株式会社パイプドビッツ(東京都港区、代表取締役社長CEO 佐谷宣昭、東証1部パイプドHDグループ<証券コード3919>、以下「パイプドビッツ」)が運営する、地域密着型SNS「I LOVE 下北沢」は、下北沢東会(あずま通り商店街、会長 金子健太郎、以下「あずま通り商店街」)と共同の連携体で実施する『外国人来街者に向けた街の魅力発信事業及び「おもてなし」提供等事業』が経済産業省の「平成27年度地域商業自立促進事業」に採択されましたので、お知らせいたします。
■1.「地域商業自立促進事業」について ※経済産業省Webサイトより抜粋
商店街等は、商業者の集積として地域経済において重要な役割を担うとともに、地域の暮らしを支える生活基盤として多様なコミュニティ機能も担ってきました。
近年の社会構造の変化の中で、商店街等が中長期的に発展していくためには、商店街等が地域住民の規模・行動範囲や商業量等の環境を踏まえつつ、地域住民が商店街等に求める機能に対応した取組を実施していくことが必要です。
地域商業自立促進事業制度は、商店街等を基盤として、地域経済の持続的発展を図るため、地方公共団体と密接な連携を図り、「地域資源活用」、「外国人対応」、「少子・高齢化対応」、「創業事業」、「地域交流」の5つの分野に係る公共性の高い商店街の取組を採択するものです。
また、採択した取組についてはモデル事業として、他の商店街の取組の参考になるようなものであることが求められます。
■2.採択事業の目的と概要
(1)目的
下北沢に来街した外国人旅行者(観光客・非定住滞在者)にとって必要なサービスや施設等を明らかにすることを通じて、今後、街としてどのような取組をすべきか計画するために調査を実施する。
(2)概要
1)スマートフォン・タブレットを活用した来街者アンケートによるニーズ調査
下北沢カレーフェスティバル期間中である2015年10月9日から20日までの10日間に、下北沢への訪日観光客が所有するスマートフォン、タブレットから、来街者自身の属性(年齢、性別、居住国、滞在期間、日本旅行の目的、日本旅行の回数、今回の旅行で巡った場所、同伴者、日本語の習熟度、英語の習熟度)/下北沢の街について(下北沢に訪れた目的、案内表示、案内手段、訪れたスポット、街で購入したもの、購入金額、欲しいサービス)/個店について(商品・サービス、店舗対応)についてのWebアンケートを実施します。
2)個店アンケート調査
下北沢カレーフェスティバル参加店舗(128店のカレー提供店舗及び17店の非カレー提供店舗)を対象に、個店における外国人来街者の来店状況、顧客の国籍、購買状況、顧客からの要望と対応状況、商店街への要望、課題等についてWebアンケート調査を実施します。
3)オフライン・対面の場を利用した外国人ニーズのマーケティング調査
1)のニーズ調査回答者から抽出した下北沢に来街する外国人グループに同行し街歩きしながら訪日観光客の「生の声」を拾い上げ、下北沢商店街の外国人来街者の特徴や課題を抽出します。下北沢名物「カレー」を題材に、現在個店が提供している「カレー」が本当に外国人の舌に合致しているものかどうか、外国人向けのカレーとしてどのようなものを提供すればよいのか、ハラール対応等を含めて調査します。
4)SNS分析によるマーケティング調査
訪日観光客がFacebookやTwitter等SNSを通じて発信した、下北沢を巡り体験した内容のテキスト及び画像情報等を調査します。何に興味を持ち、どのような情報を投稿、拡散しているのかを調査することでニーズを分析するとともに、珍しいものや感動・美味しかった・面白かったなど外国人来街者の心を動かしたモノやコトを明らかにします。
■3.背景
昨秋、米ファッション誌VOGUEの「世界で最もクールな近隣15選」にて、トップ選出かつ日本で唯一「下北沢」が紹介されたほか、日本の観光地を紹介する「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改訂第3版、2013年)」での1つ星獲得、2015年2月の仏アシェット社観光ガイドブック「ギド・ブルー」での3つ星獲得など、下北沢は、異国情緒に溢れ、ニッチな日本文化が残るクールジャパンを体現する街であると、とりわけ審美眼や旅行先へのこだわりを持つ欧米の外国人観光客から熱い視線を集めています。
下北沢は世界的に見ても類を見ない程に、狭いエリアに演劇や音楽の施設が密集し、かつニッチで1点モノの雑貨等を扱う個店がひしめき、素の日本に興味がある訪日観光客に印象深い体験を提供できるポテンシャルがあります。
しかしながら、入り組んだ路地や隠れ家のような店舗がひしめき、個性的で多彩な文化が同居する下北沢の奥深い魅力は、日本人であってもビギナーは戸惑いやすく、ましてや訪日観光客にとっては下北沢を満喫するハードルは高いものの、核となる小売店舗が存在せず、個店単位で外国人誘致のための施策を打つことが困難であるため、商店街組織として取組を行うことが求められています。
そこで、「I LOVE 下北沢」は、本多劇場や北沢タウンホール、ヴィレッジヴァンガード、スーパーオオゼキ、金子ボクシングジムなど下北沢のランドマークが位置するあずま通り商店街と連携し、増え続けている訪日観光客へのITを活用したニーズ調査を実施することで、必要なサービスや施設等を明らかにし、下北沢全体の持続的な地域商業発展のための具体的事業へとつなげてまいります。
■4.今後の展望
地域商業自立促進事業は、第1フェーズの調査分析事業、第2フェーズの具体的な自立促進支援事業からなります。この度採択された事業は、第1フェーズの調査分析事業であり、パイプドビッツとあずま通り商店街の2者による調査事業ではあるものの、下北沢の街全体の訪日観光客に関わるかつてない調査となるとともに、今後第2フェーズの事業展開として、共同の一括免税カウンターや外国人対応案内所の設置への発展する可能性を持っています。
パイプドビッツは、下北沢全体の今後の具体的事業の基礎となる本調査事業のみならず、今後も他の近隣商店街や世田谷区などの自治体と情報の共有を図りながら、下北沢の発展に寄与してまいります。
■5.「I LOVE 下北沢」とは
「I LOVE 下北沢」は、下北沢を愛している!盛り上げたい!好きだ!と言う人達を繋ぐ、地域密着型SNSです。下北沢の店舗情報や、街コンやカレーフェスティバル等イベント情報が満載です。
▼I LOVE 下北沢
http://love-shimokitazawa.jp/
■ 「I LOVE 下北沢」に関するお問合せ先
株式会社パイプドビッツ
カンパニー本部 下北沢事業部 担当:西山、阿部
受付時間:平日10:00~18:00(12/28~1/3を除く)
TEL:03-5575-6601 FAX:03-5575-6677
E-mail :info@love-shimokitazawa.jp
■ 報道関係者様お問合せ先
株式会社パイプドビッツ http://www.pi-pe.co.jp/
経営企画室 広報担当:立花
TEL:03-5575-6601 FAX:03-5575-6677
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