ディメンションデータのネットワーク・バロメーター・レポートにより、ITネットワークの遠隔モニタリングと自動管理によって、障害対応時間を75%、修復時間を32%削減可能に
ディメンションデータの毎年の「ネットワーク・バロメーター・レポート」によって6月1日に公表された新たなデータでは、故障したネットワーク・デバイスの障害対応に要する時間が遠隔監視と自動管理によって実に75%も削減できることが明らかになりました。その結果、このような管理が行われていないデバイスと比べて、修復に要する時間は32%削減されます。それだけでなく、今年の研究では、デバイスが引き起こす故障とその使用年数とに強い相関があることも示されました。
レポートによると、ネットワークは5年連続で老朽化し、分析対象となった7万個を超える技術的デバイスのうち53%が老朽化しているか旧式化しています。この割合は昨年から2ポイント上昇しています。旧式化したデバイスの割合は若干低下し、昨年の11%が9%に低下しましたが、老朽化デバイスの割合は4ポイント増加しました。分析対象となったデバイスのうち最新のものの割合は3年間でワーストでした。
この調査は、組織規模と業種を問わず28カ国の企業ネットワークを対象に行われました。
ディメンションデータのネットワーキング事業部門のコンサルティング業務マネジャーのAndre van Schalkwykは次のように述べています。「過去7年間のネットワーク・バロメーター・レポートによれば、組織にとって、ネットワーク内の旧式化したデバイスの平均許容範囲は約10%です。関係デバイスを刷新する時点でこの割合が11%を超えていることは、まずありません。全体的なテクノロジーの刷新ペースが早いのだとこれまで思われていましたが、私たちのデータによれば、組織が刷新するのは主に旧式化したデバイスであり、予想以上に長期にわたって古いデバイスが酷使される傾向にあります。そのため組織は、ベンダーのサポートが切れるという重要な段階に達した技術を中心に刷新を行っています。」
組織の運営サポートの成熟度を評価した経験に基づき、ディメンションデータは90%の組織の成熟度は5段階でまだ1か2のレベルにあると述べています。このようなレベルは通常、標準的なプロセスの欠如、場当たり的な故障対応ツール、ITスタッフの役割と責任の曖昧さが特徴であり、ネットワークの故障時間の増加と運営費用の増加につながっています。これは、すべてのサービス事例の30%が人為的ミスによって生まれていることの理由でもあります。
Van Schalkwykは、成熟した監視、サポート、メンテナンスのプロセスによってネットワーク内の老朽化したデバイスの許容度を高められることを指摘しています。このことは、全体的に古くなっているネットワークを管理することの現実性も示しています。「ただし、すべてのデバイスのライフサイクル上の状況が十分に可視化され、インフラ全体の重要性に応じたリスク特性の理解があり、そのリスクの予防的管理が行われていることがその条件です。全体的に、当社ではあらゆる企業ネットワークにおいて効果の高い日々のネットワーク管理の必要性が増していると私たちは考えております。」
2015年のネットワーク・バロメーター・レポートのその他の重要点は以下のとおりです:
ネットワークの今年のセキュリティーの状態には、若干の改善がありました。1つ以上の脆弱性を持つデバイスの割合は昨年の74%から60%に低下しました。この変化は、老朽化による脆弱性が見つかった旧式化デバイスを刷新する組織で見られる傾向が原因と言えます。デバイスの入れ替えは、ネットワーク全体の脆弱性を減少させます。デバイスを酷使する一般的傾向がある一方で、組織はゆっくりとネットワークの無線能力を高めています。しかし、無線アクセスポイントの74%は今でも旧モデルであり、確実なモバイル戦略に対応できません。また、デバイスの多くは、ソフトウエアの単純なアップグレードですむにもかかわらず、未だにIPv6に対応していません。総合的に見て、このような点は、組織が自らのネットワーク上での大規模モバイル機能、協業など、インターネットのメリットを十分に戦略的に検討していないことを示していると考えています。
-以上-
ディメンションデータのネットワーク・バロメーター・レポートは、この種のものとして唯一のレポートであり、今日のネットワークにビジネスを促進できる態勢があるかどうかを世界的に分析、比較、解釈しています。2015年のレポートは、350個のテクノロジー・ライフサイクル管理評価(昨年の288個から増加)で集められた技術的データをまとめたものであり、組織規模と業種を問わず28カ国の7万個の技術的デバイスを対象としました。レポートには17万5000件以上のサービス事例に関係するデータが含まれます。これは、私たちがサポートする顧客ネットワークに関するもので、私たちのグローバル・コンタクト・センターに記録されていたものです。その結果、昨今のネットワークを多元的に見ることが可能となっております。www.dimensiondata.com/networkbarometer
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
<ディメンションデータについて>
ディメンションデータは、1983年に設立されたICTサービスとソリューションのプロバイダーです。お客様のビジネス課題を迅速に解決するため、専門技術とグローバルサービス網を駆使し起業家精神をもってお手伝いします。ディメンションデータはNTTグループの一員です。詳細はwww.dimensiondata.comをご覧ください。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ディメンションデータジャパン
コーポレートコミュニケーション&ブランドマネージメント本部
高山 直子
TEL:03-6746-2230
E-mail:naoko.takayama@dimensiondata.com
ディメンションデータの毎年の「ネットワーク・バロメーター・レポート」によって6月1日に公表された新たなデータでは、故障したネットワーク・デバイスの障害対応に要する時間が遠隔監視と自動管理によって実に75%も削減できることが明らかになりました。その結果、このような管理が行われていないデバイスと比べて、修復に要する時間は32%削減されます。それだけでなく、今年の研究では、デバイスが引き起こす故障とその使用年数とに強い相関があることも示されました。
レポートによると、ネットワークは5年連続で老朽化し、分析対象となった7万個を超える技術的デバイスのうち53%が老朽化しているか旧式化しています。この割合は昨年から2ポイント上昇しています。旧式化したデバイスの割合は若干低下し、昨年の11%が9%に低下しましたが、老朽化デバイスの割合は4ポイント増加しました。分析対象となったデバイスのうち最新のものの割合は3年間でワーストでした。
この調査は、組織規模と業種を問わず28カ国の企業ネットワークを対象に行われました。
ディメンションデータのネットワーキング事業部門のコンサルティング業務マネジャーのAndre van Schalkwykは次のように述べています。「過去7年間のネットワーク・バロメーター・レポートによれば、組織にとって、ネットワーク内の旧式化したデバイスの平均許容範囲は約10%です。関係デバイスを刷新する時点でこの割合が11%を超えていることは、まずありません。全体的なテクノロジーの刷新ペースが早いのだとこれまで思われていましたが、私たちのデータによれば、組織が刷新するのは主に旧式化したデバイスであり、予想以上に長期にわたって古いデバイスが酷使される傾向にあります。そのため組織は、ベンダーのサポートが切れるという重要な段階に達した技術を中心に刷新を行っています。」
組織の運営サポートの成熟度を評価した経験に基づき、ディメンションデータは90%の組織の成熟度は5段階でまだ1か2のレベルにあると述べています。このようなレベルは通常、標準的なプロセスの欠如、場当たり的な故障対応ツール、ITスタッフの役割と責任の曖昧さが特徴であり、ネットワークの故障時間の増加と運営費用の増加につながっています。これは、すべてのサービス事例の30%が人為的ミスによって生まれていることの理由でもあります。
Van Schalkwykは、成熟した監視、サポート、メンテナンスのプロセスによってネットワーク内の老朽化したデバイスの許容度を高められることを指摘しています。このことは、全体的に古くなっているネットワークを管理することの現実性も示しています。「ただし、すべてのデバイスのライフサイクル上の状況が十分に可視化され、インフラ全体の重要性に応じたリスク特性の理解があり、そのリスクの予防的管理が行われていることがその条件です。全体的に、当社ではあらゆる企業ネットワークにおいて効果の高い日々のネットワーク管理の必要性が増していると私たちは考えております。」
2015年のネットワーク・バロメーター・レポートのその他の重要点は以下のとおりです:
ネットワークの今年のセキュリティーの状態には、若干の改善がありました。1つ以上の脆弱性を持つデバイスの割合は昨年の74%から60%に低下しました。この変化は、老朽化による脆弱性が見つかった旧式化デバイスを刷新する組織で見られる傾向が原因と言えます。デバイスの入れ替えは、ネットワーク全体の脆弱性を減少させます。デバイスを酷使する一般的傾向がある一方で、組織はゆっくりとネットワークの無線能力を高めています。しかし、無線アクセスポイントの74%は今でも旧モデルであり、確実なモバイル戦略に対応できません。また、デバイスの多くは、ソフトウエアの単純なアップグレードですむにもかかわらず、未だにIPv6に対応していません。総合的に見て、このような点は、組織が自らのネットワーク上での大規模モバイル機能、協業など、インターネットのメリットを十分に戦略的に検討していないことを示していると考えています。
-以上-
ディメンションデータのネットワーク・バロメーター・レポートは、この種のものとして唯一のレポートであり、今日のネットワークにビジネスを促進できる態勢があるかどうかを世界的に分析、比較、解釈しています。2015年のレポートは、350個のテクノロジー・ライフサイクル管理評価(昨年の288個から増加)で集められた技術的データをまとめたものであり、組織規模と業種を問わず28カ国の7万個の技術的デバイスを対象としました。レポートには17万5000件以上のサービス事例に関係するデータが含まれます。これは、私たちがサポートする顧客ネットワークに関するもので、私たちのグローバル・コンタクト・センターに記録されていたものです。その結果、昨今のネットワークを多元的に見ることが可能となっております。www.dimensiondata.com/networkbarometer
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
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ディメンションデータは、1983年に設立されたICTサービスとソリューションのプロバイダーです。お客様のビジネス課題を迅速に解決するため、専門技術とグローバルサービス網を駆使し起業家精神をもってお手伝いします。ディメンションデータはNTTグループの一員です。詳細はwww.dimensiondata.comをご覧ください。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ディメンションデータジャパン
コーポレートコミュニケーション&ブランドマネージメント本部
高山 直子
TEL:03-6746-2230
E-mail:naoko.takayama@dimensiondata.com