【TechSci Research社 発表】世界の産業ロボット市場は2020年までに460億米ドルへ到達

TechSci Research社の新刊レポート「世界の産業ロボット市場 - Global Industrial Robotics Market Forecast and Opportunities, 2020」は、世界の産業ロボット市場は2020年までに460億米ドルへ到達するだろうと伝えている。様々な産業、その中でも特に自動車、電気製品／電子製品、飲食料品における産業ロボットの採用増加は産業ロボット市場促進の重要な要素となっている。結果として、過去5年において化学、ゴム＆プラスチックおよび金属＆機械産業での産業ロボット出荷量に力強い成長が見られ、この動向は今後数年間続くだろう。

世界の産業ロボット市場は主要市場である中国、日本、韓国、ドイツ、フランス、イタリア、英国などのアジアおよび欧州が優位を占めているが、この2つの地域は2020年までに累積出荷量で世界市場の4分の3を占めていくことが見込まれている。製造メーカは人件費や製造コストの増加により、費用効率の高い製造設備への転換を余儀なくさせられている。アジアは費用対効果に優れた需要主導型の地域であり、その結果として世界の製造拠点として進出し、今後5年に渡って市場の優位性を維持していくことが見込まれている。

自動車産業からの非常に大きな需要に伴い、中国は産業ロボット市場で最も著しい活躍を見せている。2013年の産業ロボット出荷量では中国は日本を超え、世界最大の産業ロボット市場となった。世界の産業ロボット市場の主要プレーヤにはABB Ltd.、 KUKA Aktiengesellschaft、株式会社デンソーウェーブ、ファナック株式会社、川崎重工業株式会社、三菱電機株式会社が含まれる。

「低価格、軽量でエネルギー効率に優れたロボットの出現により、今後数年間に医療、医薬品、食品産業における産業ロボットへの需要が急増することが見込まれる。さらには協調型ロボットの開発により、中小企業への産業ロボット普及が進むことが見込まれており、市場の成長は更に促進させる」とTechSci Research社のリサーチディレクターKaran Chechi氏は語る。

TechSci Research社の調査レポート「世界の産業ロボット市場- Global Industrial Robotics Market Forecast and Opportunities, 2020」は世界の産業ロボット市場において今後期待される成長についての分析を行い、統計情報、市場構造、規模、市場シェアおよび消費者行動についての情報を提供する。同レポートは最先端の市場インテリジェンス情報を提供し、意思決定者による堅実な投資評価に役立つよう構成されている。さらに世界の産業ロボット市場の新たな動向を重要促進要因や課題、市場機会を取り上げながら解説・分析を行っている。

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◆レポートについて
世界の産業ロボット市場：2020年までの市場予測と市場機会
Global Industrial Robotics Market Forecast and Opportunities, 2020
http://www.dri.co.jp/auto/report/tsci/tsciglinrobo.html

◆市場調査会社TechSci Research （テックサイリサーチ）について
http://www.dri.co.jp/auto/report/tsci/index.html

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