2015年05月19日 12:00

ams、次世代の薄型ウェアラブル製品向けに 世界最小の照度センサを発表

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チップ上に合成した干渉フィルタが赤外光を除去、明所視に近い反応を実現

ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都港区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、設置面積がわずか1.145 x 1.66 mm、高さが0.32 mmのシリコン貫通電極(TSV)パッケージに収納された照度センサ(ALS) TSL2584TSVを発表しました。

ディスプレイ・マネジメント・アプリケーションでは、ALSを用いてバックライトの光強度を自動で制御することにより、バッテリの長寿命化を可能にすると共に、ユーザエクスペリエンスの向上が期待できます。新製品 TSL2584TSVは、面積と高さにおいて、競合するALSデバイスのおよそ半分のサイズを実現し、世界一小型のALSとなっています。
amsは、光センサポートフォリオの一部として、TSV実装技術を当社独自のウエハ製造技術に取り入れました。このTSV実装技術は、ワイヤボンドを不要とすることで、性能の向上を可能にし、デバイスI/Oから半田ボールまでを直接接続できます。TSVは、感湿性レベル1の標準定格によってデバイスの信頼性を高め、耐食性を最小限に抑えながら、温湿度サイクル性能を向上させます。

TSL2584TSVが可能にする明所視に近い反応は、暗色ガラスの内側に搭載している場合でも精度の高い照度測定を実現します。高度な製造技術とシリコンに直接干渉フィルタを正確に配置する技術により、卓越したALS性能を発揮します。不要な赤外光を除去することは、周辺光をより正確に測定することを可能にし、明所視に近い反応を実現します。

ams、アドバンスド光ソリューション事業部門担当シニアマーケティングマネージャ、デビッド・ムーンのコメント。「amsが世界最小の照度センサを提供することで、スマートウォッチやフィットネスバンドなどのウェアラブルデバイスの設計者は、最薄のバックライトディスプレイに照度センサを容易に組み込むことができるようになります。TSL2584TSVは超小型サイズでもあるため、スマートフォンやタブレットの開発者は自由度の高い設計を行うことができます。設置面積が2 mm2未満、高さがわずか0.32 mmのTSL2584TSVは、ALSソリューション開発における画期的製品であり、これによってスペースに厳しい制約のあるデザインにディスプレイマネジメントを実装する際の選択肢を大きく広げます。」

TSL2584TSV は現在、量産出荷中です。販売価格等の詳細については、当社の販売代理店までお問い合わせください。

TSL2584TSV評価キットがご利用になれます。サンプル請求および技術的情報の詳細については、こちらからご覧いただけます。www.ams.com/ambient-light-sensors/TSL2584TSV.


本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:神谷
Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp




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