株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本正、以下「NRI」)は、株式会社オンワード樫山(本社:東京都中央区、代表取締役社長:馬場 昭典、以下「オンワード樫山」)の基幹システムの全面的な再設計および構築を実施しました。このシステムは、2015年3月1日から稼働しています。
詳細は以下のURLを参照ください。
http://www.nri.com/jp/news/2015/150331.aspx
オンワード樫山では、これまでホストコンピュータを中心とした自社システムを運用していました。しかしシステム構造の複雑化が進み、各種制度変更に伴う運用・改修の負荷が課題となっていました。そこでアパレル業界の昨今の環境変化へ柔軟に対応すべく、基幹システムの刷新を2012年から進めてきました。
新たな基幹システムは、SAPジャパン株式会社(以下、「SAPジャパン」)が提供する、アパレル業界向けERPソリューションのSAP Apparel and Footwear Solution (以下、SAP AFS)を業務機能の中核に据えています。さらに、Amazon Web Services, Inc.が提供する「アマゾン ウェブ サービス(以下、「AWS」)」をシステム基盤として活用しています。
NRIは、オンワード樫山が基幹システムを再構築するにあたり、経理・計数およびマスター管理システムへのSAP AFSの導入を行いました。また、物流・情報分析システムとシステム基盤の設計・構築、およびプロジェクトの全体統括を担当しました。
刷新後の基幹システムがもつ特長は、以下の通りです。
■ SAPAFSを核として、オンワード樫山の業務改革を推進
SAP AFSはERPパッケージであるSAP ERPをベースとし、アパレル業界特有の要件を満たすように設計されたソリューションです。
NRIは、オンワード樫山の情報システムの構築・運用を長年にわたり支援しました。その経験を活かし、色柄サイズ情報を持つSAP AFSを核として基幹システムを構築しました。
オンワード樫山は基幹システムの刷新を通じ、更なる業務の効率化を実施すると共に、月次・店舗別の収益管理や、オムニチャネル戦略の基盤としての活用を実現いたします。
■ AWSをシステム基盤へ適用
基幹システムの基盤にAWSを適用することで、これまでのオンプレミス(自社調達・運用)のシステムと比べ、(1)処理性能を容易に拡張できるスケーラビリティの確保、(2)複数の異なるデータセンター群(アベイラビリティゾーン)を利用した、広域災害に強いシステム構成、(3)ハードウェアの老朽化に伴う対応の削減、を実現しました。
AWSの適用にあたっては十分な期間をかけてPoC(概念実証)を行い、信頼性、セキュリティ、拡張性、性能など、基幹システムに求められる要件を問題なく充足することを確認しています。
なお、今回構築した基盤では、SAPの性能指標であるSAPS値*1が合計10万以上となる処理能力を実現しています。この値は、SAPジャパンがこれまでに提供してきた案件の中で最も高い水準です。また、AWS上でのSAP事例として世界最高の処理性能を達成しています(※2015年3月31日時点、SAPジャパン調べ)。
■ NRIのソリューションを用いた高度な運用・監視
基幹システムにはNRIのシステム運用管理ツールである「Senju Operation Conductor」を導入し、システム全体の運用の可視化と自動化を推進しました。また、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が提供するアクセス制御・管理ツール「SecureCube / Access Check(セキュアキューブ アクセスチェック)」を適用し、情報セキュリティ統制の強化やサイバー攻撃などへの対策を図っています。これらのソリューションを適用しつつ、NRIのデータセンターからAWS上のシステム基盤及びアプリケーションに対して24時間365日のシステム運用・監視を行っています。
NRIは多くの企業向け情報システムを構築してきた経験や、SAPおよびAWSを利用したシステム構築実績を活かして、オンワード樫山の競争力強化に資する基幹システムを構築しました。今後も社内外のさまざまなソリューションを有効に活用しつつ、企業の安全かつ効率的なシステムの構築・提供に貢献していきます。
*1 SAPS値:SAPS(SAP Application Benchmark Performance Standard)は、SAPを稼働させる環境下でスループット(単位時間あたりの処理能力)を測定するための単位。100SAPSは、標準ベンチマークで
1時間に2000の業務ワークフロー(1回の注文に対する、受注から請求まで一連の業務処理)の完遂を意味する。
※ Amazon Web Services、アマゾン ウェブサービス、AWSはAmazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
※ SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。
【ニュースリリースに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 清水、香山
TEL:03-6270-8100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
【ソリューションに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 サービス・産業ソリューション第一事業本部 山隈、藤本
E-mail:sangyou-kouhou@nri.co.jp
詳細は以下のURLを参照ください。
http://www.nri.com/jp/news/2015/150331.aspx
オンワード樫山では、これまでホストコンピュータを中心とした自社システムを運用していました。しかしシステム構造の複雑化が進み、各種制度変更に伴う運用・改修の負荷が課題となっていました。そこでアパレル業界の昨今の環境変化へ柔軟に対応すべく、基幹システムの刷新を2012年から進めてきました。
新たな基幹システムは、SAPジャパン株式会社(以下、「SAPジャパン」)が提供する、アパレル業界向けERPソリューションのSAP Apparel and Footwear Solution (以下、SAP AFS)を業務機能の中核に据えています。さらに、Amazon Web Services, Inc.が提供する「アマゾン ウェブ サービス(以下、「AWS」)」をシステム基盤として活用しています。
NRIは、オンワード樫山が基幹システムを再構築するにあたり、経理・計数およびマスター管理システムへのSAP AFSの導入を行いました。また、物流・情報分析システムとシステム基盤の設計・構築、およびプロジェクトの全体統括を担当しました。
刷新後の基幹システムがもつ特長は、以下の通りです。
■ SAPAFSを核として、オンワード樫山の業務改革を推進
SAP AFSはERPパッケージであるSAP ERPをベースとし、アパレル業界特有の要件を満たすように設計されたソリューションです。
NRIは、オンワード樫山の情報システムの構築・運用を長年にわたり支援しました。その経験を活かし、色柄サイズ情報を持つSAP AFSを核として基幹システムを構築しました。
オンワード樫山は基幹システムの刷新を通じ、更なる業務の効率化を実施すると共に、月次・店舗別の収益管理や、オムニチャネル戦略の基盤としての活用を実現いたします。
■ AWSをシステム基盤へ適用
基幹システムの基盤にAWSを適用することで、これまでのオンプレミス(自社調達・運用)のシステムと比べ、(1)処理性能を容易に拡張できるスケーラビリティの確保、(2)複数の異なるデータセンター群(アベイラビリティゾーン)を利用した、広域災害に強いシステム構成、(3)ハードウェアの老朽化に伴う対応の削減、を実現しました。
AWSの適用にあたっては十分な期間をかけてPoC(概念実証)を行い、信頼性、セキュリティ、拡張性、性能など、基幹システムに求められる要件を問題なく充足することを確認しています。
なお、今回構築した基盤では、SAPの性能指標であるSAPS値*1が合計10万以上となる処理能力を実現しています。この値は、SAPジャパンがこれまでに提供してきた案件の中で最も高い水準です。また、AWS上でのSAP事例として世界最高の処理性能を達成しています(※2015年3月31日時点、SAPジャパン調べ)。
■ NRIのソリューションを用いた高度な運用・監視
基幹システムにはNRIのシステム運用管理ツールである「Senju Operation Conductor」を導入し、システム全体の運用の可視化と自動化を推進しました。また、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が提供するアクセス制御・管理ツール「SecureCube / Access Check(セキュアキューブ アクセスチェック)」を適用し、情報セキュリティ統制の強化やサイバー攻撃などへの対策を図っています。これらのソリューションを適用しつつ、NRIのデータセンターからAWS上のシステム基盤及びアプリケーションに対して24時間365日のシステム運用・監視を行っています。
NRIは多くの企業向け情報システムを構築してきた経験や、SAPおよびAWSを利用したシステム構築実績を活かして、オンワード樫山の競争力強化に資する基幹システムを構築しました。今後も社内外のさまざまなソリューションを有効に活用しつつ、企業の安全かつ効率的なシステムの構築・提供に貢献していきます。
*1 SAPS値:SAPS(SAP Application Benchmark Performance Standard)は、SAPを稼働させる環境下でスループット(単位時間あたりの処理能力)を測定するための単位。100SAPSは、標準ベンチマークで
1時間に2000の業務ワークフロー(1回の注文に対する、受注から請求まで一連の業務処理)の完遂を意味する。
※ Amazon Web Services、アマゾン ウェブサービス、AWSはAmazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
※ SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。
【ニュースリリースに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 清水、香山
TEL:03-6270-8100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
【ソリューションに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 サービス・産業ソリューション第一事業本部 山隈、藤本
E-mail:sangyou-kouhou@nri.co.jp