株式会社パテント・リザルトは2015年5月29日、日本に出願された車両用ワイパー関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
本調査では、1993年以降に日本の特許庁で公開された、ワイパーを構成するアーム、ブレード、及びワイパーアッセンブリーや駆動方法等に関する特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング」では、1位ROBERT BOSCH、2位 ミツバ、3位アスモとなりました。
総合力上位3社の有効特許件数に大きな差はありませんが、総合力ではROBERT BOSCH(以下BOSCH)が他の2社よりも高くなっています。BOSCHはワイパーブレードに関して注目度の高い特許が多くなっています。これは総合力3位のアスモも同様であり、総合力2位のミツバはワイパーアームや駆動方法について注目度の高い特許が多くなっています。
総合力4位である仏・VALEO SYSTEMES D'ESSUYAGEを中心としたVALEOグループはワイパーアームとブレードの結合について注目度の高い特許が多く見られます。総合力5位のFEDERAL-MOGULはVALEOグループと同様にワイパーアームとブレードの結合について注目度の高い特許が見られます。同社の出願は本体であるFEDERAL-MOGUL CORPよりもベルギー・FEDERAL-MOGUL SAによるものが多くなっています。
このように本分野は総合力上位である5社中3社を海外企業が占めています。そこで日本の企業2社と外国企業3社の外国出願状況を比較しました。総合力上位である日本のミツバとアスモの総出願件数と、パテントファミリーとして日本以外にも出願がある特許を抽出し、出願件数推移を示したものです(横軸は優先権主張年)。
両者とも日本への出願は毎年継続的に行っていますが、すべてを外国出願しているのではなく一部を外国出願していることが分かります。そのなかでミツバはパテントファミリーとして外国出願がある日本特許の出願年に偏りがあり、2009年、2012年に出願した特許については外国出願していないことが分かります。一方のアスモは継続的に外国出願を行っていることが分かります。
総合力上位5社の外国出願を国別に集計したものです(上位10カ国・地域のみを重複集計)。海外企業3社は日本や各社の母国以外の国にも多数出願しており、特にBOSCHにおけるブラジル出願の多さが特徴的です。日本の2社は海外企業3社と比べると外国出願が少なく、また出願国にも偏りがあることが分かります。
ここまでの結果は日本に出願がある特許についてのパテントファミリーを集計していますが、海外企業にとっては日本に出願していないワイパー関連特許が存在するものと考えられます。そこでBizCruncherグローバル版を用いて世界の状況を調査したところ、BOSCHはドイツ、VALEOグループはVALEO SYSTEMES D'ESSUYAGEが存在するフランスといったように母国を中心として様々な国に出願していますが、その中で日本への出願はそれほど多くないことが分かります。それに対し、ミツバ、アスモの2社は出願のほとんどが日本となっています。また、FEDERAL-MOGULは日本にも他国にもほぼ同数の出願件数となっています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「車両用ワイパー関連技術」にてご覧いただけます。
■価格:100,000円~(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2015/05/wip.html
<<特許・技術調査レポートについて>>
http://www.patentresult.co.jp/report/index.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など
本調査では、1993年以降に日本の特許庁で公開された、ワイパーを構成するアーム、ブレード、及びワイパーアッセンブリーや駆動方法等に関する特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング」では、1位ROBERT BOSCH、2位 ミツバ、3位アスモとなりました。
総合力上位3社の有効特許件数に大きな差はありませんが、総合力ではROBERT BOSCH(以下BOSCH)が他の2社よりも高くなっています。BOSCHはワイパーブレードに関して注目度の高い特許が多くなっています。これは総合力3位のアスモも同様であり、総合力2位のミツバはワイパーアームや駆動方法について注目度の高い特許が多くなっています。
総合力4位である仏・VALEO SYSTEMES D'ESSUYAGEを中心としたVALEOグループはワイパーアームとブレードの結合について注目度の高い特許が多く見られます。総合力5位のFEDERAL-MOGULはVALEOグループと同様にワイパーアームとブレードの結合について注目度の高い特許が見られます。同社の出願は本体であるFEDERAL-MOGUL CORPよりもベルギー・FEDERAL-MOGUL SAによるものが多くなっています。
このように本分野は総合力上位である5社中3社を海外企業が占めています。そこで日本の企業2社と外国企業3社の外国出願状況を比較しました。総合力上位である日本のミツバとアスモの総出願件数と、パテントファミリーとして日本以外にも出願がある特許を抽出し、出願件数推移を示したものです(横軸は優先権主張年)。
両者とも日本への出願は毎年継続的に行っていますが、すべてを外国出願しているのではなく一部を外国出願していることが分かります。そのなかでミツバはパテントファミリーとして外国出願がある日本特許の出願年に偏りがあり、2009年、2012年に出願した特許については外国出願していないことが分かります。一方のアスモは継続的に外国出願を行っていることが分かります。
総合力上位5社の外国出願を国別に集計したものです(上位10カ国・地域のみを重複集計)。海外企業3社は日本や各社の母国以外の国にも多数出願しており、特にBOSCHにおけるブラジル出願の多さが特徴的です。日本の2社は海外企業3社と比べると外国出願が少なく、また出願国にも偏りがあることが分かります。
ここまでの結果は日本に出願がある特許についてのパテントファミリーを集計していますが、海外企業にとっては日本に出願していないワイパー関連特許が存在するものと考えられます。そこでBizCruncherグローバル版を用いて世界の状況を調査したところ、BOSCHはドイツ、VALEOグループはVALEO SYSTEMES D'ESSUYAGEが存在するフランスといったように母国を中心として様々な国に出願していますが、その中で日本への出願はそれほど多くないことが分かります。それに対し、ミツバ、アスモの2社は出願のほとんどが日本となっています。また、FEDERAL-MOGULは日本にも他国にもほぼ同数の出願件数となっています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「車両用ワイパー関連技術」にてご覧いただけます。
■価格:100,000円~(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2015/05/wip.html
<<特許・技術調査レポートについて>>
http://www.patentresult.co.jp/report/index.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など