東京生まれ。10歳よりヴァイオリンを始め、19歳でヴィオラに転向。
東京音楽大学卒業。洗足学園音楽大学大学院修了。
ヴァイオリンを城みどり、山岡耕筰の各氏に、ヴィオラを兎束俊之、百武由紀、岡田伸夫、井野邉大輔の各氏に師事。
ゲルハルト・ボッセ指揮ジャパンアカデミーフィルハーモニック参加。
2010年、ショパン生誕200年を記念した室内楽コンサートを東京・横浜で開催。
ピアノ協奏曲第1番のピアノ五重奏版を取り上げる。
2014年、伊福部昭 百年紀コンサートシリーズにおいてヴィオラ首席奏者を務める。
現在、洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団ヴィオラ奏者。村中大祐指揮オーケストラ・アフィア メンバー。
竹本聖子(チェロ)
福岡県出身。東京音楽大学付属高校を経て、東京音楽大学卒業。同大学院弦楽器研究領域修了。
これまでに堀了介、ドミトリー フェイギン、秋津智承、森純子の各氏に師事。
ピアノ三重奏団「Regalo」、弦楽四重奏団「目黒四重奏団」、現代音楽グループ「淡座」 メンバー。
別府アルゲリッチ音楽祭、広島・長崎 チェロアンサンブル平和コンサート、東京ワンダーサイト に参加。
室内楽での活動を中心に、合唱団との共演、オーケストラ客演、など、幅広く演奏活動を行っている。
渋谷教育学園、MAGICO音楽教室(千駄ヶ谷)で指導にあたっている。
佐藤洋嗣(コントラバス)
高校時代はエレクトリック・ベースを演奏し、卒業後コントラバスの魅力に触れ、転向。2006年東京音楽大学卒業。現在は室内楽、オーケストラ、アルゼンチン・タンゴなどを下から支えつつ、コントラバスの新しい可能性を探りながら演奏している。
京都・国際音楽学生フェスティバル、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)、セルバンテス音楽祭、テグ国際現代音楽祭など国内外の音楽祭に参加。
アンサンブル・ノマド、シュテルン・クインテット、オルケスタティピカ・パンパのメンバー。ヤマノミュージックサロン講師。2011年度バンドジャーナル誌に於いてワンポイントレッスンを連載。2012年、東京オペラシティ・リサイタルホールでリサイタルを開催。
エレクトリック・ベースを濱瀬元彦氏に師事。コントラバスを今野京、吉田秀氏に師事。
向井理絵(フルート)
東京音楽大学卒業。同大学院修士課程修了。
院在籍中に、ティーチングアシスタント、同大学付属高校吹奏楽指導助手を、卒業後は東京音楽大学非常勤助手を務める。
特別奨学生として奨学金を得て、ザルツブルクモーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。
全日本学生音楽コンクール奨励賞受賞。全四国音楽コンクール最優秀賞受賞。
香川ジュニア音楽コンクール木管部門金賞、併せて四国新聞社賞受賞。
フルートアンサンブル「ザ・ステップ」メンバー。定期的にコンサートを開催、CDもリリースされている。
これまでにフルートを細川順三、野口博司、工藤重典、藤村恵子の諸氏に師事。
本年度委嘱作曲家
山本和智
山口県萩市出身。独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アンサンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など 作曲活動は広範に亘り、作品は東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団等の演奏団体・演奏家らによって日本をはじめカナダ、フランス、ドイツ、オラン ダ、ベルギー、アメリカ、マレーシア、ロシアなど広く演奏されている。2006 年モリナーリ国際作曲賞第1位(カナダ)、2007 年 AIC/Mostly Modern 国際作曲コン クール第1位(アイルランド)、2009 年度武満徹作曲賞第2位(審査員:ヘルムート・ラッヘン マン)、2010 年第5回 JFC 作曲賞(審査員:近藤譲)、2011 年、第 6 回ユルゲンソン国際作曲賞第2 位 ( ロ シ ア ) 、 TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL ― SOUND, ART & PERFORMANCE vol.7 奨励賞受賞など作品は国内外問わず高く評価されている。
和光大学表現学部総合文化学科非常勤講師。
助川敏弥
東京藝術大学卒業。在学中に日本音楽コンクール第一位、特賞。1960年、文部省芸術祭奨励賞。1971年、文化庁芸術祭優秀賞。1973年、国際放送作品コンクール「イタリア賞」NHK参加作品大賞。主要作品、ピアノのためのタペストリー、ピアノ曲「山水図」、ピアノ小曲集「ちいさな四季」、被爆ピアノとオーケストラと電子音による「おわりのない朝」、歌曲集「夕顔」、「薔薇の町」、合唱曲「白い世界」、等。環境音楽、鹿島建設本社ビル、技術研究所、道路公団東名高速「足柄SA」館内音楽。日本音楽舞踊会議代表理事。機関誌、季刊「音楽の世界」編集長を歴任。2015年9月26日逝去。
水野修孝
千葉大学文学部(政経学部に転科)を経て、東京藝術大学楽理科で柴田南雄、小泉文夫等に学び、さらにジャズを渡辺貞夫に学んだ。多彩な経歴が反映された創作は「音楽の混血」を志向する。
クラシックの伝統を受け継ぎ、ジャズ、ロック、テクノ、ヒップホップまでを取り入れ、世界各国の民族音楽を渉猟、音楽の混血・ハイブリッド化を追求する作曲家である。
3つのオペラ、4つの交響曲、マリンバの協奏曲、5つのミュージカル、電子音楽や即興音楽まで多岐にわたる創作を知られるが、総決算である《交響的変容》四部作(演奏には3時間、奏者は700人必要)は26年に及ぶ年月を費やし完成された。
2000年頃からシンプルだが味わい深い弦楽合奏を多く書いている。これまでに芸術祭優秀賞、千葉県文化功労賞他、受賞多数。
白石茂浩
1958 年生まれ。音大ピアノ科在学中より指揮を山田一雄に、卒業後1981~1983 年ウィーンにてクルト・ヴェスに師事。帰国後、作曲を團伊玖磨に師事し作曲家への道を歩む。これまでの作品に、ヴァイオリンファンタジー(初演1988 年北九州)、現代舞踏のためのPersonalPhase(初演1993年アントワープ)、合唱とオーケストラのための諫早讃歌「有明」(1993 年諫早)、フルーティー・スイート(初演2005 年NHKFM 放送)、ソプラノソロ・バリトンソロ・合唱とオーケストラのためのレクイエム(初演2008 年諫早)、夕鶴幻想「つうの回想」(初演2009 年横浜)、弦楽合奏のための四章「春夏秋冬」(初演2013 年横浜)他がある。
清道洋一
1966年長野県長野市生まれ。
これまでに、土肥泰、三善晃、眞鍋理一郎、今井重幸の各氏の指導を受ける。
日本作曲家協議会会員、日本音楽舞踊会議会員、作曲家グループ「蒼」同人。第11回弘前桜の園作曲コンクール(下山一二三審査)第1位ほか多くのコンクールで評価され現在に至る。劇団の座付き作曲家、演出助手、構成作家として40本の舞台作品の音楽を手がけている。近年は「先人の仕事は、みんなの財産」という考えのもと、先人の作品の舞台初演や蘇演のための楽譜作成等に積極的にかかわる。
1988年、江別市出身。北海道立大麻高等学校を経て東京音楽大学、 及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。在学中の6年間、給費特待奨学生に選ばれる。
これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆、音楽理論を伊左治直の各氏に師事。
2010年、サントリーホール主催レインボウ21デビューコンサート出演。 2012年、東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。
井上道義、及び下野竜也両氏によるマスタークラスを受講し、いずれも優秀者に選出され、オーケストラアンサンブル金沢、金沢大学フィルハーモニー管弦楽団、上野学園大学管弦楽団を指揮する。
また、東京混声合唱団の合唱指揮者としてNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会に出演する他、同合唱団の文化庁主催による巡回公演を指揮。
その他、日生劇場、及び藤原歌劇団のオペラ公演に副指揮者として携わる。
現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者。京都市ジュニアオーケストラ、及び八王子ユース弦楽アンサンブルにてアシスタントコンダクターを務める。
2015年4月、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。
オーケストラ・トリプティーク
日本の作曲家を専門に演奏するオーケストラとして、35歳以下を中心としたプロ奏者により2012年結成。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材も受け、3回の公演を成功に導く。これまでに浜離宮朝日ホール(朝日新聞社内)や旧奏楽堂(上野公園内)にてコンサートを行い、音楽雑誌他で好評を得る。リリースされたCDは5枚。タワー・レコードやamazonのチャートで1位も記録している。
トリプティークは三連画。前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思表示でもある。
http://3s-ca.jimdo.com/
ゲスト奏者
小林武史(ヴァイオリン)
1931年生まれ、鈴木鎮一氏に師事。東京交響楽団、チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管弦楽団、読売日本交響楽団、各オーケストラのコンサートマスターを歴任。オーケストラ退団後ソロ活動に専念し、海外(ヨーロッパ、旧ソ連、北米、南米、中近東、アジア全域)に演奏旅行。著名な音楽祭に招待され出演。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及び、海外での青少年の指導にも力を注ぐ。桐朋学園大学、東京音楽大学各講師を歴任。第18回毎日音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)各受賞。小林武史のために作曲された作品は数多く、初演ならびに国内外でも多数演奏を行なう。室内合奏団「コレギウム・ムジクム東京」主宰。CDに「ファンタジア」(スリーシェルズ)、エネスコ:ソナタ、マニャール:ソナタ他(ナミ・レコード)など11枚をリリース。著書に「ヴァイオリン一挺、世界独り歩き」芸術現代社(1980)、新刊「ファンタジア わが人生」を神奈川新聞社より刊行(2013)。他にもエッセイ等新聞、雑誌に掲載。
高橋明邦(打楽器)
桐朋学園打楽器科卒。合奏・指揮法を齋藤秀雄に、独自に長唄囃子を六世藤舍呂船に師事。
在学中より東京交響楽団(~74)、作曲家三木稔氏の誘いで日本音楽集団(70~10)、新星日本交響楽団(現・東フィル/76~82)に所属。
又、サイトウキネン(84~01)に在籍。東京混声合唱団、日本オペラ協会、日本現代音楽協会等で新作初演多数。
又、日本音楽集団研究科(72~82)、NHK邦楽技能者育成会(88~95)講師。
国内の地域創造活動の関与も多く、特に作曲家三善晃氏と共に「あさくら讃歌」福岡県朝倉市(91~)
「中新田縄文太鼓」宮城県加美町(92~)「国宝松本城古城太鼓」長野県松本市(96~06)を育成。
和洋両打楽器奏者、指揮者としても注目を集める。
現在、桐朋学園大学特別招聘講師(02~)、障害者塾「ゆきわりそう」講師(92~)
ソリスト
三宅政弘(ヴァイオリン)コンサートマスター
兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。
全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。
江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。
東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。
2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。
これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。
三瀬俊吾(ヴァイオリン)
東京音楽大学卒業後、桐朋学園大学院大学修了。篠崎功子、岡山潔、藤原浜雄の各氏に師事。第1回横浜国際音楽コンクール弦楽器一般部門第1位。同コンクールより奨学金を得、パリ・エコール・ノルマル音楽院へ留学。ドゥヴィ・エルリ、原田幸一郎の両氏に師事。千々岩英一氏の指導も受け、パリでソロや室内楽、新作の演奏活動も行う。2010年帰国。「mmm...」を結成し、東日本大震災義援音楽配信プロジェクト「ヒバリ」では国内外から100作品を録音、ネット配信した。古典落語と現代音楽を取り上げた「淡座」、「室内楽 '70」の全委嘱作品を再演した「リレーション '70」など、ソロや室内楽やオーケストラなど幅広く活動中。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
高橋 奨 (ヴィオラ)
東京生まれ。10歳よりヴァイオリンを始め、19歳でヴィオラに転向。
東京音楽大学卒業。洗足学園音楽大学大学院修了。
ヴァイオリンを城みどり、山岡耕筰の各氏に、ヴィオラを兎束俊之、百武由紀、岡田伸夫、井野邉大輔の各氏に師事。
ゲルハルト・ボッセ指揮ジャパンアカデミーフィルハーモニック参加。
2010年、ショパン生誕200年を記念した室内楽コンサートを東京・横浜で開催。
ピアノ協奏曲第1番のピアノ五重奏版を取り上げる。
2014年、伊福部昭 百年紀コンサートシリーズにおいてヴィオラ首席奏者を務める。
現在、洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団ヴィオラ奏者。村中大祐指揮オーケストラ・アフィア メンバー。
竹本聖子(チェロ)
福岡県出身。東京音楽大学付属高校を経て、東京音楽大学卒業。同大学院弦楽器研究領域修了。
これまでに堀了介、ドミトリー フェイギン、秋津智承、森純子の各氏に師事。
ピアノ三重奏団「Regalo」、弦楽四重奏団「目黒四重奏団」、現代音楽グループ「淡座」 メンバー。
別府アルゲリッチ音楽祭、広島・長崎 チェロアンサンブル平和コンサート、東京ワンダーサイト に参加。
室内楽での活動を中心に、合唱団との共演、オーケストラ客演、など、幅広く演奏活動を行っている。
渋谷教育学園、MAGICO音楽教室(千駄ヶ谷)で指導にあたっている。
佐藤洋嗣(コントラバス)
高校時代はエレクトリック・ベースを演奏し、卒業後コントラバスの魅力に触れ、転向。2006年東京音楽大学卒業。現在は室内楽、オーケストラ、アルゼンチン・タンゴなどを下から支えつつ、コントラバスの新しい可能性を探りながら演奏している。
京都・国際音楽学生フェスティバル、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)、セルバンテス音楽祭、テグ国際現代音楽祭など国内外の音楽祭に参加。
アンサンブル・ノマド、シュテルン・クインテット、オルケスタティピカ・パンパのメンバー。ヤマノミュージックサロン講師。2011年度バンドジャーナル誌に於いてワンポイントレッスンを連載。2012年、東京オペラシティ・リサイタルホールでリサイタルを開催。
エレクトリック・ベースを濱瀬元彦氏に師事。コントラバスを今野京、吉田秀氏に師事。
向井理絵(フルート)
東京音楽大学卒業。同大学院修士課程修了。
院在籍中に、ティーチングアシスタント、同大学付属高校吹奏楽指導助手を、卒業後は東京音楽大学非常勤助手を務める。
特別奨学生として奨学金を得て、ザルツブルクモーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。
全日本学生音楽コンクール奨励賞受賞。全四国音楽コンクール最優秀賞受賞。
香川ジュニア音楽コンクール木管部門金賞、併せて四国新聞社賞受賞。
フルートアンサンブル「ザ・ステップ」メンバー。定期的にコンサートを開催、CDもリリースされている。
これまでにフルートを細川順三、野口博司、工藤重典、藤村恵子の諸氏に師事。
本年度委嘱作曲家
山本和智
山口県萩市出身。独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アンサンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など 作曲活動は広範に亘り、作品は東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団等の演奏団体・演奏家らによって日本をはじめカナダ、フランス、ドイツ、オラン ダ、ベルギー、アメリカ、マレーシア、ロシアなど広く演奏されている。2006 年モリナーリ国際作曲賞第1位(カナダ)、2007 年 AIC/Mostly Modern 国際作曲コン クール第1位(アイルランド)、2009 年度武満徹作曲賞第2位(審査員:ヘルムート・ラッヘン マン)、2010 年第5回 JFC 作曲賞(審査員:近藤譲)、2011 年、第 6 回ユルゲンソン国際作曲賞第2 位 ( ロ シ ア ) 、 TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL ― SOUND, ART & PERFORMANCE vol.7 奨励賞受賞など作品は国内外問わず高く評価されている。
和光大学表現学部総合文化学科非常勤講師。
助川敏弥
東京藝術大学卒業。在学中に日本音楽コンクール第一位、特賞。1960年、文部省芸術祭奨励賞。1971年、文化庁芸術祭優秀賞。1973年、国際放送作品コンクール「イタリア賞」NHK参加作品大賞。主要作品、ピアノのためのタペストリー、ピアノ曲「山水図」、ピアノ小曲集「ちいさな四季」、被爆ピアノとオーケストラと電子音による「おわりのない朝」、歌曲集「夕顔」、「薔薇の町」、合唱曲「白い世界」、等。環境音楽、鹿島建設本社ビル、技術研究所、道路公団東名高速「足柄SA」館内音楽。日本音楽舞踊会議代表理事。機関誌、季刊「音楽の世界」編集長を歴任。2015年9月26日逝去。
水野修孝
千葉大学文学部(政経学部に転科)を経て、東京藝術大学楽理科で柴田南雄、小泉文夫等に学び、さらにジャズを渡辺貞夫に学んだ。多彩な経歴が反映された創作は「音楽の混血」を志向する。
クラシックの伝統を受け継ぎ、ジャズ、ロック、テクノ、ヒップホップまでを取り入れ、世界各国の民族音楽を渉猟、音楽の混血・ハイブリッド化を追求する作曲家である。
3つのオペラ、4つの交響曲、マリンバの協奏曲、5つのミュージカル、電子音楽や即興音楽まで多岐にわたる創作を知られるが、総決算である《交響的変容》四部作(演奏には3時間、奏者は700人必要)は26年に及ぶ年月を費やし完成された。
2000年頃からシンプルだが味わい深い弦楽合奏を多く書いている。これまでに芸術祭優秀賞、千葉県文化功労賞他、受賞多数。
白石茂浩
1958 年生まれ。音大ピアノ科在学中より指揮を山田一雄に、卒業後1981~1983 年ウィーンにてクルト・ヴェスに師事。帰国後、作曲を團伊玖磨に師事し作曲家への道を歩む。これまでの作品に、ヴァイオリンファンタジー(初演1988 年北九州)、現代舞踏のためのPersonalPhase(初演1993年アントワープ)、合唱とオーケストラのための諫早讃歌「有明」(1993 年諫早)、フルーティー・スイート(初演2005 年NHKFM 放送)、ソプラノソロ・バリトンソロ・合唱とオーケストラのためのレクイエム(初演2008 年諫早)、夕鶴幻想「つうの回想」(初演2009 年横浜)、弦楽合奏のための四章「春夏秋冬」(初演2013 年横浜)他がある。
清道洋一
1966年長野県長野市生まれ。
これまでに、土肥泰、三善晃、眞鍋理一郎、今井重幸の各氏の指導を受ける。
日本作曲家協議会会員、日本音楽舞踊会議会員、作曲家グループ「蒼」同人。第11回弘前桜の園作曲コンクール(下山一二三審査)第1位ほか多くのコンクールで評価され現在に至る。劇団の座付き作曲家、演出助手、構成作家として40本の舞台作品の音楽を手がけている。近年は「先人の仕事は、みんなの財産」という考えのもと、先人の作品の舞台初演や蘇演のための楽譜作成等に積極的にかかわる。
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